一気に四体ほど完成報告出来そうな状態になってきましたのでMk-IIの方も手を動かしていきたいと思います。ほんとはこれとミカエリスあたりまで今月内に完成させたかったのですが来月行きです。
この手の「ほぼ素組みで十分満足できる」系キットは二〜三日くらいでバシッと完成させたいんですがね。なんか段取り良く完成させる製作法みたいなのを編み出したいのですがね。
ゲート処理どんどんやっていこうと思った矢先ちょっとまて、
思いっきりモナカじゃねえか!と思ったんですが、よくよくみると段落ちモールドっぽい。
慌てて完成写真見たのですが段落ちでした。
デザイン的にもパネルラインとしてぜんぜん不自然じゃないのでこまま進めていきます。
それにしてもバズーカの色分け気が重いです(笑)めんどくさいんですがこの白をしっかり塗り分けておくか否かで完成後の見栄えが全く違いますからね。
「袖」部分が一体整形されているので、
境界線を彫り直しておくと別パーツ感がしっかり出ますので良いでしょう。
彫りました。
境界線に沿ってしっかりと彫り込みました。
関節色で塗り分けます。
六年ぶりくらいの製作なのですっかり忘れていましたが頭部は前後モナカです。
作業前にパネルラインを彫り込んでおきました。
最近はもっぱらHIQパーツ社のスジボリツールを多用しています。
既存モールドの彫り直しはこれで充分です。この分野に於けるBMCタガネの出番は私の制作環境からはなくなりました。
優劣で言えば圧倒的にBMCタガネが優れていますが入手難易度が高いなら存在しないも同然です。
但しのっぺらぼうな箇所に新たにパネルラインを彫り足すことに関してはBMCタガネが圧倒的に優れています。というかBMCタガネでなければ私にはその作業は出来ませんので現在所有しているラスト一本の0.15ミリ刃を大切に使いながら再販を待ちます。
ちなみにHIQパーツ社のラインスクライバーは0.08ミリのモデルが個人的にはちょうど良い線が彫れるので気に入っています。グリップが金属製で細いので感度が良いです。しかしBMCタガネのタングステンで得られる感度には遠く及びません。
魚釣りの糸で例えるならHIQパーツのラインスクライバーはフロロカーボンライン、スジボリ堂のBMCタガネはPEライン。だけどどちらでも釣れる魚はたくさんいるよ、ということです。魚釣りされる方ならこの例えで伝わると思います。
それでも十分既存モールドの彫り直しには問題なく活躍してくれます。ラインスクライバーは他の刃幅のモデルも何本か所有しているので今度開封してあれこれ試してみたいと思います。刃の幅によってグリップの色も異なっていたりしてかなりオススメですよ。
ちょっと仮組みして構造を理解しようと思います。
それにしても男前やでしかし!
イケメンっぷりを褒めた矢先にあられもない状態にしてしまいましたが、
こんな調子で逆T字状の突起で固定する構造となっております。
まさに塗装派は後ハメしてくださいといわんばかりの構造。素晴らしい。
ということでまずこの突起、
根こそぎカット。
裏面をしっかりやすりがけ。
あと頬に相当する外装の裏面に小さなリブが左右存在しますがそのままだと後ハメ時にマスクがひっかかるのでそれも削っておきましょう。写真は削ったあとの状態ですがキット現物をお持ちであれば何言っているかわかる箇所だと思います。
以前作った時はこれに気づかなかったのでマスクを左右削って対処するという荒業を行使しましたが(笑)六年経って随分年食った分、少しは余裕を持ってプラモに向き合えるようになったようです。
頭部モナカをタミヤセメントで溶着。数日かけて乾燥させようと思います。もっと早くにやっておくべきでしたが。
これでマスクを下からスルスルスルと滑り込ませれば、
後ハメ加工が成功していたことが確認できました。
個人的な好みの問題で更に裏面を削りました。
まぁあまり調子こいて削り過ぎると裏面の赤い部品が消滅してしまうのでほどほどに。
これでマスクが奥まりより精悍な顔立ちになったと思います。ということで今回は以上です。