昨年の9月から作ってきましたのでもう随分と時間が経ってしまいました。
パーツ数60と油断して軽い気持ちで手を出したのが大間違いで、あちこち段差が出来るわ隙間が出来るわモールドは繋がらないので一旦埋めて彫り直しが必要になる箇所は出るわで結構大変でした(笑)
80年代とか90年代のプラモならまだわかるんですが2002年のプラモという点が泣けてきますwww
ただ個人的には大好きな機体なので何がなんでも完成させようと意地になって完成させました。
試験飛行時は未装着だった前脚カバーと初飛行時に未装備だったとされるアンテナは取り付けて実戦配備されていた際の姿を推定して制作。
アンテナ線はモデルカステンのストレッチリギングを使用しております。 0.6号です。結構良い値段しますけど一回買っておけば相当な量使えますので結果的にはかなりお得です。
大戦機なのにプロペラのないのっぺらぼうな不気味な無表情さが非常に美しい機体です。
メッサーシュミットMe262譲りのシルエット。
後述しますが、並べて見ると大きさも形状も結構異なっており日本独自の解釈がされているんですよね〜
と言ってもMe262ありきの機体コンセプトかと思いますので遣独潜水艦作戦の功績によるものと言えます。
ピトー管は真鍮線を削り出してテーパーをつけたものに置換しました。
キャノピーは一旦マスキングテープを貼り付けてから照明にパーツをかざしてデザインナイフの刃を入れれば比較的簡単且つ綺麗にマスク出来ます。
視力が関係あるのかわかりませんが私は両目とも2.0以上あります。
視力よりも遠視?か近視?だかで作業しやすさが変わるのかも知れません。マスキング職人から買うのもアリですが私は当面自分で切り出してマスクしていく予定です。自分でやれば0円ですしね!
照準サイトは0.3mmステンレス線で再現しました。
パイロットはモデルカステンの「日本陸海軍パイロット6体セット」から海軍パイロットを持ってきました。
キャノピーの接着は二液性エポキシ接着剤を使用しました。二液混ぜるのがめんどくさいですけれど航空機モデルのキャノピーやカーモデルのクリアパーツを接着するには現状ではこれが一番確実です。
機体下部には3mm丸穴を開口して市販の各種スタンドに接続出来ます。
飛行機に丸穴を開けることに抵抗はあるのですがいざこうして浮かせるとやっぱり良いもんだなとなります(笑)
魂STAGE Act.4などを用いるとかなりアクロバティックなディスプレイが可能に!
魂STAGE を開発したバンダイの功績はもっと評価されて良いと思います。
そうそう、機体下部にはRATO(Rocket Assisted Take Off)を装備してみました。推力400kg也。
特にAct.4は性能も抜群で価格も安く強度もあります。3個入って実売1000円以下という驚異のプライシングも魅力です。
もともと可動フィギュア?向けに開発されたもので模型店より量販店のおもちゃ売り場に置かれていたりしますが、模型に使っても並外れた有能さを発揮します。
塗装報告時はどうなることかと思いましたが、日の丸と識別体、そしてスーパースムースクリアーのつや消しでまとまりが出せました。
エンジンのエアインテーク等はクリアーレッドのキャンディ塗装を施して光沢仕上げとしました。
実機はもっと地味なんでしょうけれど模型的に華のある感じにしたかったのです。
一時はどうなることやらとヤキモキしながら作っていたのですがなんとか無事に完成してくれました。カッコ良いです。
似た者同士なんでこの際一気に作ってみようと思いタミヤの 1/48 Me262を仮組みしてみました。
確かにレイアウトは影響を感じさせますが、サイズや形状等は結構違うんですよね〜
タミヤのシュバルベは大変パーツ精度が高くて大変驚きました。橘花とほぼ同じ時期に出たキットなのですが・・・ま、タミヤが凄すぎるんということにしておきましょう!(笑)手がかかる子ほどかわいいもんですし。
ということでファインモールド 1/48 橘花完成報告でした!
正直私の力量では完成させられないかも知れないなと途中で半ば諦め気味になっていたのですがこうして完成報告出来てホッとしました。大満足です。