HGUC RGM-96X
ジェスタ&ジェスタキャノン
パチ組みの巻。

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今回も積みプラ攻略です。
お題はご覧の通りロンドベルのトライスター駆るHGUCジェスタ&ジェスタキャノンであります。

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まずはジェスタから。
発売は2011年です。ご覧の通り見事なプロポーションです。

合わせ目消しが必要な箇所は頭部、肩、前腕くらいです。厳密には胴体上部にもありますが殆ど目立ちません。それ以外はモールドに上手く重ねた素晴らしいパーツ構成であります。

2011年HGキットで最も売れたらしいですがそれも頷ける内容です。日頃ジークジオンな私のようなモデラーでもジェスタキャノンも含めて三体揃えてしまうくらい魅力的なキットです。

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背面。
設定画よりスリムだと指摘されることもありますが、私はこのスタイリングの方が好みです。設定画を超えたカッコ良さがあります。

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シールドはバックパックから伸びるアームによって接続される独特の構成です。そう言えばグスタフ・カールなんかもこんな感じで接続してたので宇宙世紀96年頃のトレンドということなのかも知れません。

畳んだ状態と展開した状態は差替えで再現します。スケール的にも可動ギミックを突っ込んで壊れ易くなっても困りものですから妥当な措置だと思います。

ただし肉抜き穴が目立つのでここはきっちり埋めたいところです。

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バックパックはシンプル且つ硬派なデザインでスタイリッシュに纏まっています。

左右に突き出ている突起部分は着脱式でここにシールドを始め各種オプションを増設するという仕組みになっています。

当時の私は知る由もなかったですが2011年の時点でジェスタキャノンへのリデコ化を見越していたということです。

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シールドも細かく色分けされておりパチ組簡単フィニッシュ派の方にも嬉しいパーツ構成となっております。

接続ピンの先端にもマイナスモールドが彫ってあるので塗装派の方はカットしてしまわないように注意が必要です。

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表もグレネードの弾頭以外色分けは抜かり無しです。
ここまで律儀に色分けしてくれたら「弾頭の塗り分けが面倒」だなんて言えなくなります(笑)

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かなり渋い配色の機体ですが、バイザーはクリアオレンジで良いアクセントになっています。

ジェガンの上位機とのことですが顔つき自体はリゼルやアンクシャ系です。この面構えの機体は個人的にかなり好みで通常販売でキット化されたら必ずおさえています(笑)

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地味めな機体なのかも知れませんがとにかく至れり尽くせりな好キットで、手首パーツも充実しています。

同一ランナーのパーツに頼らず手甲パーツもきっちり色分けしてたりとジェスタにかけるバンダイの気合いを感じます。

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やはり手首パーツが豊富に付属すると表情豊かになります。
最近のキットは銃持ち手と穴空き握り手だけだったりと寂しいものが多いので復活してくれると良いですね。

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握り手と平手を使ってポージングの例。

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上半身の可動範囲はこのような感じです。
必要にして十分な可動範囲で特にポロリや強度不足が心配される箇所も無く極めて優秀です。

それにしても胸部ダクト周辺の色分けは本当にうっとりしてしまいます。三色使い分ける豪華な構成です。

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右前腕にはマガジンが収納されており三個分一体形成ですが取り外し可能です。

マガジンそのものには肉抜き穴がありますが取り外さない限り見えませんし、下手にポリパテなんかで埋めたら自重で関節がぐらつくと困るので当ブログではそのままにしようと思います。

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膝から下が長い今風のプロポーションですが立て膝ポーズもカッコ良く決まります。こういう如何にも「兵士」といったポージングが似合う機体です。

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ビームサーベルは刃が2本、柄が一本付属します。これはジェスタキャノンも同様です。

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ビームサーベルの柄は左前腕に収納。スライドギミック等は無く嵌め込み式です。ここはパーツの精度が高いことが災いして少々外し難いので塗装派の方は要調整です。

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腰部側面には左右とも三連グレネードが装備されています。弾頭は一体成形でカバーは差替えで展開可能です。

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ここからはジェスタキャノンのご紹介です。
こちらは2013年に発売されました。

