ご覧の通りBMCタガネを用いてスジ彫り無双です。
赤系の機体はせっかくモールドを彫りまくっても撮影時殆ど見えなくなる事が多いのでパネルラインを切り返し地点として一部塗り分けてみたりして追加作業箇所を強調する仕上がりを目指しました。
プラモとは思えない、バンダイとは思えない(失礼)複雑な曲面がこのキットの魅力だと思います。靴なんかはカッツンカッツンなエッジが効いた形状だったりして曲面一辺倒というわけでもなくてメリハリが効いています。このキットを担当した開発車は凄腕です。
結構細かい塗り分けが必要で、ある程度密度間を高めた完成品が欲しいという場合は意外に手がかかるキットでもあります。
マスクを外してモノアイレールを左右スイング出来ます。面倒だという方は爪楊枝などを使って慎重に動かしても良さそうです。
本キット唯一と言っても過言ではない膝の合わせ目消しをどうするか問題ですが、私は脚部フレームを一旦塗装まで終えて完成させた後、外装パーツを挟み込んで合わせ目消ししました。行程的に色々面倒ですが強度をしっかり保てますので完成後の安心感があります。自分で言うのもなんですが合わせ目も綺麗に消せたので満足しています。
ビームガトリングのセンサー部分にはHIQパーツのVCドームを取り付けた上にUV硬化式透明レジンを充填して質感アップを図りました。
干渉が激しいですがシールドの造形も素晴らしいです。
ビームサーベル刃は二種類付属。
こちらは長いもの。
こちらは短いもの。微妙な長さの差です。意味あんのかなwww?
サーベル柄は腰部サイドアーマーに収納出来ます。
付属の軟質透明プラ棒のおかげでファンネル射出状態を再現出来ます。
但しこのプラ棒の接続は微妙な感じでして写真では良い感じですけど実際手で触っていると安定しないのでちょっとイライラします(笑)
但しいちどポーズが決まれば見栄えがしますので嬉しい付属品ではありますがね。
本体及び付属品一式。
次回はもちろんこちらとなります。
11年前のガンプラですがこの時代のガンプラはある意味今より関節強度がしっかりしていたり値段の割にボリューム満点だったりして大変満足度高いです。
当時は「結構良い値段するな〜」なんて思ってたりしましたが最近のガンプラ新製品価格を思いさらせた今の目で見るととてもお買い得に見えます(笑)そして何と言ってもフォルムが美しいですよね。今回私はプロポーションは一切弄っていません。この頃からガンプラの曲面表現のレベルがグッと上がってきたような気がします。
という事でHGUC ヤクト・ドーガ クェス機完成報告でした。
今回もヤフオク出品中です!
先述しました通りありとあらゆる面で優秀なキットで数あるガンプラの中でも屈指の出来だと言えます。個人的には五本の指に入る名作キットだと思います。冬休みのお供にいかがでしょうか。