並行して制作している ベルクート の合わせ目消しが正確に行えているか確認するためにグレーサフを吹いてはチェック&修正を繰り返しているのですが、同じサフを使ってパーティングラインの位置を調べた方が効率的だと判断しザウバーC9のカウルの製作も一緒にやっていくことにしました。
ランナーから切り出し、ゲート処理を行った後仮組み。精度は完璧です。
裏面の刻印を見ると1990年製とあります。
今から31年前の段階で現在でも通用するどころか最高水準のパーツ精度を誇ります。
マスキングして塗り分けるたい箇所は境界線を彫り直しておくと正確且つ、美しく塗り分けが出来ますし、境界線を彫り直しておく事で塗り分け後別パーツ感を演出する事が出来ます。
赤く塗りつぶした箇所をマットブラックで塗装したいので境界線を彫り直しました。
曲線が絡む場所のスジ彫りはハセガワのモデリングスクライバーが使い易いです。
整形色がかなりカッコ良いシルバーなのですが、このままだとパーティングラインの位置が判り難いのでグレーサフを吹きます。
ざっと吹いてみました。
パーティングラインを赤線でトレースしてみました。
正直なところもっと入り組んだ感じになってたりする事も覚悟していたのですが、ご覧の通り比較的容易に消せそうです。
但し、カーモデルですからね、表面処理をしっかり行って平滑な面を作っておく必要があります。
カーモデルやバイクモデル専門の方々からしたら当然の作業なのでしょうが、普段飛行機やガンプラ、しかもその殆どがマット仕上げというものばかりやってる私からすると非常にハードルが高い作業です。
後部、下部のパーティングラインはこれだけ。
ここは平面的ですのでかなり気が楽です。ということで今回は以上です。