本音としてはもう少し早く完成させたかったのですが色々仕事が押してしまいようやく完成と相成りました。
やや上気味から撮影して正面。
合わせ目消し、後ハメ加工、BMCタガネによるモールド追加、干渉部分のクリアランス確保、平手パーツにメガ粒子砲の砲口を追加する等の作業を行いました。
原型キットであるバイアラン・カスタムのリデコで本来のバイアランを再現するというキットなのですが細かい箇所で色分けが細かくなったりして塗装し易く進化していました。
とは言っても元デザインが結構カラフルなものなので部分塗装箇所は比較的多めです。
頭部はかなり人相を変更してみました。
キットの馬面フェイスが気に入らなかったので顎を小さくし精悍なシルエットに変更。これによって頭部の可動域が広くなり顎を引いたようなシルエットになりました。
あとモノアイレール部分はラピーテープ赤を付属のホイルシールの上から張り込み更にその上にUV硬化式透明レジンを充填しバイザー風に変更。
額も同様の処理を行っております。
現物は水滴のように肌理細かい光沢がありテカテカです。
後頭部?というか頭頂部のセンサー部分はラピーテープ赤の上に透明レジン。
バックパック部分はキットのままだと肩に大きく干渉して力強い立ち姿を表現するのが難しいのでバックパック基部部分で約5mm嵩上げして可動を妨げないように改修。
デジタル迷彩はHIQパーツ社の「ピクセル迷彩デカール」と「ピクセル迷彩デカール2」を使用。
連邦系マーキングはプレバン専売品のガンダムデカールDXを使用。
その他コーションマーク系はHIQパーツをメインに用いて一部ベルテクスを使ってみました。最近十数年ぶりにベルテクスのデカールを何種類か購入したのですがベルテクスも良いですね。
右肩の黄色い四角コーションがベルテクスです。まあ他は殆どHIQパーツ社製です。やっぱり糊も強いですし発色も良くHIQパーツは安定して使えます。
ちなみに今回も水転写デカール一枚一枚マークセッターを塗布して貼り付けました。一見面倒ですがこれをやるかやらないかでデカールの吸着力が天と地ほどの差が開きます。
デカールを撮ることに夢中で写真では踵が浮いてしまっていた事に気づかずそのまま撮影してしまいましたが実物はちゃんと綺麗に接地します。
肩・上腕・前腕・背中のバインダー・太腿等に目立つ合わせ目が出ます。
挟み込み構造の肘・膝間接周辺ですが肘間接周りはマスキングで塗り分けし、膝間接周辺は後ハメ加工しました。
昔は何でもかんでも後ハメ加工する事に熱心でしたが今は著しく強度や見た目を損ないそうな場合は無理せずマスキングで対応するという事もよくやります。可動軸がやたらか細い時等は強度重視で作業量が増えてもマスキングでしぶとく塗り分けるようにしています。
平手?パーツにはメガ粒子砲の砲口を表現するためにお助けパーツを取り付けました。もちろん左右両方やっております。
肘間接そのものは強度重視でマスキングで塗り分けしておりますが、肘の内側に来る緑色のパイプは間接強度に直接影響しないので後ハメ加工して塗装後後から取り付ける事が出来るように加工しました。
スタンド接続パーツはスタンドとの接続部分を少し弄って魂STAGE 等に接続し易くしています。
ビームサーベルは二本付属。
本来サーベル柄を上腕部の膨れ上がった部分に差し込んで収納できるという仕様なのですが、構造上非常にタイトで一度嵌めたら塗面を傷めずに取り外すのが非常に困難なため私は収納しないことにしました。
先月作ったバーザムと比較。
もうすぐ完成予定のあのキットと比較。これでも同スケール!
散々製作中の画像を載せてきたので今更モザイクかけても意味がないので隠すのはやめにしました(笑)
現在デカール貼りの最中なのですが兎に角巨体なのでひとつひとつ作業ボリュームがデカくなり予想以上に完成までの道のりが長引いてしまいました。その分良い感じに仕上がりそうな気がしますが。
本体および付属品一式。
という事でHGUC バイアラン完成報告でした。
リデコ元のバイアラン・カスタム自体良いキットでしたが今回のバイアランはより色分けや塗装し易さ等が配慮されたパーツ構成に改められていたりして改良が加えられております。
それでもデザインの特性上、合わせ目消しが必要な箇所が非常に多いですし、塗り分け箇所も結構多いです。少し手のかかる種類のキットですが手がかかった分完成時の満足度も非常に高いです。
私が小学生当時1/220スケールで登場したきりの機体だったので今回のHGUC化は個人的に正に念願の1/144スケールプラキット化という事でまだかまだかと発売日をまっておった次第だったのですが、お気に入りキットであるが故に張り切りすぎて少々ケバケバしい仕上がりになってしまった気もします。ですがまぁたまにはこういうのも80年代っぽくて良いんじゃないかなと思い結構自由に楽しみました。
次回はほぼ間違いなくHGUCサイコガンダムの完成報告となりそうです。という事でご期待ください。