パーツ数は少なめですし、パーツ精度も概ね良好でモールドは凸でなく彫りだったりして箱を開けた段階では3日もあれば完成するだろうなんて呑気に構えていましたが今日までかかりました。
今月9日に開封していますので足掛け20日かかっています。
パーツ数は少ないのですが機体の上下にあれこれ取り付けるパーツが結構あり、それがかなりか細いんですよね。接着剤だけで取り付けた箇所は完成間近に指が当たったりしただけでポロポロ外れたので懸念箇所は全て取り外して真鍮線接続しなおしました。確実にのり代が確保出来ている箇所以外は全て軸打ちしています。
そんなこんなで漸く完成しました。出来立てほやほやです。
自画自賛ですけれど今回塗装が本当に良い塩梅で決まりました。
製作記事でも書いていますが、単色で仕上げるのではなく、黒下地の上にリッチレッド、マルーン、小豆色、場所によっては純色マゼンタを重ね吹きしてレイヤー構造になっています。
錘は十二分に仕込みましたのでしっかり自立します。
背中の黒いアンテナはポロリが非常に懸念される箇所なので真鍮線を内部に打ち込んで本体と接続しています。
後述しますが機首部分にネオジム磁石を使ったギミックを仕込みました。
主要なパネルラインはBMCタガネやモデリングスクライバーで彫り直しております。
手間のかかる作業ですが、パネルライン単位でグラデーションをかける際やスミ入れ時に立体的なメリハリ感が強調されるのでドスの効いた表現を行いたい時、特に威力を発揮します。
HUD部分にはHIQパーツのオーロラグリーンを貼っています。
貼るか貼らないかで見た目のインパクトがぜんぜん変わってきます。
キャノピーと胴体のパーツ精度も極めて良好でした。
今回も台座を作ってみました。
最近この手の台座を毎度の如く自作していますが、特に反響が良いというわけでもなく(笑)、また製作に大変な手間がかかるため今後は作る機会を減らしていくと思います。効率的な展示が出来て個人的には気に入っているので要所要所で投入しようかと。但し手間なんですよね。製作ペースが落ちている一因となっています。
今回は北欧の湖面を意識した台座としています。
黒サフの上にEXシルバーをまだらに拭き、クリアーブルーや純色グリーンなどでグラデーションかけた後、UV硬化式の透明レジンを湖面に見立てて滴下し紫外線ライトでカチカチに固めました。
この自作台座、投入してかなり日が経ちましたが反響は全くないです(笑)けれども模型をかなり安定して立体的にディスプレイ出来るため私自身はかなり気に入っております。
台座部分はプラスチックせいの透明容器内に石膏を充填しており非常に重量があります。確か300グラムは超えている筈です。
ですから、このような重心が偏った状態で飾っても台座部分は微動だにしません。安心して長期ディスプレイ出来ます。
本体下部に3mm丸穴を開口しておりますので魂STAGE等に接続する事も出来ます。
角度を付けて躍動感ある表現を行うという点において魂STAGE Act.4に勝るスタンドを探すのは非常に困難です。
強度、自由度、主張の無いシンプルなデザイン、圧倒的な低価格と再販が待たれます。
本キットにはパイロンは2セット付属しますが、外部兵装の類は全く付属しないので手持ちのMk.84をぶら下げてみました。ポロリが激しかったので真鍮線を通して確実に固定しています。
ノーズコーン部分はネオジム磁石を仕込んで着脱式にしています。
これによって収納時や輸送時ノーズコーンを分離して梱包出来ますので破損リスクが激減します。なんで今までこの方法を思いつかなかったんだというくらい便利なので今後も積極的に組み込んでいこうとおもいます。
また、フロントダウン用の錘としても機能しますので一石二鳥です。
ピトー管は0.3mm真鍮線接続。縞々模様は細切りしたマスキングテープを使って塗装で表現。
ノーズコーン裏側はキットの仕様上小さい切り欠きがあります。それが上です。親切設計です。
箱絵のように雲の上を飛行させてみたいと製作時から考えておりましたので早速やってみます。
おおおお!
これはかなり良い感じなんじゃないでしょうかね。
自画自賛ですみませんけど、今回かなりカッコ良く出来ていませんかね。
垂直尾翼先端にある白いパーツも真鍮線を介してガッチリ固定しています。その先端にあるピトー管は0.3mmステンレス線に置換しています。
手持ちの 1/72 完成品と並べてみましょうか。
まずはドイツレベル ホルテン Go229。大阪土産にいただいたキットですが、大変作り易かったです。良いキットです。
ハセガワコルセアとウォルターソンズジャパンのマスタング。
ハセガワのコルセアは 1/48 が良い意味でずんぐりむっくりとしたグラマラス体型ですが、 1/72 版は少々スリム過ぎる気がします。これはこれでカッコ良いですが。
そして同スケールのSR-71 と並べてみました。
ブラックバードでけえ。。。
来年ドイツレベルから 1/48 NewTool として新製品が出るみたいですが誠に楽しみです。
当ブログではその前にハセガワ 1/72 ブラックバードをまたしても作る機会を得ましたので来月初旬にでも記事を書こうと思います。もうブラックバードも結構な数作りましたね。それでもまた新たな挑戦を取り入れたいと思います
のでご期待ください。
本体および台座。
という事でハセガワ 1/72 ドラケン “レッドドラゴン”完成報告でした。
パーツ数は少ないですが、繊細な取り付けが必要なものが多いため、それなりに頑丈な仕上がりを目指す際は工夫が必要です。
但しプロポーションは誠に美しいですし、90年代のプラモなのでモールドは凸ではなく彫りです。しかもかなりモールドは多いので情報量が非常に多く、しっかり彫り直してスミ入れを行えばかなりの密度感を得る事が出来ます。本文中にも書きましたがキャノピーと胴体の合わせも完璧です。
胴体の貼り合わせは上下分割ですのでモナカラインの全長はそこそこありますが、縦方向の分割よりも処理が楽です。私もじっくり胴体の合わせ目消しはじっくり行い完璧に消せました。
あと機体下部後方のノズル付近に目立つ隙間が出ますのでそこはきっちり処理しておいた方が良いです。
価格も安いですし、ちょっと変わった形の戦闘機を作ってみたいなという方には非常にオススメです。という事で今回は以上です。
はじめまして。いつも素敵な作品を楽しく見させて頂いております。
実は、17日の投稿(ドラケンをつくる)より、画質が悪く見えるのですが、なにか理由があるのでしょうか?
もしかして、うちのpcが原因?ちょっと気になったのですが…。
貴重なご意見誠に有難う御座います。
大変助かります。
実は昨日から一昨日にかけて使用しているOS、Photoshop、Illustratorのアップデートを1年ぶりに行い書き出し設定等が変わっているのかも知れません。同時に通信環境も刷新した事もあり鋭いご指摘感謝申し上げます。また何かお気づきの点が御座いましたら遠慮無くお申し付けいただけましたら幸いです。
書き出した画像を今慌ててチェックしているのですが、試しに倍の解像度でアップロードした写真も画質が変更されていたので画像書き出し時、通信時当幅広く調査致します。
お役に立てて幸いです。また、綺麗な画像で見られるのを楽しみにしてます。
夜分に失礼しました。