震電のデカール乾燥中につき今日は昨日入手したプラモを仮組みしてみました。
当ブログではしんかい6500製作以降ここ数年「BANDAI SPIRITSこそスケールモデルをやるべきだ」的な能書きを散々のたまってきたわけですが、予想の斜め上を行くキットがリリースされ非常に驚きました。
確か発売日は先月の HGUC ナイチンゲールと同日だっと思います。
ナイチンゲールに至っては私如きの情弱野郎にはその箱さえ見る事なく完売しておりましたがこちらは当日ヨドバシカメラマルチメディア博多に幾つか積まれているのを目撃しました。その日は自転車で来店しておった事もあり、私のカバンに入りそうもなかったので当日の購入は見送りました。
その日自宅近所のガンダムベース福岡にはとんでもない行列が出来ていましたが、恐らくその多くの人達が HGUC ナイチンゲール目当てだったのでしょう。私はコロナ禍以前から人混みが苦手ですのでスルーしました。
そもそも一般販売のガンプラは極々一部のアイテムを除きまずもって必ず再販されますから私は急ぎませんね。ましてや転売屋から定価以上の高値でガンプラを買うなど私には到底理解出来ません。
我々モデラーが発売日に買いたい、作りたい or 積みたいという欲求に固執しなければ、プラモを買い漁って色つけて転売するというやり口が通用しなくなり、そんな異常な光景も立ち所に過去のものになるのでは?と私は思うんですがね。
そうなれば仮に行列が発生したとしてもプラモを楽しむ人や家族にプレゼントするような人達だけが並ぶ健全な行列が出来る筈です。
プラモは食料や水やトイレットペーパーやマスクと違い生活必需品ではありません。我々は急ぐ必要などないのです。一般販売のガンプラはいつかまた再販されますよ。
話は戻って Imaginary Skeleton のプラモも思いのほか箱がデカかったので、少し落ち着いてから買おうなんて思っていたらこちらもあっという間に完売してしまいすっかり面食らっておったのですが、今月に入ってヨドバシドットコムを見たら偶然在庫が復活していたようで昨日買ってきました。
しかも少し安くなっていたので発売日入手に拘らないで得しました。発売日に行列に参加する事なく余裕を持って買えるなら買いますし、そうでないなら買わないでいつか再販、再入荷されるのを待つ、それだけの事です。
個人的には気に入っているプラモが店頭の棚で長期間売れ残るより売り切れていた方が私はよっぽど嬉しいですがね。
青バンダイになってからの攻めたラインナップに大変満足してはいますが、デザイン的にはこの青ロゴが本当に馴染まないんですよね。折角高級感と風格のある箱絵が採用されいるのに青バンダイのマークが毎度毎度浮いて見えます。この箱絵なら通常の赤バンダイか特例で黒バンダイマークを使っても良かったのではいでしょうかね。
あと公式で「ハイターゲット向け事業」と銘打っているわけですからバンダイマークのエッジも従来の角丸を継承せずに直角にしてハイエンドな風格のが漂う、そしてどのような箱絵にも馴染むモノトーンでスクエアなデザインにリニューアルしても良いのではないか?と毎日のように思います。プラモの箱は直角なのでロゴのエッジが直角であればあらゆるパッケージデザインに調和させる事が出来る筈です。
スケールは 1/32 。
この辺はタミヤの 1/35 恐竜シリーズに配慮したんでしょうか、個人的には 1/35 で良かったのではないかとは思いますがね。
タミヤの方は骨ではなく肉が付いたものですし、本キットの登場によってタミヤの恐竜シリーズも作ってみようかという気になりますから。かくいう私がそうで 1/35 ブラキオサウルスの再入荷してたりしないものかと思ってヨドバシの店内をうろうろしたりしています。
箱がデカくて圧倒されますが、中身もびっしり入っており大作キットの予感が漂います。
組立説明書と付録の資料が付属する力の入れよう。
組立説明書は安心のガンプラクオリティ。
折り目がコンテンツを跨ぐ事はありませんので非常に読み易いです。
何故か同社のスターウォーズや30 MINUTES MISSIONSは折り目がコンテンツを跨いで読み難く私のような無精者にとってはそれだけで作るのがたいへん億劫になってしまいますので、折り目を意識したページ構成、簡潔かつ要点を抑えた図と説明というものはキット本体の出来と同じくらい重要だと思っています。
