発売から随分と日が経ってしまいましたが当ブログ今年最初の新製品レビューはHGBF ガンダムアメイジングレッドウォーリアであります。流石三代目、見事なチョイスです。
ご覧の通り「プラモ狂四郎」に登場するレッドウォーリアがベースです。というかほぼまんまレッドウォーリアです(笑)これは嬉しいという方が多いのではないでしょうか。
各部の意匠は昭和のまま、あの時代のまま踏襲しつつ、平成のスタイリングで見事に現代版レッドウォーリアとして蘇らせてくれました。
ビルドファイターズトライ劇中では三代目メイジン・カワグチがラテンなBGMとともに颯爽と現れ枯れ草が華をつける謎エフェクトまで発揮する凄さですwww
劇中の会話によると世界大会三連覇を果たし殿堂入りとのことです。
組立時間は約1時間14分で組み上がりました。本体に約54分、残りを武器等のパチ組みです。非常に組み易いフレンドリーなキットです。
正面。
メイジンの機体は常にキット化に恵まれておりその数は劇中登場人物最多であります。
これまでザクアメイジング、ケンプファーアメイジング、アメイジングエクシア、エクシアダークマターが漏れなくキット化され、今後リリースされる予定の外伝機二体と私の知る限り系6体のMSが全てHGBF化。ですがその全てが既存のキットのリデコ商品でした。(勿論リデコにはリデコのメリットが沢山ありますが)
今回のアメイジングレッドウォーリアは遂に完全新規での立体化であります。これはやっぱり嬉しいですね。
側面。
私が小学生低学年くらいに「プラモ狂四郎」は連載されていたと記憶しております。
実のところ殆ど読んだ事がないのですが近所に住む年上のお兄さん方が熱心に読んでいた記憶があります。
背面。
頭部、前腕、足の甲、脹脛に合わせ目消しポイントが発生しますがいずれも消し易いものでパーツ構成はかなり練りに練られていると感じました。
昭和テイスト漂うデザインでありながらも流石最新キットというべき可動範囲の広さを誇ります。
ABSレスPCとKPSを用いたモダンな造りになっております。1/144スケール且つ標準サイズのキットはKPS関節の独壇場になりつつあり個人的には大歓迎です。
肩に乗っかるバーニアユニットはフレキシブルに可動するのでアクションポーズの妨げになることはありません。
白いパーツには細かいモールドが施されておりスミ入れや色分けをきっちり行うと見栄えが良さそうです。
個人的に感動したのが肘のマルイチパーツが別パーツ化されていたことです。
なんと膝のマルイチもバッチリ別パーツです!!
太腿外装と一体成型です。踝部分も同様ですがメリハリの効いた造形で立体感に富みます。
そしてレッドウォーリアのアイデンティティ、小型シールドも赤、白、黄と成形色レベルで完璧な色分けを実現!!!
もうこの時点で劇中の三代目だけでなくバンダイさんも「自画自賛に値する!」と誇って良いと思いますwww
先述の通り可動はバッチリです。ポロリも強度不足も心配ありません。非常にこなれた、あらゆる面で安定感のあるキットです。
今回は穴の開いていない完全な握り拳が左右分付属します。しかも丸指仕様というのがまた素晴らしいですね。初代も含めて昔は連邦系MSも丸指なんですよね〜
前腕に合わせ目消しが必要な箇所があります。内部フレーム挟み込みなので後ハメ加工をしようと思います。
レッドウォーリアの特徴的な足の甲に被さる強化アクチュエータもきっちり別パーツ。
その下にある足の甲には合わせ目が出ます。
さっそくRGガンダムと並べてみました。ご覧の通りサイズ感もバッチリです。ミキシングしてRGレッドウォーリアを作っているガンプラビルダーの方も多いでしょうね〜〜〜
ザクF2と。
狂四郎ものということで久しぶりにジオノグラフィーのパーフェクトジオングを引っ張り出してきました。引っ張り出すと言っても書棚の上に飾っているのですが(笑)身長差からして概ね1/144ですね。
