本業が立て込みブランクが大きく開いたためにすっかり製作中であることを忘れてしまっていたHGBFハイモックですが作業再開しました。
ご覧の通り脛は別パーツ化されており合わせ目が隠されるという見事な構成です。
今回はシンプルな元デザインを活かす方向でやり過ぎない程度にモールドや金属球を埋める穴を追加していきます。
逆に一体化されている部分(このパーツの場合膝がそれにあたります)の境界線にモールドを彫り別パーツ感をしっかり出してメリハリある仕上りを目指します。
靴は踵にある既存モールドをラインチゼルで彫り直し1mm丸穴を前後に開口しました。4体分計8個全て右寄せに開口しました。
4体同時制作なので当たり前ですが最小作業単位が4です。大抵8回同じ作業の繰り返しになるのでテンポ良くやっていくよう心掛けました。
足首の接続に使うダブルボールジョイントパーツは肉抜き穴を埋めました。ここは完成後目立たないですし鉄骨風のトラス状モールドっぽくなっていたりしたので埋めなくても良かったかも知れません。
反面、膝関節の肉抜き穴はかなり大きく完成後も目立つので埋めた方が良いと思います。ポリパテを充填すれば短時間で形になりますし埋めるだけで完成後の重量感が全く違ってきます。
手甲パーツは平面をキッチリ出しました。1mm穴は左右対称に開口しています。
前腕は合わせ目消ししつつ平面出ししました。手首の受け口の境界線をモデリングスクライバーでなぞった後ラインチゼルで彫り別パーツ感を出しました。
私の組み付けが悪かったようで目立つ隙間が結構出ました。完成後中途半端に合わせ目が見えていると非常に残念な出来映えになってしまうので先を急がず何度でも補修します。
シールド?的な前腕の装甲にはモールドを追加していきます。折角面が広いのでここはもう少し派手に彫るかも知れません。BMCタガネの独壇場です。
肘関節の肉抜き穴もポリパテで埋めておきました。
本キットは実売価格600円台というここ20年ガンプラの歴史を振り返ってみても破格のプライシングです。
この低価格でありながら挟み込み関節等も無く、PC剥き出しの部分もありません。
素組みで良し、弄って尚良しと極めてモデラーフレンドリーです。初心者の方から達人級のモデラーまでどなたにもオススメ出来るキットです。
PCを嵌める側には地味ながら既存モールドがあるのでキッチリ彫り直そうと思います。
太腿の蛇腹パーツは合わせ目消しが必要なので明日じっくりやっていこうと思います。既存モールドも彫り直してスミ入れが映えるようにしたいと思います。
ということで今日はここまでです。4体+各種武器同時制作となると単純計算しても進捗に4倍の時間が掛かるので先が見えずについついダルくなりがちですがひとつひとつの作業を確実にこなしてハイモックダウン、ハイモックキャノン、マリンハイモック、EWACハイモック(アイモック)という勝手MSV四天王をきっちり具現化させたいと思います(笑)
キットの出来もさることながら、先日ご紹介したスジ彫り道具達も大活躍してくれて従来よりだいぶ作業スピードがアップしました。今回は武器類をかなり大量に作るのでこのペースでやっても月内に終わるかどうかといったところですが焦らずハイモックMSVをエンジョイしようと思います。ご期待ください。