先日いただいたフリーダムモデルの SD MiG-21 をつくるついでに エデュアルド の 1/72 版もやってみようと思います。
キャラものスケモ、洋の東西問わずあれこれプラモを摘んできた私ですが、今回の箱絵は屈指の傑作だと思います。
MiG-21という戦闘機の小柄な疾走感がこれ以上ないほど美しく描かれているかと。
チェコのエデュアルド社が製造販売する 1/72 MiG-21 はガンプラで行ったら HGUC ユニコーンガンダムに似た生き様をしています。リデコキットが無数にあるのです。2018年新規金型で登場してからかれこれもう20前後くらい出ている筈です。
2018年製ということで私もその年の夏に購入しました。個人的にはかなり新しいキットという印象がありますが、今や2021年という事で時間が経つのはあっという間で驚いてしまいます。それでもまだまだ目新しい最新キットの部類に属すると思います。
先日ご紹介した SD MiG-21 と一緒に作っていきます。
そうする事で塗装工程等を共有出来ますのでそれぞれ別の時期に制作するよりも効率的に完成させる事が出来るというわけです。
早速(と言っても購入から2年半くらい経っているわけですが…)開封しました。
開封してから撮影してしまったので丸裸ですが、グレーランナーはまとめてビニール袋に丁寧に包装されていました。
クリア成型されたランナーは別の袋に入れられておりました。
一箇所パーツ落ちがありました。
さすがにチェコから遠路遥々どんぶらことやってきたこともあってか、他にも落丁寸前のパーツがいくつかありましたので紛失には注意が必要です。
組立説明書。
プロフィパック版であるためゴージャスな内容となっております。機体解説はチェコ語ではなく英語表記。印刷品質は非常に高く文字の輪郭もしっかりしており判読性も高いです。
組立説明図もお馴染みの構成。
美しく情報が整理されており非常に読み易いです。
当ブログでは度々書いてきましたが優れた組立説明書であればそこに書かれている言語が何語かなんて全く問題なくすらすらと製作していけますので都度都度ローカライズして単価を上げるくらいなら各メーカーの母国語もしくは英語表記で充分だと私は思います。
塗装見本は嬉しいカラー印刷。
水転写デカール貼りの指示書。
この辺は律儀に指示通り全て貼っていたらかなりの苦行となりますし、 1/72 スケール ですからね、貼りすぎてデカールでゴワゴワしてしまいそうならどうしても譲れない箇所だけを貼って完成としても良いと私は思いますよ。まぁ私はほぼ全部貼るつもりですがね。
ただしそれも様子を見ながらであり、小柄な期待にゴワゴワ貼りすぎて造形が乱れそうなら多少調整するかも知れません。
デカール現物。
途方もない情報量となっております。
国籍マークはポーランド空軍、チェコ、ドイツ民主主義共和国こと東ドイツ、ルーマニア、西アフリカのマリ共和国から選択式。かなり豊富な選択肢となっております。
この MiG-21 という期待は本当にあちこちで運用されていたのだな、という事が本キット付属の水転写デカールからもわかります。これはごく一部ですからね、2万機でしたかね、相当な数生産されており現在も使用されております。
対する西側諸国では我らがファントムがマッチアップしていた時期もあったわけでこちらも大ヒット戦闘機と誉高いですが、それでも確か5000機くらいの生産数だったと思いますので、そこからも MiG-21 がどれだけロングセラーなのかという事がわかります。
プロフィパックという事でエッチングパーツが付属します。
稼ぎの悪い身としてはこうやって同梱してくれると誠にありがたいです。
話はちょっと変わりますが昨年秋に再販されたタミヤ 1/24 ロータスヨーロッパも「再販してただただ値上げ」するのではなくエッチングパーツやシートベルト等を標準で付属させる事で商品の付加価値を高めていました。
バラバラで買い揃えるとあっという間に結構なお値段になりますからこういう商品構成は非常にありがたいです。
付属のエッチングパーツは エデュアルド らしくしっかりカラー印刷済みで見応えがあります。
計器盤なども非常に精密な仕上がりが期待出来そうで今から非常に楽しみです。
そしてタミヤの傑作機シリーズのようにキャノピーマスクシートも付属。
本シリーズは 1/72 MiG-21 の決定版と呼べるかと思います。これだけの内容でヨドバシ等では実質販売価格2500〜3000円前後ですので非常にお買い得なキットと言えるのではないでしょうか。という事で今回は以上です。