遂にこの日が来ました。
HGUC F91、パチレビューであります。
待望のキット化ということもあり一瞬で売り切れましたね。実売価格千円を切るお手軽さも魅力です。
主観ですがこれほど迄に人気のある機体が未だに1/144で立体化されていなかったというのは驚きです。
しかし待った甲斐がありました。ガンプラの技術革新が進化に進化を重ねた今だからこそ出来るギミック、造型があります。
既に現物をお持ちの方も多いかと思いますがこの小さなボディにギミック満載です。
側面。ヴェスバーが目を引きます。詳しくは後述。
背面。
肩アーマーは先般のVガンダムと異なりガッツリモナカ割りなので合わせ目がでます。
ただ両肩に「F」と「91」の文字がシールだけでなく刻印として彫られているのはポイント高いですね。
マスキングし易くて有難いです。
肘関節は180度近く曲がります。
腕もほぼ水平に上がります。
スライド金型で抜いた1パーツ構成の前腕、上腕等合わせ目消し箇所が少ないのも有難いです。
腰は二点BJで360度回転可能です。余談ですがBJの接続方法が斬新で組んでて面白かったです。
肩との接続は胴体側が♂になります。
これは珍しいですね。恐らくサイズ的に引き出し可動ポイントを仕込むことが困難であるとの判断なのでしょう。
ちなみに胴体側は胸部のバルカン砲口以外律儀に色分け、パーツ分けされています。この辺はお見事な造りです。
いつも胴体側に組み込まれていたPCがなんと今回腕側に付きます。
この辺のソリューションは設計者の頭の柔軟さを見せつけられますね。とても新鮮です。
ビームサーベルは二本付属。
Vガンダムと異なりいつもの柔軟性のある素材に戻されています。柔らかい素材は発色がこもりがちですが今回は色鮮やかで透明度も高いです。
立て膝も余裕です。
ホントに良い時代になりました。
フロントアーマーはカットして独立可動出来るいつもの仕様。
モナカとは言えビームライフルも厚みもあり、造型も素晴らしいです。
フォアグリップが固定ですが簡単に分離出来る仕様になっており、私はピンをカットして可動化しています。
外見上は何も変わりませんのでオススメの加工です。
フォアグリップを可動させることで両手持ちも決まります。
肩のフィンは差し替えで収納/展開を再現。
バズーカ風の武装「ビームランチャー」も付属。
今回銃持ち手が左右分付属するので左右どちらでも持たせる事が出来ます。
お尻部分に差し替え式でアタッチメントを取り付ける事が出来るのでビームランチャーをマウントすることが出来ます。
ヴェスバーがよく可動するのでそれほど干渉は気になりません。
脹脛のフィンは展開可能です。
このサイズで差し替え無しでの再現は凄いですね。
そしてビームシールド。
本気の特徴の一つですね。「機動戦士ガンダムF91」から登場した兵器です。衝撃的な武装ですね。
基部はモールドも細かく優れた造型ですが1パーツ構成。お見事なスライド金型ワークであります。
展開時のパーツに差し替え。
これまた1パーツ!凄い!
緑のビームシールド。
美しいです。
このキットはギミック盛りだくさんです。
フェイスオープンも再現可能なのです。
こんな感じでヘルメット部分を外して顔面パーツを差換えます。
フェイスオープン!
通常時もハンサムですが、この形態もまた男前ですね!神々しいものがあります。
レビューはまだまだ続きます。
お待ちかねのヴェスバー!!
少ないパーツで本当によく動きます。
グリップ等も差し替え無しで展開。
ギリギリですがちゃんとグリップは持てます。
持ち手は選びません。どちらを使っても保持可能です。
接地性もわりかし良い感じでちゃんと自立します。
アンクルガードの接続方法が中々面白く、お馴染みのPCなのに使い方ひとつでこんなに新鮮な感覚が得られるとはと組んでいてとても楽しかったです。
比較。
やっぱりちょっとF91は腹が短いですね。
私好みにここは弄ろうと思います。
とまあこんな感じで満足度はかなり高いキットです。
贅沢なもんでF91が出るならビギナ・ギナ辺りも欲しくなってしまうのが人間の性ですね(笑)
ただ今回のリリースはあくまで「オールガンダムプロジェクト」の一環なので気長に待つのが賢いのかなと思います。
となると俄然HGUCでのクロスボーンガンダム辺りが欲しくなってきますのでやはり欲が止まりませんねwww
話は本キットに戻りますが所謂新素材の粘りのあるプラが使われるようになったり一発抜きのパーツを多用したりと合わせ目は武装関連のみという現在のガンプラ製造の技術の粋が集結したかのような内容です。おまけに破格の安さというのも有難いですね。
今回もVガンダム同様簡単フィニッシュでキットの良さを全面に活かした方法で仕上げてみようと思います。