開封から6年くらい経ちましたがようやくグシオン完成しました。
仕上がりにはかなり満足しています。
グシオンは以前フルメカ 1/100 版も作っておりましたので、今回は自分好みにアレンジして製作してみました。
まずはやっぱり塗装ですかね。
ガイアのプリズムブルーグリーンをEXブラックの上に吹きました。
光の当たり具合が変わると発色も変わって見えます。
2016年の暮れに投稿したモビルフラットに同様の塗装を施した際にいつか曲面主体の機体にもこの方法で塗ってみよう、カナブンみたいな甲虫的な仕上がりになるんじゃないか、と思いましてね、今回やってみました。
現物は青っぽく光る時はもっと青みがかっているのですが、私の撮影技術が及ばず写真に収める事が出来ませんでした。もしかしたら背景を明るいものに変えたら撮り易かったのかも知れません。
光の角度を変えるとこんな調子で緑がかって見えます。
キットのままだと頭部バルカンが目玉に見えてツインアイが埋まっている箇所が口に見え巨大なガマガエルみたいな顔が一度浮かんでしまうともうそのようにしか見えなかったため、ここは私の好みでバルカン部分を根こそぎ削除しました。
四本のブレードアンテナもシャープさを追求するためエッチングパーツに置換しキンキンに尖っています。
そして瞳はしっかり塗装しました。
ついついこういう時メタリック塗装などをしてしまいたくなりがちですが、黄色ベタ塗りしました。
この方が圧倒的に発色が良く本体の特殊な塗装に負けずに存在感を放ちます。
バルカンをオミットして頭頂部が寂しくなったのでMSスパイクを2本取り付けました。プラ製とは思えないシャープな造形で良いアクセントになりました。スケールは 1/100 のものを使用しています。
スパイクは以前ガンダムベース福岡でエモーションマニピュレーターを購入した際に同梱されていたのです。
購入時は「なんでエモーションマニピュレーターにスパイクを付けるのか意味わかんねぇ」なんて思っていたのですが、後日マラサイのスパイクやらグシオンの頭頂部やら大活躍する事に(笑)今となっては「ありがてえ」のひとことに尽きます。
スパイク基部はクレオスのパーカッションシルバーで塗装しアクセントとしました。
型番やグシオンの前垂れに描かれている特徴的なフォーク状のマークは昔のモデグラ付録である鉄血デカールから持ってきました。
それ以外のコーションマーク等はHIQパーツとガイアのダブルネーム商品である箔押しデカールをメインに使用しました。もう随分昔に購入しましたがここぞという場面で大活躍します。再販されたら是非ともストックしたい逸品です。
但し、箔押しデカールは通常の水転写デカールと比べて接着力が弱いのでマークセッターのような密着補助が必要です。もともと私は水転写デカール貼りに必ずマークセッター使用する習慣がありましたので特に苦も無く貼り終えました。
光沢トップコートを何層も吹き重ねて塗料と水転写デカールを保護しています。ガイアのEXクリアーを使用しています。
サブマシンガン。
非常に持ち易くお気に入りです。
しかも見た目もカッコ良くて言うこと無しです。
ハンドリングし易さ、カッコ良さ宇宙世紀でも通用する素晴らしいデザイン。
バーニアの内部もしっかり色分け。
EXシルバーの上にクリアーレッド。
股間の3ミリ穴はキットのままではぐらついて保持力に難があるため埋めました。
キットではあろうことか片軸のPCでスタンド接続するというとんでもない設計となっており、私は埋めた後方に新たに3ミリ丸穴を開口しそれをスタンド接続穴としました。
ただドリルで3ミリ穴を開けただけですがこちらの方が圧倒的に安定感があります。こういうボリュームのある機体は特にそうですがとにかくシンプルで頑丈な方法で接続すべきです。
出来の良い左平手が付属します。
今回登場する全ての武器に言える事ですが左手でも持てます。
光の当たり具合でここまで発色が変わって見えます。
そしてリアアーマーにあるラッチを展開するとピタリとサブマシンが嵌り美しく懸架出来ます。左右どちら方向にでも装着出来る優れものです。
続いてグシオンチョッパー。
これはキット本体には付属せずMSオプションセットに収録されているものです。
本体はガンメタ刃の部分や後方の二箇所の長方形、それと後方上部にある突起部分はパーカッションシルバーで塗り分けています。
