湿度が高くなって塗装には厳しいシーズンに突入して久しいですね〜〜〜〜
考えるだけでなかなか手が動かないのはいつものことw。こんな時こそあいにくの天気を逆手にとって工作を重点的にやっていこうかと思います!
久方ぶりに作業時間を確保出来たので手を加える箇所を整理していきました。
あまたのモデラーが制作されてきた名門中の名門キットでなわけで今更素組というのも味気ないのでデザイン/工作ともに自分なりのオリジナル要素を組み込みつつもきっちり「ズゴック」として成立する仕上がりを目指していきます。
まず膝ですが、ファーストのアニメに忠実でいい感じなのですが、立体化に際して「リアル」感をどうしても損ねてしまう曖昧な形状です。
ということでまずは菱形部分に沿ってBMCタガネでなぞりながら切断します。
こんな感じですね。かんたんな作業ですが二体同時制作なのでモチベーションを維持しながら(笑)やる必要がありました。
シャープ化するにあたって菱形の裏側にポリパテを盛ります。裏打ちして表のエッジはきっちり出しておきます。
2mmプラ棒とポリパテを使って表面に追加装甲を作ります。デザイン的な部分でアイデアがあったので上方のみに三角形に作りました。
追加部分と既存部分の境界線はBMCタガネでちょっと深めに彫っておきます。
2mm前方へ厚みを増した脛パーツに改造した菱形を接続します。
イメージとしてはザクのスパイクアーマーの膝版といった感じでデザインしてみました。
精度がイマイチ過ぎたので(汗)4つのバランスを見ながら盛っては削りを繰り返します。
さ、次にどんどん進みましてお次はアタマで御座います。実際はこちらから制作していきましたので順序が逆になりました。
モノアイレールを細くするにあたって支柱を作り直す必要が出てきたのですがここも2mmプラ棒が解決してくれました!
頭部カバーに1辺2mmの四角い切り欠きを8個入れます。位置は目分量ですが、ずれるとおかしなことになるのである程度慎重にやっていきます。
赤パーツは材質的にしんなりしているので結構簡単に行えます。私はこの作業20分かかりませんでした。産むが易しですかね。
で、写真のようにプラ棒をはめ込み瞬着で固定していきます。念のため上下ともに余分を残した方が無難かと思われます。
Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ あ、胴体側にも切り欠きを入れました。目分量です(笑)
そもそも支柱を自作したのはモノアイレールの幅を変更するためでしたが、支柱の太さを揃えることで立体物の工業製品としての説得力を増したかったというのもあります。
支柱を試しに外してみたらこんな感じですヽ(; ゚д゚)ノ
ちょっと怪物的でこれはこれでカッコ良さそうです。
はみ出た分を削って任意の高さでモノアイレールの幅を決めます。長さ、角度ぜーんぶ目分。ワイルドだろぉ〜
お次は背中のハイドロジェットパックですが、さすがに歴史あるキットなので金型の経年劣化かモールドがユルユルなので一度接着後合わせ目消しを行い、モールドに沿ってユニット単位で切断することで立体感を出します。
ちなみに細長い長方形のモールドも開口し別パーツ化しプラ版で塞ぐ構造に変更しました。
前腕は一度切断し4mm延長しました。
始めは伸ばし過ぎやせんかと心配でしたが、全く以て自分的にはベストバランス(自惚れ…)!に思えます。
爪も削って研ぎました。
モノアイ可動はコトブキヤさんのボールジョイントとバーニアを使って可動化し斜めスライドや背面への回り込みが出来るようにしました。
ただしこのままでは中がスカスカなので作業終盤でディテール追加とします。実はここが一番悩みましたが勝負ついたな。
当ブログ1作目でのジュアッグはほぼキットのままという感じでしたが2作目のズゴックは結構いじった事もあってか作業量が増えてしまいました。。。その分仕上がりが楽しみです。
素体そのものがシンプルでプロポーションも可動も良いのでパチでも良し、いじるのもまた良し、値段も良しと三拍子揃ったナイスキットだね!
さぁて、いよいよモールド追加とサフ吹きに取りかかれそうでーす。