HGUC マラサイ ユニコーンVer. 完成報告。


HGUC マラサイ完成しました。


当ブログでは2013年に一度製作した事がありますので今回で2体目の完成報告となります。


プロポーションは弄っていませんが、太腿のBJ可動範囲を拡大する事で結果として足を広げた力強い立ち姿で仁王立ち出来るようになったため、ぱち組時に指摘した頭身と高さがか緩和され、個人的に理想としているMGのプロポーションにかなり近づいたと思います。


マラサイそのものは2004年のキットがベースであることもあり、合わせ目はかなり目立つ箇所に出たりしますので組み易い反面基本工作力が問われるキットです。


製作記事でも書きましたが、2013年製作時はかなりキツめのグリーンを多用した配色で仕上げました。あれはあれでカッコ良かったとは思いますが、今回は前回と異なる事をしてみたくて淡めのグリーンを多用し量産型ザクIIに近いカラーリングで仕上げてみました。


要所要所にモールドを追加したり幾何学模様の迷彩塗装をしてみたりして単調な仕上がりにならないよう留意しました。


細かい改修箇所は都度記述していきます。


先ほど目立つ合わせ目が多発する旨記述しましたが、挟み込み構造は胴体以外はほぼ皆無という塗装派モデラーにはかなり有難い構造となっております。

当ブログで度々礼賛してきましたが、初期 HGUC のパーツ構成は塗装の便をかなり考慮した名設計キットが数多く存在します。足裏に肉抜き穴などあるわけなくまさにHG、これぞハイグレードの名を冠するに値するキットが多く本キットもそうです。


製作記事でも記述しましたが、本キットの挟み込は胴体のみで、写真のように後ハメ加工すれば容易に問題解決出来るものです。


キットのままだと左腕が殆ど上がらないという重大な問題がありますのでそれを解決し、写真のようにダイナミックなポーズをとる事が出来るよう改修しました。


写真の位置よりもっと動きます。
可動範囲に余裕があると演技の幅が広がります。


キットのままだとこんな調子で左腕が水平方向に殆ど上がらない四十肩仕様となっております。


肩関節の構造自体は非常に優れているのですが、スパイクアーマーの取り付けが一軸、しかもBJという仕様に原因があります。


という事で問題のある箇所を根本からカットし、


コトブキヤ「M.S.G モデリングサポートグッズ メカサプライ ジョイントセット」に収録されている二重関節を使用します。

但し本商品は非常に保持力が強いので、スパイクアーマーを動かすには固すぎます。ですからあらかじめテンションをユルめに調整してから組み立てました。


受けのPCはキット付属のボールジョンイト受け型から通常の3ミリ棒軸接続のものに置換しスパイクアーマーに組み込み。


こんな調子で着脱可能ですし、前後スイングも可能となりますのでスパイクアーマーに関してはMGザクII Ver.2.0以上に広い可動範囲を誇ります。


あとスパイクは先日エモーションマニピュレーターをガンダムベース福岡で買った際に同梱されていた懐かしのMSスパイクに置換しました。 1/100と完全にオーバースケールなのですがマラサイのような外連味溢れる機体にはこのような過剰演出が効果あるのではないかと思い採用したのです。


この作業のおかげで力強い躍動感のあるポージングが可能となりました。


あと本キットにはもうひとつ大きな問題があります。左手首の事です。

武装が豊富に付属するのに実質右手でしか持てないのです。


という事でキット付属の左平手(左手首はこれしか入っていない)の掌にネオジム磁石を仕込みました。大きな赤丸が3ミリ径、小さな赤丸が1ミリ径となります。

そしてフェダーインライフルの四角いシャフトに1ミリ径をふたつ、海ヘビの柄に1ミリ径のネオジム磁石を仕込みました。全てHIQパーツ社のものです。

フェダーインライフルを銃として使って左手に持たせる際は磁石は使用せず平手にグリップを当て、脇腹で支える事で保持出来ます。


右手首は銃持ち手の他に武器持ち手が付属します。
通常の HGUC とは異なるパーツ分割方式となっており、写真のように4本指部分を前方に引き出す形で着脱させて海ヘビやビームサーベルを持たせます。

