背部にある3本のプロペラントタンクの肉抜き穴を埋めて欲しいと去年か一昨年リクエストをいただいた件ですが今更ながら手を打ちたいと思います。確かにこれはかなり気なります(笑)
私の場合ついつい SD だとまあ良いじゃないかという気分になる事が多いのです。
特にナイチンゲールですからね。まさか日常的に気軽に買えるプラキットとして登場する日がくるなんて思いもしませんでした。しかも SD 体系でかなりシルエットは美しいと来ればかなり無茶な肉抜き穴があってもついつい黙殺してしまったのです。
しかしながら本キット当ブログ3体目ですのでモデラーとしての進歩の形跡を残したいものです。という事で重い腰を上げてやってみましょうか。
今回プロペラントタンクはプラパイプから自作します。タミヤの外径8mmのプラパイプを使います。
これを選んだ理由はいくつかあるのですが、まず手元にあったというのがでかいです。こんな太いプラパイプ滅多に消費しませんからね。ここぞとばかりに投入しました。
あとポリスチレン製なのでタミヤセメントとの相性も良いという事も理由のひとつです。そして塗装やヤスリがけがし易いという事、比較的軽量である事なども理由として挙げられます。
任意の長さにカットした後、底面にウェーブ社「Iチップ(丸)」8mm径をタミヤセメントで接着。
反対側にコトブキヤのジョイントを取り付け。
「コトブキヤ M.S.G モデリングサポートグッズ メカサプライ06 ジョイントセットB」に入っているものを使用しました。
内部に5mmプラ丸棒を少し入れて嵩上げしたところに内径3mm外径5mmの ABS パイプを挿入し関節パーツと3mm接続しております。
バックパック側にある四角い接続穴を3mmドリルで開口して取り付け。
パイプパーツから自作しておりますのでどの角度から見ても肉抜き穴は見えません。というか肉抜き穴はありません。
なかなかに完全無欠なプロペラントタンクが出来上がりました。
キットのパーツの肉抜き穴をパテ埋めしたりする方法より遥かに綺麗で量産性に富みますので今後もこの手法でプロペラントタンクを自作してきたいと思います。
あと本キットはリアスカート内部にも太めのプロペラントタンクが仕込まれています。
完成後殆ど見えないだろうと油断していたのですが結構肉抜き穴が目立ちます。
こんな感じで完成後も気になります。
という事でポリパテで埋めました。完全乾燥後瞬着で気泡を埋めておきました。
お次は隠し腕を作ります。バイアラン・カスタムの腕を使いました。数年前バイアラン・カスタム二号機を3体買い込んでいましたのでその余剰パーツです。
ABS パイプとコトブキヤ「M.S.G モデリングサポートグッズ メカサプライ18 ジョイントセットD」の関節パーツを使用。これがあると何でも自作出来るような気分になります。現に数年来停滞していた改造案件のいくつかがリスタートさせる事が出来ました。
この手のマテリアルはモデラー毎に合う合わないといった相性があるかと思いますが、私にとってはなくてはならない問題解決能力が極めて高いアイテムです。
フロントアーマー裏面に受けを作りました。
タミヤの5mmプラ角帽を任意の長さに切り出し、3mm丸穴を開口しました。
隠し腕を取り付けるとこんな感じ。
かなり良い感じなのではないでしょうか。
前回製作した際もバイアラン・カスタムの腕をしようしましたが、当時はマグネット接続で固定仕上げでした。
今回は ABS パイプとコトブキヤの関節パーツでグリグリ動きます。 SDCS ナイチンゲールは当ブログ3体目の製作となっておりますのでノウハウもだいぶ貯まっておりギミック面でも進化しました。
今後はビームライフルのディテールアップと懸案の足裏ですか、ここをクリア出来れば表面処理 → パーツ洗浄 → 塗装という運びになります。という事で今回は以上です。