当ブログにおいて(初代〜MSVやZZくらいまでの)ガンプラ旧キットは専らモビルアーマーや艦船メインで製作してきましたので開設9年目にして実は二体目の完成報告となります。
人型ガンプラ旧キット(初代〜MSVやZZくらいまで)で以前完成させたのは2017年11月の 1/144 「GMスナイパーカスタム」のみなので 1/100 は今回が初となります。
時間を掛けて作ったぶん納得のいく仕上がりとなりました。
なんというか「土偶」的な魅力があるキットです。
キットはリアルタイプ版を使用していますが配色は劇中イメージで塗装しました。
頭部以外完全固定です。
40年近く前のプラモなのですが、非常にシャープな造形となっております。
プロポーションは結構いじっています。
前腕や脹脛、ピタリと吸い付くように背中に取り付けられるバックパック等々この時代のガンプラが持つ並外れた造形力には制作中も完成後も唸らされます。
マーキングはキット付属の水転写デカールの一部とプレバン専売品であるガンダムデカールDX、一般販売されているガンダムデカール等を用いています。
貼り過ぎず、腹なさ過ぎずを心がけました。
但しイキって撃墜マークだけは貼りたくりました。
旧型ザクでこれだけ堕とせるならゲルググ乗って無双してきてくれよ偉い人から言われそうですが。
THE ORIGIN のルウム海戦を見ていたら05でも充分活躍した筈です。
頭部ヘルメットは自作内部パーツとネオジム磁石で接続するように改修しましたのでこのようにヘルメットを取り外す事が出来ます。
ネオジム磁石を採用したおかげで強力な保持力があるため、グラつくような事もありません。その性質上磨耗知らずですし。
モノアイレールはボールジョイントを介して胴体に接続されておりフレキシブルに可動します。
任意の位置にモノアイを移動させることが出来ます。
モノアイレールは360度回転しますので側頭部の小窓に持ってくることも可能です。
固定モデルであってもモノアイが可動する事で一気に表現の幅は広がります。
モノアイレールをこのようにくるりと180度回転させれば、
消灯状態も表現出来ます。
当ブログで度々申し上げて参りましたが、私はザクはこの状態で飾りたい派なのです。
初代では割とこの状態で描かれている場面が多く、再放送世代ではる私に幼少期からの憧れなのです。
旧型ザクは小学校低学年の頃、毎月1〜2体300円のベストメカコレクションを買って貰うのが楽しみで当時から同じキットを作り続けたい欲求が強いタイプだったと思います。
1/100 は今回初めて製作しました。
700円のプラモは小学校低学年の私にとってなかなかおねだり出来る金額ではありませんでした。それに量産するにはでかいですしね。
頭部を動かしてみました。
胸部ブロック側面を斜めにカットしてハの字状にするという定番工作、これは整形が大変でしたが本当にやって良かったです。美しいボディラインとなりました。
あと握り拳はガンプラお馴染みの穴あき手首しか入っていないため、エポパテで不足分を造形し、げんこつ手首を左右分作りました。
頭部以外全く動かないわけですが、この時代のガンプラは「そこに立っているだけで良いんだ」と思えるパワーがあります。この迫力、一体なんなんでしょうかね、存在感というか存在そのものがなんというか「太い」んですよね(笑)これがたまらないわけです。
内部はパテとオモリが詰まっていますのでシンプルそうな外見とは裏腹に非常にずっしりとした重みがあります。
なんと重量約249グラム。
足元に詰めた釣り用ナスオモリ10号が左右にひとつずつ入っておりますし、太腿や胴体内部等はポリパテとエポパテの塊です。
写真ではお伝え出来ませんが持った時ずしりとひんやりした重量感が手に伝わってきます。
なんというか置物的な重量感というか所有する満足感があるんですよ。ここを読者の皆様にお伝えすることが出来ないのが残念です。
ソフビスーツのザクと並べてみました。
一緒に並べるとタイムスリップしたようなノスタルジックな眺めを堪能出来ます。
何度もうっとり眺めてしまいます。
MGリックドムも加えて並べてみました。
圧巻です。
MGボールと。
頑張って作ったつもりなのですが、いろいろ納得が行かない仕上がりとなっているのでこのボールは外装をこそぎ落として別の配色で仕上げ直してみようと思います。
箱。
ご覧の通りリアルタイプ版を使用しました。
という事で旧キット 1/100 旧型ザク完成報告でした。
思いの外時間がかかってしまいましたが、こうして納得のいく形で完成させる事が出来て大変満足しています。自信が付きました。という事で今回は以上です。