私はついついこの4本指部分を接着してしまいそうになりますが、ここを接着してしまうと武器の持ち替えがほぼ不可能となりますので注意が必要です。フレームアームズの武器持ち手に構造が似ているとパーツ構成のイメージが伝わり易いかと思います。


まぁ兎に角このマラサイというMSは子供心をくすぐるデザインと言いましょうか、角!スパイク!兜!等々男が好きなものがぜんぶ詰まった名デザインだと思います。ご多分に漏れず私も子供の頃一目惚れでしたね。


あと本キットはモノアイが可動しませんので可動化改修を行いました。


こんな調子で左右スイング出来るよう手を加えました。


これでモノアイが可動するようになります。
目玉は手芸用貼り付けガラス2ミリ径を使用しています。


フェダーインライフルを左手に持たせてみました。


左平手はグリップに手を添えているだけですが、脇腹に挟むことで自然に構える事が出来ます。


足裏もしっかり造形されています。
初期 HGUC ではこれが当たり前でした。肉抜き穴などあり得ません。これぞハイグレードであると若き日の私も唸ったものです。


股間に3ミリ穴を開口しましたので魂STAGE等市販汎用スタンド各種に気軽に接続出来るようになりました。


先述したフェダーインライフルの四角柱に仕込んだふたつのネオジム磁石を介して持たせてみました。


左平手と武器の形状は特にフィットしているわけでもないですし、ネオジム磁石もスペースの関係上極小のものしか埋め込む事が出来ませんので正直言ってかなりギリギリの保持という感じになりますが、キットそのままだとほぼ何も出来ないに近いので妥協の産物とは言え格段に改善されたとも言えます。


こんな調子でビーム刃を取り付ける事が出来ます。
写真ではまるで保持出来ているように見えますが、実際は左脹脛で支えています。


慎重な取り扱いが必要ではありますが、こんな調子で左手で持たせる事が出来ました。


左平手のネオジム磁石とリアアーマーなり脚部なりを利用して支えてこのようなポーズをとらせています。


キットの箱側面を見るとこんな調子で左手でがっつりフェダーインライフルを握っているCGが描かれたりしていますので相応の手首パーツを同梱するなどして欲しかったなとは思いますがね。


そもそも箱絵でもガッツリ握っとるし左肩も水平に上がっています。絵自体はカッコ良いですが内容と解離し過ぎているのでこれは良くないですね。


1/144 HGUC 対応手首パーツ、すなわち左右分の銃持ち手、平手、武器持ち手、穴の空いていない握り拳をセットにした別売手首パーツを是非とも商品化し安定供給していただいたいものです。 HGUC 06RやF2等のデザインのものでそれぞれ左右分収録されたアイテムが商品化されたらめちゃくちゃ売れそうなものですがね。あと連邦系はジェスタやネモに収録されている手首パーツに左右分の銃持ち手等をセットにして別売してくれたら有難いのですが一向に出る気配がありません。


とは言っても今年エモーションマニピュレーターが出ましたからね。 1/144 ガンプラについても手首問題がどこかのタイミングで解決される可能性は充分あると私は信じています。


海ヘビも磁石の力でこんな感じで一応持てます。振動にめっぽう弱いですが。


射出は流石に無理かなと諦めていたのですがギリギリいけました。


それにしてもユニコーン epi.4の大運動会は本当に興奮しました。2015年でしたかね。あの回は私にとってまさに金字塔です。


しかもまさかマラサイが海ヘビとフェダーインライフルを使うとは思いもしませんでしたし。


いきなりジュアッグとカプールが登場してゾゴックやザク・マリナー、ズゴック、ドムトローペン、ドワッジ等々大暴れという夢のような怒涛の戦闘シーンが不意打ちのように打ち寄せてくる展開は衝撃的でした。あとバイアラン・カスタムですかね。あの回の主役は彼らだと私は思っています。やられ役も含めておいしいところぜんぶ持っていきましたから。


右手は武器持ち手がありますので余裕で海ヘビを持たせる事が出来ます。


カッコ良い。


マラサイというのは誠に美しいです。


足を広げらるように改修した事で力強いポーズが取れるようになった事も効果的だったとは思いますが、それと同じくらい足を広げる事で同じくらい頭身を低く見せる事が出来た事が重要だったのだと思います。これは私の個人的感想ですが、キットそのままだとどうにもヒョロ長く見えていたのです。