先述のジェスタのリデコキットで新規追加パーツを組み込んでの立体化です。

※余剰で少しはジェスタのパーツがありますがランナー構成上ジェスタに組み替える事は出来ません。

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こちらも負けず劣らず素晴らしくカッコ良いです。
チョバムアーマー風の追加装甲とキャノンを背負った現代版MSVといった趣があります。

ちなみに型式番号はジェスタと同じですので作品世界的には純粋に兵装違いといった扱いなのだと思います。

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背面。
左前腕の増加装甲も印象的です。

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ハンドグレネードは脚部にも増設されました。
こちらも差替えで展開可能で弾自体は一体成形です。

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ビームライフルはグレネードランチャーが追加されたハッタリの効いたものに。

ちなみにノーマルジェスタのビームライフルも付属します。

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後部にある蓋のようなパーツは差替えで持ち上がります。

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ビームサーベルは腰部装甲に移動。こちらも嵌め込み式なので塗装派の方は要調整です。

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ハンドグレネードと選択式です。

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4連マルチ・ランチャー。
取説によりますと色んな弾を撃ち分ける多目的兵装なんだそうです。

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こちらはビーム・キャノン。
ここはインパクト大なのでキッチリ作り込みたいですね。

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さて今回は三機編成ということで、スタンドもそれに即したものを用意しました。

RGズゴックの時にも用いた「魂STAGE ACT TRIDENT」を使います。今回はスモークブラックです。

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こんな感じで三体同時に飾る事が出来ます。
頑丈ですし、自己主張の少ないデザインでキットを引き立てます。なかなかのアイデア商品ですよこれは。

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完成報告時に色々とポージングさせてみようと思いますのでお楽しみに〜〜〜

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ご紹介が後回しになっちゃいましたがビームライフも実銃っぽいデザインで本機の特殊部隊っぽさを引き立ててます。

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なんというか「米軍」っぽいデザインです。
私自身にミリタリー的な知識が乏しいので上手く表現出来ませんが(笑)非常に立体映えするキットです。

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HGUCザクF2なんかもそうですがキットの出来が良過ぎて手を出しづらいところがあり何時までたっても完成はおろか、制作にも入れていませんでしたのでこれを機に89式ベースジャバーと共に一挙に完成させてみようと思います。

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アニメ劇中ではベースジャバーに乗っているばかりの印象が強く、おかげでHGUCベースジャバーのヒットにも繋がったとか。硬派な魅力満載です。

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ということでジェスタ&ジェスタキャノンであります。
結論から申しますと「パチ組で充分」な出来です。そういう意味ではHGUCザクF2にそっくりな好キットでどなたにもお勧め出来る内容であります。PC-001使用で経年で関節がユルくなりがちなのもF2譲りですのでそのあたり補強していこうと思います。

キット自体が申し分無くカッコ良く、設計も神懸かり的なものがあり実際に大変よく売れたそうです。それもあってかOVA劇中では大して目立った活躍もせず周りの機体を活かす役回りが多かった気がします(笑)

個人的にはep7でシナンジュと派手にやりあうのだろうなと大きな期待をしていましたので、地上でゼータプラスを踏みつぶしてあっさりお役御免という姿を見て驚いてしまいました(笑)

ですがあのシーンだけで充分トライスターの優秀さが表現出来ていましたね。

ゼータプラスやグスタフ・カールもやられ役とは言え、正史に名を残しましたのでこの2機種にも今後色々な媒体で名誉挽回するチャンスがあると思います。ガンダムUCはガンプラの未来を拡げるものになったと思います。

さて、話は戻りますがキット自体はお世辞抜きに極めて出来が良いので当ブログでもどういう制作プランでいくか却って随分悩みました。出来の良いキットに手を加えるのはためらわれるためです。

熟考の結果、今回は合わせ目消し/後ハメ加工/ディテールアップを行い全塗装して仕上げようと思います。

プロポーションも完璧ですので時折見える肉抜き穴を塞いだり、キットの良さを損なう事無くディテールアップするなど、「キットと喧嘩せずに」自分のテイストと調和していくような制作が出来ると良いなと思います。久しぶりの連邦系量産機です。ご期待ください。

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