今回は旧アリイ ことマイクロエースのオーナーズクラブ「トヨタ S800」の進捗報告を投稿致します。
ヒストリックカー的な風合いを出したくて今回は派手にグラデーションを入れています。退色表現でもあり照明の塩梅でそう見えているようでもあるような風合いを目指しました。四種類の調色した塗料が各所でグラデーションしています。
今まで使っていたコンパウンドがちょうど切れたので今回からフィニッシャーズのコンパウンドに切り替えました。これが非常に優秀で私的には別次元の光沢表現が出来るようになりました。
フィニッシャーズのコンパウンドはハード・ファイン・ミクロとあり順に目が細かくなるのですが一番粗い目のハードを研ぎ出しのとっかかりに使う事でペーパーによる研ぎ出しを省略しました。
今までトップコート後のペーパー掛けで塗膜を傷めて何度も塗り直しをしたりしてどうしても光沢仕上げに対して苦手意識があったのですが今回はそういった事故も起きずに磨き込む事が出来ました。
付属のクロスを任意の大きさにカットしてコンパウンドの番手ごとに使い分けます。
ハードで磨いた後、ファインで磨きその後ミクロという順番で磨きます。
力を入れずにクロスに着けたコンパウンドの粒子を転がすイメージで磨きました。
実際の車などを近くで見ると結構な高級車でも塗膜が波打っていて割と粗い粒子感があるのですが縮小されたプラモでそれをやると全く話にならないほどガビガビした表面になるので磨き込む細かさも実車の32倍以上を目指すつもりで磨きました。
とまあ今回はこんな感じです。
長年苦手意識を抱いていたカーモデルを自分の納得行くクオリティで今年はいくつか完成させたいと思います。