下地にガイアの黒サフを吹きました。
胴体と四肢等に合わせ目が出ますので四肢の合わせ目をしっかり消した後、胴体に接着。更にその際に発生する合わせ目を消してからサフを吹きました。
この河次郎、何色に塗ったものかと思案した結果、兎にも角にもまずは本キットの原点となる柳田國男の「遠野物語」でも読んでみようかという事にしました。
文庫本で買うと700円くらいするみたいですが、本書は青空文庫に収録されていますのでkindle等で無償で読むことが出来ます。有り難いです。余裕ができたらいつか書籍も購入してみようと思います。
河童(遠野物語では「川童」)というと緑色のイメージが私にはあるのですが、本書にある通り遠野物語で語られる川童は赭(=赤)色とあります。遠野の河童は全身赤色だそうです。
ただ、やっぱり私的には緑色の河童が欲しかったので緑系で塗る事にします。オリジナル解釈をするにしても原典や設定や史実等に一旦目を通した上でやると模型に迫力というか自信のようなものを埋め込むことが出来るような気になる時があります。まぁ私の気のせいでしょうけど(笑)
現に「遠野物語」中にも『他の地にては川童の顔は青しというようなれど、』とありますし他の地の川童ということで私は製作していこうと思います。
基本色に相当する部分をエアブラシでさっと吹きました。下地の黒をやや残し気味にして陰影のコントラストが出る程度に色を乗せました。ここから先はドライブラシで塗っていった方が雰囲気でそうなので筆に持ち替えて頑張ってみたいと思います。
密かに製作しておりましたキュベレイダムド はこんな配色で作っています。濃い色にすると彫り直したり追加したモールドがあまり目立たなくなる事が多いですが段差が多用されたデザインなので光の反射でモールドが強調されます。この写真の場合ファンネルコンテナがそれにあたります。彫り直した甲斐がありました。
個人的にはこっちの方が好みだったりして(笑)Mk-IIの配色を大人っぽくした感じの色味で塗っていってます。現在デカール貼りも終わってじっくり乾燥中です。早ければ明日にでもトップコート吹いて完成報告できれば良いなと思います。