フロントアーマーは左右独立可動するように分割していますが、現在スタンダードとなっている構造とは異なり、ただ分割しただけだと左右にポロリとこぼれ落ちてしまいますので真鍮線を通しておく事で保持力と独立可動の両立を図りました。


シールドはこんな感じでモールド追加したり塗り分けたりしました。


差し替え無しで折り畳めます。
2004年製キットとしては破格のギミックではないでしょうか。


そしてこの肩関節の引き出しギミック。
この機構のおかげで力強いポージングを可能とします。2004年製のキットとして考えるとかなりのオーパーツだと思いますがね。


この時代の HGUC はキット毎に野心的且つ情熱的な取り組みが盛り込まれその挑戦がきらりと光る名作キットが多いです。


股関節は3ミリ穴を開口した他にも地味ながら大きな効果を発揮する工作を行いました。


太腿BJの受け側後方をごっそり削り落とす事で足を前方に向かってハの字状に開く事が出来ます。


通常の赤マラサイのパーツが全て入っていますのでお馴染みの専用ビームライフルを持たせる事が出来ます。やはりこれが落ち着きますし銃持ち手もこの武器専用に設計されていますのでガッツリ保持出来ます。


後姿も抜かりないフォルム。


この手のキットとしてはかなり異例な待遇ですが、リアアーマーも可動します。 HGUC でここが動くキットは数える程しか無いはずです。ぱっと思いつくだけでも私は HGUC シナンジュくらいしか知りません。主役機でも 1/144 ではまず可動化されない箇所まで可動する特別なガンプラです。


洒落でGMヘッドも取り付ける事が出来るようにしてみました。


ビルドファイターズトライに登場したEz-SRに付属する頭部です。私は当時三体同時製作しましたので結構な数余剰となり今でもいくつか頭部を所有しています。


やや下膨れ気味の顔面とマラサイのボディとの組み合わせでどこかグスタフカール的な太ったGM感が漂い個人的にかなり気に入っています。


バイザーはクリアパーツ化されていないため、Ez-SR付属のホイルシールを貼りました。


ぱっと見グスタフカールかと思いましたよ。
コロナ禍以降ガンプラはどれも品薄ですから、こんな感じでなんちゃって機体をでっち上げるのも楽しいものです。


この下膨れしたふてぶてしい面構えがグスタフカールを彷彿とさせます。


ビームサーベルはシールド裏に懸架しています。
ここは構造的にテンションがかなりかかり完成後塗装ハゲや下手するとビームサーベル柄がポッキリへし折れたりするリスクを勘案ししっかりペーパーがけして摩耗対策・破損対策を施しておきました。


こういう使い方が設定上出来るのか知りませんが、こんな事も出来ます。


柄はかなり独特な形状をしています。
子供心をくすぐるかなりカッコ良いデザインですが、この形状のおかげで武器持ち手を都度都度分解して持たせなければなりません。


つくづく武器持ち手が右手分しか付属しない事が悔やまれます。折角ビームサーベルは二本あるのに。


ビーム刃はクリアーオレンジでグラデーション塗装しておきました。


本体及び付属品一式。


という事で HGUC マラサイ ユニコーンVer.完成報告でした。

それなりに手間の掛かる箇所もありますが、やった事がそのまま完成時のクオリティ向上に繋がる、モデラーの手腕が試されるとても良いキットだと私は思います。

本当はヤフオクに出すつもりで製作したのですが、かなり気に入っているので二束三文で手放すのは惜しくなってしまいました。損得勘定で見るとガンプラ完成品の出品なんて全く割りに合いませんからね、私が作ったガンプラは年々値下がり続け、数千円で落札ですからね。

一度安売りしてしまうとそれが当たり前となってしまい私人ついついその前例に従ってしまう事が多々あります。これは惰性に未来を委ねる愚行であり大変恐ろしい事だと思います。置き場所がないからと言って気前良く叩き売りし過ぎました。あと梱包にかかるコストも馬鹿になりませんから何をいくらでいつ出品するのか十二分に吟味して判断したいものです。

ある程度打倒な額(と言っても工数的にはペイしませんが)で取り敢えず出品し不調に終われば我が家の目立つ場所に鎮座していただこうかと思います。という事で今回は以上です。

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