当初γ号のみ製作する予定でしたが組立時の説明で3機合体する旨を知り、密かに3機同時製作しておりました。
ひとつひとつは大変コンパクトなプラモなのですが、塗り分け箇所が意外に多かったり合わせ目処理に苦戦したりと想定外の手間がかかりました。その分仕上がりには満足しております。
機体それぞれに赤・青・黄というイメージカラー?が採用されておりキットには該当箇所をフォローする水転写デカールが付属しておりますが面積が大きかったり複雑な形状に貼り付ける必要があったりするため、面倒でもマスキングしてエアブラシで塗り分ける事でシャープさを損なわずに塗り分けました。
赤・青・黄に使った塗料。
白い箇所はEXホワイトで下地はベースホワイトとなります。
それ以外の銀やガンメタ系の塗装は全て黒サフ → 光沢黒 → EXシルバー or フレームメタリック等を用いて金属的な発色を実現しました。
個人的にはこのγ号が一番お気に入りですね。
カクカクした形状の全翼機で F-117 と B-2 を足して2で割ったようなデザイン。
ウルトラセブンの放映開始が1967年だそうなので如何にこのγ号が未来の航空機を予見していたか思い知らされます。驚異的な洞察と知見に裏打ちされたデザインであると言えるかと思います。
美しい。。。
続いてβ号。
こいつはなかなかやっつけ感があるデザインです(笑)
ですがパーツ分けが細やかでプラモとしての出来は非常に優れています。
結構塗り分けも大変でした。その反面、合わせ目消しは一番やり易かったです。
そしてα号。
鉛筆みたいなデザインです。
店頭でα号とβ号を見た時、なんだこのデザインはと思ったものですが、γ号と3機合体する為にこのような得意な形状になっているのだと思われますが、これまたγ、βに負けず劣らずアヴァンギャルドなデザインです。
見慣れてくるとこれもまたかなりカッコ良いです。
この段階になって初めて付属のスタンドが機体それぞれの機影をイメージしている事に気づきました。なんとも凝っています。
この機体は結構塗り分け大変でした。
機首まわりと垂直尾翼と機体下部が塗り分け箇所になります。
機体下部も塗り分け。
β号の機体下部。
γ号の機体下部。
スタンドの造形も非常にカッコ良いです。
スモークの成型色がまた良いです。
クリア成型だとゲート跡がどうしても目立ちますが、それを補って余りあるほど見栄えがします。
スタンドを一旦分解し台座部分を合体させます。
α号、β号、γ号を合体させます。
合体時のパーツ精度は正直微妙ですが、ある程度遊びが無いと塗装が剥がれてしまうので結果的にはこれくらいがちょうど良いかと思います。
3機合体する事で大型デルタ翼機になります。
合体したスタンドに接続。
支柱はα号のものを使用します。
ウルトラマン関連メカの知識はほぼほぼゼロですがたまにはこういうプラモも良いものだなと思いました。
メカコレなんでひとつひとつは小さかったり薄かったり細かったりするのですが3機合体すると結構な大きさになります。
GUNDAM CONVERGEゾゴック、リックディアスと HGUC ネオジオング付属のシナンジュと並べてみました。
全長に至っては HGUC シナンジュの頭頂高に匹敵します。
再度3機にばらしました。
という事でバンダイメカコレ ウルトラホーク1号完成報告でした。
合体・分解の観点からも造形のシャープさを担保するという点からもエアブラシ環境をお持ちであれば赤・青・黄の塗り分けは塗装で行った方が完成度は高まるかと思います。
一見お手軽キットかと思いきや、(それ故か)合わせ目処理等が難しい箇所が一部ありますので意外に作り応えがあります。という事で今回は以上です。