ウォルターソンズジャパン モデルキット999 1/72 Fw190D-9 フォッケウルフ完成しました。
当初はサクッと瞬殺してやろうなんて思ってたんですが結構手こずって本日付の完成と相成りました。その分自分なりに納得いく出来に仕上がったと思います。自画自賛ですが。。。
爆撃機などの大物以外で大戦機の 1/72 モデルはもともとあまり作った経験がなかったんですが去年くらいから進出してみました。
特に塗装面では小スケールなりの難しさがあり結構難儀しました。
尾翼手前の胴体くびれ部にある識別帯は塗装です。
張り線はモデルカステンのストレッチリギング0.6号。
着座状態のパイロットフィギュアも最初から付属します。このスケールでは付属しないものが多いので有難いです。どこかのメーカーが 1/72 各国パイロットフィギュア大量セットとか出してくれると有難いんですがね〜
Airfixの歩兵セットなんて48体入って777円でヨドバシカメラで購入出来ましたが如何せんAFVと違って飛行機モデル関連は数が出ないのでしょうかね。。。
スピンナースパイラルもマスキングしてエアブラシで塗り分け。
この写真が原物に近いです。
ちょっと光が足りないとこんな感じになってしまいますがこれはこれでカッコ良いです。
イギリス機っぽく見えてしまいますがね。
今回も基本的な塗装はエアブラシで行い、デカール乾燥後一旦マットコートします。
そこから AK-Interactive のウェザリングペンシルやVallejoのモデルウォッシュを用いて空気の流れや汚れを描き混んで疾走感と重量感を表現していきました。で再度トップコートを吹いて風防マスクを剥がしたり張り線を通したりします。
個人的に最近はこの手法がメインです。
エアブラシの塗装はあくまでクリーンに行い、ウェザリングペンシルとモデルウォッシュでとどめを刺すという感じです。この工程で仕上がりの質感が決まっていくようです。
機体下部の塗装は個人的にとても気に入っております。
プロペラはパーツの嵌合が丁度良い渋みだったので接着せずに可動式としました。
今回も機体下部に3mm丸穴を開口しましたんで魂STAGEなどの汎用市販スタンドに接続する事が出来ます。
今回も木材と ABS シャフト等を用いてスタンドを自作してみました。
透明 ABS シャフトは木製台座に直接差し込む構造にしておりますので安定感抜群です。
木材も色々種類があるみたいですがドリルで開口する際周囲がボロボロ崩れる事のないこの材木を使用しています。見た目も高級感があり大人のオブジェ感が素晴らしいのですがその分お高めで懐に厳しいです(苦笑)。
機体との接続はタミヤの曲がる透明プラ棒を使用しております。差し込み具合は写真の通りで取り外し易さと安定感の調整をしています。
大きさの目安ですが、この状態で高さ:約176mm、幅:約125mmとなります。機体の取り付け角度で多少前後します。
やっぱり今回もハイミロン 黒を背景に敷いてみたくなり撮ってみました。
やっぱりこっちはこっちで良いですね。
ただ、背景が黒だと同系色のプロペラや張り線は溶け込んで殆ど見えなくなります。
黒背景でプロペラの輪郭もしっかり捉えたいという欲求の末、化繊の綿を置いて撮影してみました。
これで背景は黒で被写体の輪郭をキッチリ撮影しつつ、プロペラ〜スピンナー周辺の造形も雲に見立てた化繊綿をバックに置くことでキッチリ撮影出来ます。
この方法を使えば夜間爆撃機などの撮影にもハイミロン黒を活かせそうです。
そんな感じで作りたいと思いつつも撮影時パッとしなさそうな題材はついつい後回しになってたりしがちだったので今後も撮影方法の幅をもっと広げてプラモの魅力をしっかり捉えていきたいところです。
使った化繊綿はこんな感じでチャック付きビニール袋に片付けておきます。先日模型店でガンプラのビネットに使われているのを見て早速自分も真似しようと思った次第です(笑)
私はこの手の表現方法に明るくないですが定番アイテムみたいですね。確かにこれはかなり使えそうです。化繊綿をハイミロン の上に置いている間にあれこれアイデアが湧いてきました。
最近はプラモそのものより周辺アイテムからインスパイアされる事が多いです。まぁそれも足の踏み場もない程プラモを積んでいるが故の贅沢な視点なのだとは思いますが。。。
本体および台座。
ということで Waltersons Japan モデルキット999 1/72 Fw190D-9 完成報告でした。非常に作り易いキットでパイロットフィギュアまで付いてます。
このシリーズはKV-2とマスタングを作り今回のフォッケウルフで3体目ですが今の所ハズレが無いです。
成型色も実機をイメージしたものがキット毎に採用されており極論墨入れと付属デカールだけでも楽しめます。なんならそのまま組み立てただけでも楽しめるかも知れません。
定価999円で実売価格は更に安い事が多いと思いますので、たまにはプラモでも作ってみようかという方には特にオススメ出来るキットだと思います。