日頃完成品トイに縁の無い私ですが、5年ほど前に某量販店で破格値で売られていたので入手しました。かなり出来が良くて満足しております。
ここからは武装の紹介です。
まずはビームサーベル。
サーベル刃は長短二本ずつふぞくしております。
発振基部は右前腕に装着されていますが3mm棒接続なので左前腕にも取り付けることが出来ます。こちらも完璧な色分けで抜かり無し。
続いて銃器関連。一部組替えであれこれ再現出来るのですがとにかく凄い量あります。
先鋒はハンドガン。ハンドガンと言っても大きめの造形で迫力があります。
ハンドガンに刃(ショート)を取り付けてガンブレイド(ショート)
ビームガトリング。ちなみに本キットの手持ち武器は全て左右どちらでも持つ事が出来ます。最近この方式のキットが増えてきていますが素晴らしい仕様です。
右手にビームライフル甲、左手にガンブレイド。
ハイパーバズーカはクラシカルなデザインで原型機に対するリスペクトを感じます。
ビームライフル乙。かなり迫力があります。
そしてガンブレイドロング。これも非常に長く造形されており大迫力です。
本キットの素晴らしいところのひとつとして武器の保持力があります。大きめな武器が豊富に付属しますがそのいずれを持たせてもダレることがありません。
KPS製のフレキシブルに可動するアームに接続して武器を背部に懸架出来るのですが可動に柔軟性があるのでハンドリングし易いです。
ハイパーバズーカは伸縮ギミックがあります。素晴らしいです。
武装てんこ盛り!!!!!!!!
もしかしたらまだご紹介出来ていない武器の組み合せがあったかも知れません。。。それくらい豊富です。
MSVとして80年代にキット化される計画もあったとかなかったとか。色々伝説の機体のようです。
バックパックも昭和なデザインで非常に好感が持てるものです。合理的なパーツ分割を採用しておりバーニアも可動します。
ここまで褒めちぎってばかりだったのですが一つ難点があるとすれば、それは足裏ですかね。
ただ埋めるだけなら簡単ですがちゃんとしたものを作ろうとすれば結構難しいところです。
今回私は埋めずにスルーしますが(笑)
アンテナ、マスク共にレッドウォーリア独特のデザインです。
頭部は前後張合わせなのでマスクの後ハメ加工を行う予定です。
あと個人的に面長に感じたのでマスクは少し削り込んでみようかと思います。
胸部装甲をがばっと外し内部の黄色いパーツを前後ひっくり返すと。。。
胸部ミサイルハッチ展開状態を再現出来ます。余剰パーツの出ない親切設計ですね。
腰部フロントアーマー差替えでこちらもミサイルハッチオープン!
ということでHGBF ガンダムアメイジングレッドウォーリア パチ組みレビューでした。
ご覧の通り
「組み易さ良し」
「武装良し」
「可動良し」
「色分け良し」
「強度良し」
とかなりの名作キットと呼んで差し支えないのない出来なのではないでしょうか。あらゆる面で安定感/安心感のあるキットです。
殆ど原型機のデザインをとどめたままアメイジング化されたという劇中設定も素晴らしいと思います。
勿論若い方にも充分楽しんでもらえるかと思いますが私より歳上の方々など特定の世代には格別受けの良さそうな完全ロックオン商品とみていいのではないでしょうか。
こうした戦略的な側面でも成功すれば今後バリエーションとしてフルアーマーガンダムやパーフェクトガンダムを出すきっかけにもなるでしょうし。。。
まあこの二機は遅かれ早かれ必ずHG化されると信じておりますが(笑)
さて、話は戻って当ブログでの制作プランですが、キット自体かなり出来が良いのであまり考え込まずに細かなディテールアップ等をメインに手堅く作っていこうかと思います。
後ハメ加工が必要そうな箇所は前腕と頭部のみで前途洋々とは正にこのことです。
成形色レベルでの色分けも極めてハイレベルなので黄色いパーツは差替えることも考慮し、塗装せずに成形色を活かしてみようかと思います。比較的短期間で完成出来るかと思います。一週間ほどで遅れてしまいましたがご期待ください。