ドイツレベル 1/48
ステアマン PT-17 ケイデット 完成報告。




ドイツレベル 1/48 ステアマン PT-17 ケイデット 完成しました。


完成まで予想以上に時間がかかってしまいましたがその分納得出来る仕上がりとなってくれました。


今回は完成から写真撮影までの間に全力を使い果たしてしまったため写真多め、言葉少なめでお送り致します笑


と言いながらいきなり能書きですが、配色が配色なので兎に角「ベタ塗り」感が出ないように留意しました。


かと言ってハードに汚し過ぎては折角のカラフルさが台無しになるのでその辺の塩梅ですかね。単調にならず汚くならずの合間を縫って描きこみました。


米国複葉機特有の白い張り線は色々な部材を試した結果、ストレッチリギングをベースホワイトで塗装するという表現に落ち着きました。


やはりストレッチリギング最高です。


写真写りを考慮して敢えて1.5号を使いました。0.6号だとあまりに細過ぎて存在感が薄れるためです。もっぱら私は 1/72 で使っています。


主翼周辺に大量にストレッチリギングを通したんですが完成してしまうと陰になってあまり目立ちません(笑)


結構ややこしいコースで張らないといけなくて今まで作ってきた複葉機でダントツで張り難かったですね。


キット自体のパーツ精度等は非常に優秀でパーツ数も50ちょっとと少なめで組んでる際は難易度大した事ないどころか今まで作ってきたプラモの中でも大変作り易いキットだなこればなんて余裕かましてましたが張り線がマテリアル選び含めて本当に大変でした。ここが「レベル4」たる所以だったと思います。


尾翼は細かくマスキングして塗り分けた甲斐がありました。ストレッチリギングも効いてます。


製作記にも記述していますが基本的に塗装はエアブラシで行うのですが青い部分も黄色い部分も複数の塗料を用いてグラデーションをかけて吹きました。

ただそれだけだとまだやっぱりペラペラしているというか安物のCGっぽい質感なんですよね。

ガンプラなんかは敢えてそれくらいに抑えておく方がクールでカッコ良い場合が多いんですがスケールモデル、特にヒストリカルな題材の場合はそれだと凄みに欠ける感じがするため私はもうひと工程ふた工程加えます。


という事で、その後デカールを貼りしっかり乾燥させた後、一次トップコートを吹いて Vallejo のモデルウォッシュや AK-Interactive のウェザリングペンシルを使って空気の流れや汚れの溜まる場所を意識して使用感を描き込んでいきます。


あと布張りの隆起した部分などをウェザリングペンシルでトレースしてキットそのものがもつ立体的な表現を強調していきました。


今回も機体下部に3mm丸穴を開口しましたので魂STAGE等市販汎用スタンド各種に接続する事が出来ます。


本キットを作られた方はわかるかと思いますが前脚のパーツ構成が結構斬新な形状をしていて合わせ目消しの手間が増えるような構成をしてるのですが、これが完成後の強度と精度をしっかり確保してくれていて中々よく練られた設計だなと感動しました。


プロペラは普通の棒軸接続なのですがキットのままだとスカスカでポロリするので瞬着で軸を太らせたのですが調整が良い塩梅で決まり指で回すと扇風機の如く勢いよく回ります(笑)


モーターなどは内臓していませんが良い写真が撮れました。


前脚はガッシリした造形でパーツ構成も強度と精度を優先した設計となっているので完成後も安心感があります。


箱絵にも描かれていますが前脚の根元付近にある突起は0.3mmステンレス線に置換しました。


赤丸で囲った箇所です。


キットでもプラで再現されてはいますが合わせ目消しの際邪魔になりますので根元から削り落とし置換する際のガイドとして利用させてもらいました。


本キットにはパイロットフィギュアが付属しないので手持ちの着座パイロットフィギュアを2名連れてきました。やっぱり乗せると雰囲気出ますね。

風防パーツは薄手でパーツ切り離しや成形時に気を使いますがその分完成後は透明度も高く美しいです。風防は二液性エポキシ接着剤で取り付けています。


プロペラは二種類付属しているのでこちらはシルバー系で塗装してみました。


これはこれでシャープで良い感じです。こちらも瞬着による嵌合調整が良い塩梅で決まりましたのでクルクル勢い良く回ります。


今回もスタンドを自作しました。


台座が木製、支柱がABS製でどちらも非常に頑丈です。
本体との接続軸はタミヤの曲がるソフトプラ棒3mm径です。


ABSの支柱は6mm径で本体をしっかり支えるだけの強度があります。
更に支柱そのものを台座に埋め込む形で挿入する構造なので極めて頑丈です。


こんな感じでディスプレイ出来ます。


ダンディな大人のデスクトップオブジェ的な雰囲気に仕上がっております。


取り付け軸はこんな感じで挿します。


このアングルにしてようやく主翼周辺の張り線の全貌を撮る事が出来ました(笑)


さ、ここからは最近覚えた化繊わたを用いた雲と共に撮影してみましょうか。


最近この表現に完全にはまってしまい夢中で撮影してしまいます(笑)


私自身は大変出不精な人間なのですが模型を使って空の旅をさせてもらってます。


本体および付属品一式。


という事でドイツレベル 1/48 ステアマン PT-17 ケイデット 完成報告でした。

大幅に日程オーバーしてしまいましたがその分個人的に悔いのない納得いく仕上がりとなり大変満足しています。

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