当初の予定より四日遅れでの完成報告となりましたが、その分納得のいく仕上がりとなりました。
当ブログでは過去2回?ほど完成させているきっとですが、いずれもかなり鮮明なスカイブルー系の塗装を行っておりましたので今回は淡目のクレオス392番機体内部色ブルーというソ連系塗料をメインに据えて仕上げてみました。
写真ではあまり目立ちませんが同系色の塗料を用いてヘックス迷彩パターンで塗り分けています。
そのおかげなのか、淡めの単色塗装に微妙な色彩の変化が加わって単調な仕上がりとなる事を回避出来ました。
前腕の赤いダクトはキットのままだと合わせ目を跨いで処理が困難かつ造形がどうしてもダルくなるのでウェーブのUバーニアに置換。
しかしながら全体のフォルム自体はダルさとは皆無で誠にシャープ且つ外連味に溢れたアレンジがなされています。
この時代の HGUC は全般的にエッジがヌルいキットが多い中、このハイゴッグは当時も今もまさに異色の造形となっており、独自アレンジも良い方向で効果を発揮している名作キットだと思います。
この話は当ブログで HGUC ハイゴッグが完成する度に書いていますが、この悪魔的なシルエットが誠に美しいです。
肩のダクトもウェーブの Uバーニアに置換。
後ろ姿も美しいキットです。
肩アーマー底辺が背部のラインに繋がるところなどはランボルギーニなどの高級スポーツカー的な美しさに溢れています。
水中ジェットパックはアンテナを真鍮線、その基部を真鍮パイプに置換し強度確保とシャープな造形の両立を図りました。
両腕を広げるた際の横幅はなんと約37.5cmと非常に長大です。
ハンドミサイルユニットは弾頭部分をソケット状にディテールアップし、そこに手芸用貼り付けガラスを埋め込み。更にUV硬化式透明レジンを滴下してドーム状のクリア層を形成。
迷彩パターンはHIQパーツ社ヘックス迷彩マスキングシールを利用して塗り分けています。
腹部のマシンキャノンはキットの造形をガイドに開口し、手芸用ガラスパイプを埋め込み機銃を表現。更にその外側にHIQパーツ社の金属製挽物パイプパーツを接着しメタリックな重量感を加え強力な武装表現を行いました。
股間正面にあった二つの丸モールドは造形がダルかったので根元からこそぎ落としウェーブの丸バーニアパーツを取り付け。
更に内部にHIQパーツのコーションデカールを貼り付け、乾燥後透明レジンを滴下してクリア層をつくり謎装置として表現しました。
フェアリングユニットは腕部パーツをあれこれ取り外して装着します。
この状態もなかなかにカッコ良いです。
何が良かったのか自分ではわからないのですが、今まで当ブログで作ってきたハイゴッグと比べて圧倒的に完成度が高いです。
股間ブロックに3ミリ丸穴を開口しましたので魂STAGE等の市販汎用スタンド各種に気軽に接続出来るようにしました。
本キットをお持ちの方はわかるかとおもいますが、そのまま丸穴を開口しても刺さりが浅く危険なのでプラ板で股間ブロック下部のくぼみをしっかり嵩上げ〜ツライチ化した上で3ミリ丸穴を開口しました。
今回もモノアイ可動化を試みましたが構造的に奥まっているため今回もやはり目立ちませんでしたがこれはこれでカッコ良いので良しとしておきましょうか。
こちらもハンドミサイルの弾頭同様、ガラスパーツを装着した上に透明レジンを滴下してドーム状のクリア層を作って滑らかな表面を作りました。
本体及び付属品一式。
という事で HGUC ハイゴッグ完成報告でした。
今年の再販されたものが運良く入手出来たので久しぶりにこの名作キットを製作する事が出来ました。
今回もヤフオクに出品致しましたので何卒宜しくお願い申し上げます。
今月も残り日数あと僅かとなりましたのでここからラストスパートに入り気合を入れてどんどんプラモを完成させていきたいと思います。という事で今回は以上です。