ブラックバードも何機も作ってきましたが、今回は格別個人的に納得のいく仕上がりとなりました。非常に気に入っております。
完成報告の前にデカール貼る前の状態で何枚か記念撮影しておきました。
もう金属にしか見えん(笑)
全身チタンで覆われた機体が成層圏でマッハ3で飛行する際あまりの高温で機体の全長が30cmほど伸びるそうなんですがその過酷さを描きこみたいと思いこのような塗装となりました。
今回も台座を制作しました。
大変巨大且つ重量のある機体を支えるためにシャフトは2本としました。
コトブキヤのジョイントパーツを仕込んでいます。
この関節はディスプレイ時可動させるためではなく取り付け時に角度を調整して機体に接続させるためのものです。
天板は舗装をイメージして制作しました。
重量は約647グラム。
ちょっとした文鎮以上の重量があります。
ブラックバード本体に接続する際は支柱を一旦台座から取り外して本体に接続します。台座から取り外す際もまずは支柱ごと取り外します。
本体を乗せた状態の重量約859.5グラム。1キロの大台が見えてくる程の重量があります。
大人のデスクトップオブジェ的な仕上がりとなっています。
ロッキードの重役の部屋に飾ってあってもおかしくないクオリティと存在感を目指しました。
1/72 ながら全長40cmオーバー。
煽りアングルも非常に勇ましいです。
数ある航空機の中でも屈指の美しさだと思います。
冷戦真っ只中の1964年に初飛行、1998年退役しましたが未だに人気があるのも頷けます。当ブログでもブラックバード何回も作ってきました。
非常に巨大な機体ですが悪い意味での薄らでかさはなくしなやかで女性的な美しさがあるんですよね。私はいつも蛇を連想してしまいます。
機体下面はこんな感じです。
塗装による金属表現がかなり良い塩梅で決まったので、この輝きを殺したくなかったので銀部分はトップコートレスで仕上げています。
ちょうど一年前に完成させたたまごひこーき MiG-15 も銀塗装を活かすためにトップコートレスで仕上げたのですが、2020年の今日現在全く問題ないという実績もあるため思い切れました。仕事の合間にちょっとした小物キットで日頃からあれこれ実験しておくとこういう時効いてきます。
機種の黒い部分はクレオスのスーパースムースクリアを吹いています。
D-21Bドローンはネオジム磁石による接続で着脱式。
写真ではお伝え出来ないのが残念でなりませんが、着脱時の感触にも拘りました。スッと着脱出来るけれども強固に接続される塩梅を狙いました。
D-21に二箇所、接続パーツ上下それぞれ二箇所、ブラックバードの背中に二箇所と計8個のネオジム磁石を仕込んでいます。
ドローン機体下部に3mm丸穴を開口しましたので魂STAGE等に接続する事が出来ます。
こちらも本体同様、単調な仕上がりにならないようパネル単位で色味を変えたり、シャドウの強弱に変化をつけたりしました。
個人的にはこの辺の塗装が特に気に入っています。
今回は改修箇所等の解説以外ほぼ言葉による補足が要らない内容になっていると思います。完全に自画自賛ですが。
先月のドラケン製作時に思いついたノーズコーンにネオジム磁石仕込むアイデアを今回も実行しました。
この工作によって輸送時や収納時の破損リスクが激減します。今後制作する航空機モデルも可能な限りこの手法を取り入れたいと思います。
よく見ると微妙に隙間が出るのですが(笑)まあ許容範囲という事にしておきましょう。
この写真もめちゃくちゃ気に入っています。
表示端末のモニター特性によって多少見え方が異なるかも知れませんが私の使用している端末27インチiMacで見る限りかなり現物の発色に近いです。
以前作った”ICHIBAN”と並べてみました。
普段は仕事場の壁に掛けて飾っています。
“ICHIBAN”完成時はもうこれ以上のものを俺は作れんなと思って満足していたのですが、今回の銀ピカブラックバードは超えましたね。
今回のブラックバードは明日にでもヤフオクに出品するつもりなのですが手放すのが惜しいです。
ですが私の制作ペースでは手元に置いておけるキットの数に限界があるんですよね。積んでいるプラモもまだまだありますのでどんどん作っていきたいですしこの辺りは毎回断腸の想いでやっています。
切ないですがそれくらい真剣に作ったものだからこそ人様にお渡し出来るクオリティになるとも思いますがまあそれでも複雑な想いが残る事には変わらないのですがね。
本体及び付属品一式。
という事でハセガワ 1/72 SR-71 ブラックバード with D-21Bドローン完成報告でした。
今回もヤフオクに出品致しました。何卒宜しくお願い申し上げます。
個人的には全く悔いの無い制作となり大変満足しています。
こういうご時世になる遥か以前から私は著しく出不精な人間ですが、このキットのおかげで成層圏をマッハ3でぶっ飛んだ気分になれました。