HGBF ガンダムアメイジングレッドウォーリア 進捗報告です。
今回は主に後ハメ加工とスジ彫り関連のお話となります。
そのままでも出来の良い本キットですが、更に後ハメ加工をすることで作業効率が大幅にアップします。
ご覧の通りまずは右前腕ですが、このように内部フレームにある外部オプション接続用3mm丸穴の部分でカットしてみました。
真鍮線で接続するようにしましたがパーツの合いが元々良いので完成後瞬着で固めるだけでも充分かも知れません。
続いて左前腕。
先ほどの右前腕では3mm丸穴ギリギリでカットしたため真鍮線の長さを確保出来無かった事を反省し少し余裕を持った位置でカット。
これでより強固に接続する事が出来るようになります。当ブログとしてはこの方法をオススメ致します。
また前腕内部フレームはキットのままでは厚みがあってそのままでは後から挿入出来ないのでキッチリ削り落としておきます。
それに伴いオプション接続用の3mm丸穴が結果として浅くなりますのでシールドとビームサーベルボックス側の軸を延長する必要があります。軸延長に関しましては次回ご説明致します。
これで心置きなく外装の合わせ目消しが出来るようになりました。
続いて頭部の後ハメ加工です。
額の裏側に約2.3〜mm四方の空間がありますのでプラ角棒やエポパテ等を詰めてガチガチに接着後、中心に1mm穴をピンバイスで開口しました。
私は今回タミヤさんの「楽しい工作シリーズ No.129 プラ材2mm角棒10本入」を使用しました。様々な用途に使える部材なのでとても便利です。一家に一袋と言わず三袋くらい常備しておいて損はありません(笑)
頬あて裏側も削っておきます。
マスク部は後ハメ時に干渉する突起を全てこそぎ落とし上部に1mm真鍮線を刺します。
キット購入前は別パーツ化しようと考えていた肩部バーニアですが、いざ現物を見ると緻密な造形だったのでこのままキットを活かす方向で制作していこうと考えを改めました。
ハイパーバズーカは一旦内側のパーツを合わせ目消ししたのち後部パーツを挟み込みました。
伸縮機構がある部分なので完成後塗面がこすれて剥がれて下地が剥き出しになるような事が無いようにしっかりクリアランス確保しておく事が肝要です。
さてお次はスジ彫りです。
写真のようにパーツ側面にあるモールドは抜きの関係でどうしてもボヤけたものになってしまいますのでしっかり彫り直してシャープに見せたい所です。
当ブログではBMCタガネを多用しておりますが、こういう箇所の場合いきなり正確なモールドを彫っていくのは流石のBMCタガネであっても至難の業です。
ということで、私はまずハセガワさんの「モデリング スクライバー (模型用けがき針)」で軽くなぞっていきます。
彫りの浅いモヤモヤしたモールドの輪郭を明確にする作業に関してこの道具の右に出るものはいません。こういった作業は先端が円錐状の刃物に部があります。
私がこのスクライバーを入手したのは昨年の秋からですがそれ以降欠かす事の出来ないアイテムとなりました。
そっと何回かなぞっていくとこのようにモールドの輪郭がかなり明確になります。
ただしスクライバーの特性上、毛羽立ちが出ます。
ここから道具を持ち替えてスクライバーで立ち上げたモールドに沿ってBMCタガネを通します。この後ヤスリがけすれば完璧です。
もやもやモールドの明確化に関してはモデリングスクライバー、その後立ち上げたモールドをシャープに仕上げるのはBMCタガネと道具毎に得意分野がありますね。
今後も予算と時間の許す範囲で色々な道具や部材を使って芸の肥にしていきたいと思います。
近くクレオスさんのアレも到着しますので時間を取ってまたスジ彫り特集記事を書いてみたいと思います。
胴体部分にもモールド追加しました。
ただし今回はレッドウォーリアのイメージを損なわない範囲でモールドを追加してこうと思います。
脛あてはこのような感じにモールド追加しました。
全体的にスクエアなモールドを要所要所に彫っていきたいと思います。
足裏の肉抜き穴は見て見ぬ振りしますが股間の肉抜き穴は目立つので埋めました。
今回はここまでです。肩部のモールドを追加し終えたら後は合わせ目消し→既存モールドの彫り直し→表面処理に移ります。
塗装はテカテカ光沢仕上げとしエッジにはお約束の銀ハゲチョロを施して80’sな仕上りを目指したいと思います。
モールド追加にしろ銀ハゲにしろやり過ぎない事が大事とは言いつつもきっとやり過ぎると思います(笑)ご期待ください。