ベストメカコレクションも色々作ってきましたが今回は特に気に入っております。
今回も台座を自作しヴィネット形式で仕上げました。
立体的な配置となりました。
結構気に入っております。
特にヴィネット形式で製作する際は製作前にプランを固めてから手を動かすわけですが、今回は私の構想を超えたものに仕上がりました。
旧キットのミニMSの製作にいつも泣かされるのですが、完成する度面倒でも作っておいて良かった、となります。
ミデア本体は3mm丸棒接続、ドム三体は2mm丸棒接続としております。
接続は今回もタミヤの曲がるソフトプラ棒を使用。これは本当に優秀なマテリアルで透明度は高いは自由に形を変える事が出来るは意外に保持力も高いわで当ブログでは絶対に欠かせないアイテムであり累計で何百メートル使ってきたのかわかりません。
どこか牧歌的な初代ガンダムに登場する朴訥とした風貌はそのままに結構な緊張感が出せたと思います。
ヴィネットを作る時意識している事があるのですが、演者やエフェクト等が台座から飛び出すイメージで製作するよう心がけています。
そうする事によって固定モデルが突如として躍動感や重量感、場合によっては疾走感を持って額縁から飛び出してきたような迫力を得る場合があるからです。
ですのでただ無闇に演者やエフェクトが台座から飛び出せば良いという事ではなく演者そのものが持つ魅力が目立つ角度で動的な配置が出来る構図を製作前の段階で計画します。
折角一生懸命台座に粘土や石膏を持って山や谷を作って草木を生やしてもその上にポツンと演者を並べてもただの記念写真にしかなりません(苦笑)
旧キットの場合は特にそれはそれで味があるとは思いますが、少なくとも私はヴィネットやジオラマを作る際は例えスタティックなシーンを描くにしても何かしら動的なものを予感させるものを作りたいと思っております。
ミデア単体。
こちらは結構前に完成しておりました。
1/550スケールの手のひらサイズという事もありグラデーションは敢えて強めに行い巨大感を演出するよう務めて製作しました。
本体はやり過ぎない程度にBMCタガネでモールドを追加しています。
金属パーツなどを投入してちょいちょいディテールアップしています。
主翼上面にエッチング製のブレードアンテナを取り付け。
機体の尻には真鍮線とお助けパーツでディテールアップしたテールを付けてみました。
機体下部に懸架されているコンテナはキットのままだとのっぺりし過ぎていたのでこちらはパネルライン多めに追加しました。
当ブログを始めてから最初の数年は何が何でもBMCタガネでパネルラインを追加しまくっていましたけれども、最近はだいぶ落ち着いて使う場所と使わない場所のメリハリが付くようになってきたと自画自賛しております。
コンテナのシャッターが分割して開くようなイメージでパネルラインを追加しました。
機首部分にはピトー管と機銃をイメージしてディテールアップ。
左右非対称の面構えにして洒落乙偏差値アップを狙いました。
真鍮パイプと0.3mmステンレス線を用いました。
タービンの塗り分けも綺麗に行えました。当時の製作記事にも書いていますが一体整形されているタービン部分を先に塗装してしまってから該当箇所をマスキングパテを用いてマスク後本体色の塗装を行っております。
デカールは今回もHIQパーツ社のコーションデカールが大活躍しました。
エンジンナセル後部とコンテナの後はこのような仕上がりとなっております。エンジン後部のノズルは別パーツ化されています。
3mm接続が出来るように加工しておりますので魂STAGEのような市販汎用スタンド各種を用いて展示出来ます。
これも当時の製作記事に書いておりますがただ3mm丸穴を開けただけですと外装の厚さ分約1mmほどのプラの壁を超えたらあとは伽藍堂ですので保持力がどうしても弱くなりがちです。
ですのでそういった事を避けるために3mm穴を開口したい箇所にまず5mm丸穴を開口します。
その大穴に外径5mm、内径3mmの ABSパイプを挿入し固定します。
そうする事でPSよりも遥かに磨耗に強く粘りのあるABSによって保持力を維持する事が出来るようになります。
本体色ですが、ガイアのピンクサフの上にこれまたガイアの橙黄色を吹き、エッジ等にFinisher’sのクリアーオレンジを吹いて立体感や巨大感を強調しました。
白い箇所はクレオス311番だったと思います。ガンプラ専用かと錯覚するほどよく使います。
最近製作ペース落ちていますが完成時の満足度はかなり上がっています。
本当はもっと数作りたいのですがね。月に30体は大げさでも最低でも毎月15体くらい作りたいプラモが湧いてきます。
ドムも切った張ったして作った甲斐がありました。
本キットに付属する1/550ミニドムは非常に造形が美しいのですがそのままだと直立不動であったため切り刻んでポージング。
三体あるのでそれぞれ別ポーズ。
太腿等はパーツ切断時に激しく損壊しますのでエポパテを捏ねてムッチムチにしてやりました。個人的にはドムはこれくらい足がぶっといのが好みです。
お陰様で謎の疾走感が出せました(笑)
太ってるのにめちゃくちゃ機動性高いのがドムの美徳だと思いますので。
位置決め用の軸から取り外せるようにしています。
本体やヴィネットよりこの3機を作る方が労力かかりました。私はミニMS製作がかなり苦手なんで。
今回に限らずジオンパープルの表現に私はこの二つの塗料をよく使います。最近ですとガウにも使いました。
横に並べるとミデアの巨大さがよくわかります。
何かの間違いで HGUC化しませんかね。
BANDAI SPIRITSなら近い将来やってくれる筈です(笑)
その際は HGUCドム三体セット同梱が良いでしょうね。再販される度に品薄になったり売り切れたりしますので。
HGUCドムは結構独特な構造をしていてたまにまた作りたくなります。
当ブログのHGUCドムの完成報告記事。
結構な自信作だった記憶があって画像を引っ張り出してきました。筋彫りが多過ぎる気がしますが笑
それでも当時の私なりに一生懸命作った跡が見受けられます。ついこの間作った気がしてましたが2015年完成という記事を見て驚愕しました。時間が経つのがあっという間で。
台座単品で撮影。
自画自賛してもしゃあないですが仕上がりにはかなり満足しています。
石膏と石粉粘土の塊みたいなもんなので非常に重量感あります。まあ「感」だけではなく実際580グラム超あり重量があります。
本体合わせて320グラム弱。
台座にしっかりとした重さがあると立体的なディスプレイを行ってもしっかりと支えてくれます。
本体および付属品一式。
という事でバンダイ旧キット 1/550 ミデア完成報告でした。
当ブログではベストメカコレクションの非MS系キットをあれこれ作ってきました。
マゼラアタック、コアブースター、エルメス、グワジン、ガウ攻撃空母、ドダイYSそして今回のミデアと。このシリーズは本当に満足度が高いものばかりでどれもオススメです。現在私はマゼランとコアブースター(2回目)の製作中です。
この手のガンプラはやたらとぼったくり価格で販売されている場合もありますが現在再販分がガンダムベースや模型店に流通していますので慎重に比較検討をされてからご購入されてください。という事で今回は以上です。