製作の手引き的なページもあったりして非常に親切な造りとなっております。夏休みに親子でプラモでも作ってみようかという需要にしっかり応える内容となっているのではないでしょうか。
こちらが付録。
カラー印刷で立派なものです。
先ほど開封したばかりでまだぜんぜん読んでいないのですが読むのが楽しみです。
このページも面白そうです。
私が子供の頃、ティラノサウルスやアロサウルスなどは中に人が入っているのではないかと疑ってしまうようなゴジラ体型でした。
チャージマン研 第35話「頭の中にダイナマイト」冒頭に登場する電車を襲う巨大怪獣がまさにそれです。
その後、中学生になるかならないかくらいですかね、映画「ジュラシックパーク」が私の恐竜観を一瞬で全てを変えました。当時のホビージャパンで恐竜キットを弄って劇中イメージに近づけた作例なんかも読みましたね。当時買った模型誌、捨てずに取っておけば良かったです。
パーツを出してみました。
箱のデカさにびびっていましたが、意外にすっきりしていました。樹脂の質感は KPS に近い感触です。透明ランナーの支柱関連のみABS製。
組んでいて感動したのは各ランナーに収録されているパーツを使い切ったら、都度アナウンスされる点です。
以前同社のしんかい6500か何かを作った時もこういう気の利いた組立説明書があった記憶がありますが、この辺りは本当に素晴らしいと思います。
特に本キットのような骨格模型はぱっと見似た形状のパーツがいくつもありますのでこういった配慮は制作時の心配事を取り除いてくれますので安心してプラモ製作に没頭出来ますので誠に助かります。
私は約38分で組み上がりました。
人生初の骨プラモなのでどこにどのパーツが嵌るのか最初は見当もつかず面食らいそうになりましたが、ミスや事故を防ぐ配慮が各部に施されておりストレス無く組み上がりました。
宣材画像を発売前に見た時は「なんじゃこのポーズは…」などと思っていましたが、現物を目の当たりにすると普通にカッコ良くて気に入りました。
ちなみに全長約350mmあります。ド迫力の逸品です。
私は塗装して別の質感を狙うつもりですが、この整形色も良いですよね。
写真も良い感じですが、現物は更にかなり迫力があります。
1/32 スケールなので同スケールのプラモとなるとカーモデルがメインになるかと思います。
写真に写っているスバル360等、当ブログ未登場のキットは山ほどありましてね、特にカーモデルは上手くなりたく陰で特訓中ですが私にはかなり難しいですね。兎に角表面処理とマスキングですね。私にとってカーモデルは課題が多く自信を持って投稿出来るようになるにはまだまだ修練が必要です。
題材が題材なので 1/35 のキットと並べても全く違和感ないどころか、 1/35 のキットに対してやや大きめに見せる事が出来ます。
あと本キットはBANDAI SPIRITSにしては珍しく完全に固定モデルです。
発表があった時、関節にガンプラみたいな関節ぶっ込んできたらどうしようなんて心配したものですが、ここはしんかい6500やちきゅうを担当された凄腕の方の手腕が発揮されたのでしょうか?フォルム重視、完全固定のディスプレイモデルとなっております。
BANDAI SPIRITSがスケモに乗り込んで来るとやっぱり嬉しいですね。
まずはこのティラノサウルスをしっかり完成させるつもりですが、「 Imaginary Skeleton 」シリーズと銘打っていますからね、当然後続を期待せずにはいられません。今後首長竜や魚竜、翼竜、雷竜と予測したくなりますし、そもそも骨プラモなわけで、恐竜に限らないでしょうから魚の骨格模型などが出たら私は買いますね。
チヌ、フナ、サバ、フグ等のような馴染みのある魚の骨プラモとかどうでしょうかね?既に山ほどアイデアが上がっているのでしょうが本当に楽しみです。
余談も余談ですが、骨が一区切りついたらカンブリア期のとんでも生物のプラモなんかもヒットしそうな気がしますけどね。三葉虫とかも売れそうですがね。
システムインジェクションでアノマロカリスをはじめとした「カンブリア大爆発」シリーズ的なものをプラモ化したら普通にニュースで取り上げられる程話題になると思います。題材的にグローバル展開させ易いでしょうし。と話が少々逸れましたが今回は以上です。