ハセガワ 1/72
A-10 サンダーボルトⅡ(旧キット凸)
完成報告。


ハセガワ 1/72 A-10A サンダーボルトⅡ(旧キット凸)完成しました!!


今年最初の 1/72 現用機モデル完成品は A-10 となりました。
正直申しますと A-10 は実機もプラモもデザイン的にも製作時の手間的にもかなり苦手な感じがしていたんですが、こうして実際に完成させると死ぬほどカッコ良く見えてくるから不思議なもんです(笑)

私はすっかりイボイノシシの如きこの攻撃機のファンになりました。


何度見ても異形のシルエット。


大戦期のドイツAFVや航空兵器群の異形デザインとはまた異なる異形のデザイン。


本キットは38年前にリリースされた旧キットでして凸モールドとなっており、主要モールドをBMCタガネで彫り直しています。

この作業も結構時間がかかりましたが完成後やっぱり良い感じでメリハリが出てくれました。


翼端灯はいつも下にシルバーを塗ってたんですが今回は渋い仕上がりの邪魔になりそうだったんで敢えてクリア塗装のみとしています。写真では上手く撮れませんでしたが実際は光沢仕上げで美しいです。


こちらも同様。


塗装は黒立ち上げ。
グラデーションをかけながら制空迷彩グレーを吹き付け、デカール乾燥後、 AK-Interactive のウェザリングペンシルを用いて空気の流れを描く感じでウェザリング。


重量感と疾走感が共存する仕上がりを目指しました。


今回も機体下部に3mm丸穴を設けたので魂STAGE などの市販汎用スタンド各種に接続する事が出来ます。


機体前部に約21グラムの錘を仕込んでいますのでズッシリとした重量があり手にした時の満足感もかなりあります。


その分スタンドのネジなどは渋めに締めておく必要があります。


ウェポンの数も膨大で組み立ても整形も塗装も取り付けも何から何まで大変だったんですが付属武器全て搭載した分完成後は圧巻のひとことです。これでこそ A-10 !


現実の世界でも最強攻撃機ですがフィクションの世界でも非常に強く描かれる事が多い機体です。


実写版トランスフォーマー第1作なんて初見殺しのスコルポノックをボッコボコにして尻尾ぶっちぎりましたからね(笑)


F-22(こちらは相手がスタースクリームだったとは言え) でさえフルボッコだった中 A-10 の強さがひたすら光りました。 A-10 好きでまだ未視聴の方は超オススメです。マイケルベイの第1作めの実写版トランスフォーマーです。


とにかく「疾走感と重量感」を重視して製作しました。


私は航空機模型を作る時、常にこのテーマが念頭にあるのですが今回は今までの集大成と言っても良いくらいそれが表現出来た気がします。


食わず嫌いで今まで逃げてきた題材に挑んだから一皮剥けた気がします。大げさ且つ自画自賛で自己満足的な話で恐縮ですが。。。


A-10 と共にゼロ戦やトムキャットなんかも完全に食わず嫌いで今まで避けてきてたんですが将来的に挑んでみたら何か成長できるヒントがもらえるかも知れないのでやってみるかも知れません。


HUDはHIQパーツのオーロラグリーンシールです。


基本塗装はラッカー系塗料を用いてエアブラシで黒下地を残しつつグラデーション。


その上に AK-Interactive ウェザリングペンシルを用いて空気の流れを意識してウェザリング。


空気の流れとそれに引っ張られて傷や油が前から後ろに流れるイメージで描いています。


ここ最近極めて優れたツールに出会えたおかげで表現の幅がグッと広がりました。


胴体の合わせ目消しには Rボコ2 が大活躍しました。
これも本当に凄い道具で随分と手間がかかっていた作業がスピードアップし仕上がりの品質も驚くほど向上しました。

ウェザリングペンシルにせよ Rボコ2 にせよ、BMCタガネでモールドを彫った時と同様の衝撃を覚えましたね。革命的ツールです。


今回も自作スタンドを製作しました。


中東やアメリカ中西部の荒野をイメージして製作しました。

こちらも新顔ツールが大活躍しました。
荒涼とした大地の亀裂は Green Stuff World のクラックルペイントで表現しています。これも私にとってはもう手放せないツールです。


接続軸は奥までしっかり差し込みます。
これで重量のある本体も確実に支持します。


展示するとこんな感じです。


自画自賛で恐縮の極みですが結構良い感じに雰囲気が出せたと思います。


ともどもないベイクド感も漂っていて美味そうな雰囲気も台座から漂ってきそうな気もしますが食べられません笑


導入後いろいろ試行錯誤しながら手探りで使ってきた AK-Interactive のウェザリングペンシルですが今回大活躍しました。

今回の製作では重量感はエアブラシで、疾走感はウェザリングペンシルで表現出来たと思います。


合わせ目消し、パーティングライン消し、ゲート処理と曲面整形は Rボコ2 が大活躍しました。

既にお持ちの方も多いかもしれませんが航空機モデラーの方には必需品といっても過言ではないマストアイデムだと思います。もちろんガンプラモデラーにもオススメです。私はもう手放せませんね。


本体とスタンド一式。


という事でハセガワ 1/72 A-10A 旧キット凸モールド完成報告でした!

今回もヤフオクに出品致しました。何卒宜しくお願い申し上げます。

個人的には今で自分が出来る事を全て突っ込んで完成させる事が出来現時点でもう悔いがないレベルで作れました。

今後は一皮剥けたレベルで製作していけそうです。
完成させる事が出来て大変満足しています。という事で今回は以上です。

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