まず盾のモールドを掘り直しました。
ここは比較的しっかりとした彫りになってはいましたが完成時確実にスミを流したいので念のため。
左右にあるマイナスモールドの基部も彫り直してスミが流れるようにしておきました。
手首は非常にシャープな造形ですが、こちらも一部モールドを彫り直しておきました。
昨日破損リスクを懸念しておりました抜き手フレームは案の定ケーブル部分の造形をへし折ってしまいました。
ここは4本とも全て切除してビニール皮膜導線に置換します。その方が質感もでるでしょうから。但しスペース的にかなり厳しいのでキットパーツを改造するなりフレームそのものを自作するなりなんらかの工夫が必要になると思います。
太腿の外装はこんな調子でハマりが悪いので、
ピンを受ける穴を広げたりして対応。ここは簡単でした。
このに限らず本キットのピン類の多くが微妙な直径となっており厄介でした。例えば1.5ミリ経かと思ったらそれよりちょっと細かったりするといった具合です。2ミリ径かと思しき箇所も微妙にドリルのサイズが合わずストレスがたまります。
昨日仮組みした際にフィットしそうでフィットしなかった踵は白いパーツ側に突起があり、黒いソール側で受ける構成となっておりまして白い方の突起を少し細く削ってやる事でジャストフィットさせました。
爪先もハマりそうでハマらないイライラする実に怪しいフィッティングなのでモデラー側で対応する必要があります。
可動フレームを外して組むとゲート処理もまともにしていない段階で綺麗にフィットします。となると、
ABSフレーム側に何か問題があると予測出来ます。今日も派手に浮いています。
ABSフレームの靴底側の面を削っていきます。ここは可能な限り水平に処理して都度都度フィッティングを確認しながら作業していきました。
そんな調子で現物合わせでフィットさせました。あとひと削りやっておこうと思います。
これら白い外装パーツにパネルラインが彫刻されていますが、いずれも彫りが薄い朦朧としたものだったのでしっかり彫り直してスミが綺麗に流れるようにしておきました。
昨日書き忘れましたが、プラの感触は私が苦手なパッツンパッツンしたどことなく ABS よりなテンションがある材質のものが使用されています。
既存のプラモだとMAXFACTORYのダグラムキットに採用されている材質と同等のものです。この感触苦手なんですよね。AIRFIX相当に、とまでは言いませんがもう少し軟らかな素材だったらやすりがけもケガキもやり易いのですがね。
昨日指摘した関節フレームもなんとかしたいものです。
肩を根本から前方に引き出せるようにと、胸部内部に引き出しギミックが実装されているのですが、それを担当するパーツがいくらなんでも細過ぎです。
気に入れなければ接着すれば良いじゃんと思う方もいらっしゃるかも知れませんが、構造的にここを接着したら可動時に力の逃げ場が更になくなりか細いL字ジョイントに負担がかかってしまいます。
正直なところ、設計段階で稼働ポイントをひとつ潰してでも強度優先にして欲しかったところです。
私自身はおっかなびっくり取り扱っておりますので白化等は今のところないですが、正直怖いなと思います。
あと肩の根元を丈夫に跳ね上げる部分の同様に非常にか細いパーツが担当するので肩関節のテンションを相当ユルめに再調整するなどの工夫をしてリスクヘッジしておく必要があるかと思います。という事で今回は以上です。