
今年20体目の完成報告となります。

重量感と疾走感の共存を目指しました。

塗装開始時の写真。
フィルタリングやグラデーション、シャドウ吹き等々で最終的に重量感を出すつもりで製作しましたので基本塗装の時点ではかなり明るめの塗装をしています。

ウォークラインは塗装で表現しました。

Ω字上のキャノピー成型の都合上発生してしまうど真ん中のパーティングラインは入念に削り落としコンパウンドで磨き上げました。




対艦ミサイルの弾頭部分はカットしてガラスパーツと透明レジンでセンサー風の仕上がりに。

やるかやらないかで完成後の印象に大きな差が出ます。


ノズルの奥にあるタービンも塗装していますが完成後は影になってほとんど見えませんね(笑)





ノーズ先端のピトー管は真鍮パイプとステンレス線で自作。

L字上のピトー管?(不勉強ですみません)はキットのプラパーツ内に0.3mmステンレス線を通してしっかり補強しつつ本体に固定。

ノーズコーン脇の細い線も根元からカットしてステンレス線に置換。0.3mm径です。

機体下部の比較的目立たない場所に3mm丸穴を開口し魂STAGE などの各種市販スタンドに接続する事が出来ます。



機体上面も気合い入れて作りましたけれど、機体下部も情報量が凄まじくて完成後の満足感が半端ないです。



前脚収納部分などにアルミ線を仕込んだりしているのですが写真ではあまり目立ちませんね。。。実物は金属感が結構出ていて気に入っています。






今回ラッカー系塗料で基本的な塗装やグラデーション、シャドウ吹きが完了したあと、クレオスのフィルタリキッドを用いてフィルタリングしました。重量感と疾走感を同時に表現出来るので大変重宝しました。今後は間違いなくスタメン入りです。

フィルタリキッドは前から後ろに拭き取りました。空気の流れを描いていく要領です。

フィルタリングだけでなく、今回のF-2Bでようやく「空気の流れを描く」事が出来るようになってきた気がします。

そういった意味で個人的に重要な完成報告となりました。

洋上迷彩の塗装パターンなども面の大きい水泳部系MSなどに応用しても楽しそうです。MAにも使いたいですがビッグキットが存在していないですからね〜何かの間違いでグラブロやシャンブロあたりHGUC化せんでしょうかね〜(笑)



先日作ったF-35Aと比較。

こうやって並べるとF-2のスター性が半端ないです。

ロービジのF-35Aも渋くてカッコ良いのですが些か相手が悪かったようです。平成の零戦はやっぱり最高です。

これまた先日作ったローゼンバウアー パンサー 6×6 空港用化学消防車と。

1/72 なので色々なキットと絡ませて楽しめます。

水平尾翼はPC接続で可動します。

左右とも360度回転します。


今回も真鍮線と木材でスタンドを製作してみました。






こういったスタンドが付くと一気に大人のデスクトップオブジェ感が出てキットそのものの魅力をより引き立ててくれます。




本体及び附属品の自作スタンド。

という事でハセガワ 1/72 F-2B完成報告でした!
ヤフオクに出品中です。何卒宜しくお願い申し上げます。
名作キットの評判通り素晴らしいプロポーション、ディテール、パーツ構成となっております。きっと自体単座のA型と複座のB型を選択して製作出来ます。
パイロットフィギュアが附属しないので乗せたい方は他のキットなどから持ってくる必要がありますが(私は同社 1/72 オスプレイの余剰パーツで丁度二体パイロットフィギュアが余っていたのでそれを使いました)不満があるとすればそれくらいです。
お値段自体もリーズナブルですので自衛隊のキットを何か作ってみたいなという方にも強くオススメ出来ます。すでに作った事がある方も仕様や所属を変えて楽しむ事が出来ます。
あと、キャノピーですかね。
ここのパーティングラインを処理しようとする場合はヤスリがけとコンパウンドによる研ぎ出しが必要になってきます。
私は1200番〜1500番〜2000番の耐水ペーパー(タミヤ)でやすりがけした後、フィニッシャーズのコンパウンドをハード→ファイン→ミクロと三段階で磨き上げました。そういう点では少し手がかかる部分もあるかも知れませんが、非常にカッコ良いキットですのでその辺差し引いてもオススメのキットです。
今年の3月に築城基地使用の2018年マーキング分が収録されたキットも発売されましたので10連休のおともにいかがでしょうか。