共に下地はEXブラックを吹き付けしっかり発色させるようにしています。
勿論左手でも持てます。
撮影しそびれましたけど腹部フレームにはパーカッションシルバーを吹いており良いアクセントとなる筈でしたが完成後はほぼほぼ見えない構造となっておりました。鉄血系の機体にしてはかなり珍しい事だと思います。
グシオンチョッパーも美しく懸架出来ます。
サブマシンガンの時もそうですが取り付け時の感触が誠に気持ち良いです。これは KPS でなければ絶対に出せない感触だと思います。
そしてチョッパーも左右どちら方向にでも懸架可能です。
グシオンハンマー。
グリップエンドが別パーツになっておりましてここは敢えて接着していません。
逆に本キットに付属する手首パーツは全て手甲を接着しておきました。
特にグシオンハンマーのような極端な重心を持つ武器を持たせる時、テコの原理で手甲パーツが飛んでいって紛失するリスクを回避するためです。
グシオンハンマー自体はグリップエンドが着脱式になっておりますので持たせる時はこれを一旦外して武器持ち手の穴に柄を通して最後にグリップエンドを装着して出来上がり。
おおお、かっけえ…
やはりグシオンと言えばこれです。
かっこええ…見惚れてしまいます。
フルメカ 1/100 ではガンダムフレームの構造上、腕部を上に上げる事が出来ないという欠陥がありましたが、こちら HGIBO は問題なく力一杯360度上下回転可能です。
流石に重心バランスがピーキーでそもそも重量もある武器なので保持力はかなりギリギリなんですがある程度片手で持てました。
6年前にパチった際にあれこれポーズ付けしたりしていてある程度負荷がかかっていたにも関わらず2021年の今日でもこの程度のポージングは可能でした。流石に長時間は厳しいですが。
両手持ちするとかなり余裕が出ます。
勿論左手に持たせる事も出来ます。
差し替えで懸架パーツを背中に取り付けてグシオンハンマーを背負う事が出来ます。
マウントラッチはC字状になっていますのでついついパチンと取り付けたくなりますが、塗膜やパーツの強度や形状維持のために私はグリップエンドを一旦取り外してC字部分に突っ込むのではなく武器持ち手等と同様にO字状パーツとして上から差し込みます。
こういう箇所で焦ったり粗暴に扱っても良い事はなにもありませんから。いくら可動が売りのHGガンプラとは言え、あくまでプラモですからね。慎重に扱いたいものです。
グシオンハンマー背負った状態も誠に美しいです。
6年前の12月初旬、発売日だか出荷日だかにヨドバシカメラマルチメディア博多にて1160円(税込)で購入。
当時は消費税8パーセント。
もう遥か昔の話です。
ガンプラ飢饉まっさかりの現在では信じられない話ですが、ガンプラが入荷し店頭に陳列品出しして即刻完売なんて HGUC ザクF2やグレイズアインくらいでしか起きた記憶がありません。
当然このグシオンなんて山積みです(笑)
「なんでこんな良いキットが売れ残るんだ???」なんて私は思っていましたから。
当時の鉄血HGはパイロットの顔が描かれていたんですが、ハンマーが良い位置にきています。
本体及び付属品一式。
という事で6年という時間を超えて本日ガンダムグシオンが完成しました。
今回もヤフオクに出品致しました。何卒宜しくお願い申し上げます。
「〇〇ガンダム」とか「ガンダム〇〇」とか星の数ほどガンダムタイプのモビルスーツがこの世に登場したわけですが、私はこのグシオンが全ガンダムの中で最も好きです。
どこからどう見てもガンダムに見えませんが、確かにV字状に二方向にアンテナが生えていますしツインアイもある。そう言われたら確かにガンダムですね、と言わざるを得ないところがまず面白いですし、コロッとした体型に見えますが引き締まった力士体系が太さとスピード感を連想させて実にカッコ良いのです。
あと顔付きもどこか煽りアングルから見ると特に琴奨菊を連想させます。
ゆるキャラっぽさと力強さ、精悍さのバランスが絶妙で傑作中の傑作ガンダムだと私は思います。
このご時世となってからはすっかり入手困難になりましたが、いずれ必ず定価据え置きで再販されますのでどうしても今作りたいという方以外は再販を粘り強く待たれた方が良いと思います。という事で今回は以上です。