本日完成予定であった零式ですが、残念ながら完成しなかったばかりかトラブル発生で困ったことになったりしてしまいました。あと少しというところでヘタ打ってしまい誠に無念です。
クリアパーツは塗装済みのものを使用していますが、赤い部分がかなり薄味だったのでクリアーレッドで追い討ちをかけます。
こんな調子の発色にしました。
パトライトなんかは往年のバンダイ製キットの発色に近づいた気がします。と言っても私がガキの頃の記憶ですから記憶というより印象といった方が正確な表現となるのかも知れません。
一通りパーツが揃いました。
マットコートを吹きたいパーツは組めるところまで組んでしまって一気に塗布すると作業時間を大幅にショートカット出来ます。よほど入り組んだパーツが連続するような場合は個別でやりますが。
ピンボケしましたが抜き手パーツはガンメタ光沢仕上げにパイプはビニール皮膜導線に置換。
結構良い感じに仕上がりました。
手首パーツを取り付けてみました。かなり良い雰囲気です。
シールド取り付け用アタッチメントと本体を3ミリ接続させるためのアタッチメントは整形色のまま。無塗装にしています。
本体側の塗装ハゲリスクを低減させるためです。
マットコートを服終えたらクリアパーツやガンメタ塗装したパーツを組み付けて頭部は完成。非常にシャープで美しい造形でまさに理想の零式であります。
本体のトップコートも吹き終わりました。
肩関節の勘合調整を行った事で胸部〜肩部の可動時の負荷が分散され破損リスクを低減しつつ、円滑なポージングが可能となりました。
ぱち組みで済ます場合でもここ一体の勘合調整は入念にされた方が良いと思います。完成後ポッキリ逝ったら目も当てられませんから。
レイバーの特異なデザインの性質上構造的にも造形的にも代替出来るものが事実上存在しませんのでキット付属の関節パーツを適切に調整して対処するしかありません。
最後の最後でトラブルが発生したのですが、トップコート吹き付け中突如、黒い小さな飛沫がブシャーっと飛び散りました。
あっ、と思った時は既に飛沫が算段のように飛び散り白いパーツに黒い小さな粒が無数に付着してしまいました。
トップコートを0.5ミリシングルアクションハンドピースで塗布する事が最近多いのですが、私が使用しているモデルはクラウンにふたつの突起が生えておりそれぞれ小さな丸穴が開口されています。
どうやらそこにサフやら今まで使ってきた塗料のカスやらが詰まっていて何かの拍子でブシャーっと逝ったようです。
勿論私の手落ちなのですが、完成直前でこのようなトラブルが発生すると心が折れます。5〜6年前の私ならここから塗料を落として下地塗装からやり直したりする情熱があったかも知れませんが、すっかり老いぼれてしまってもう無理ですね(笑)
リカバリーする気力が湧きませんのでこのままフィニッシュしようと思います。
かねてから似たようなこと書いていますが、やはりハンドピースは、
・サフ吹き専用に0.5mmシングルアクションを1本
・細かい表現用に0.3ミリダブルアクションを2本
・金属塗装用に0.3ミリダブルアクションを1本
・金属塗装大面積ベタ塗り用に0.5ミリシングルアクションを1本
・超極細吹き用に0.2ミリだか0.18ミリだかのダブルアクションを1本
・トップコート用に0.5ミリシングルアクションを1本
という布陣でサフ吹き、通常塗装、シャドウ吹き、グラデーション、メタリック塗装、トップコート等々と用途に応じてそれぞれハンドピースを用意しておけば今回のようなトラブルは物理的に発生しなくなるわけで、やっぱ何事も金には余裕があった方が良いわなと痛感させられた次第です。
という事で今回はここまで。明日こそは完成報告したいものです。