HGUC MS-14C / MS-14
ゲルググキャノン/量産型ゲルググ 完成報告。


足掛け十数年、ようやく完成しました。


若き日の私が作りかけのまま放置しており事実上死蔵状態にあったのですがなんとか日の目をみました。満足しています。


実質二機分の完成報告なもんで体力的にかなり消耗してしまった上に撮影中に市販汎用スタンド用アタッチメントを急遽自作する羽目になったりとバタバタしてしまい途中で文章が途切れる可能性が御座います。

事切れたテキストは明日中にも書き足します。
※2023年2月23日13時31分追加テキスト投稿済み。


配色は資料を引っ張り出してみたり、当ブログでわざわざ記事にするほど能書き垂れたりして某首相なみに検討に検討を重ねた結果、箱絵に準じました笑


でもこれで良かったと思います。
オーソドックスだけれどカッコ良い。

改修箇所としては足首と脛を繋ぐフレームを自作することで可動範囲を拡張しながら足の長さも変更。その大小に内部バーニアはオミット。完成後殆ど見えないのでまあ良かろう、と判断。

肩のスパイク状の突起はキットのままだと流石にヌル過ぎるのでプラ材を足してキンキンにシャープ化。ここはゲルググ系キットほぼ必須の加工だと思います。これやるかやらんかでかなり印象が変わります。

あと胴体部分、腹部と胸部を繋ぐBJ部分で1ミリちょっと延長?ここは大昔の私がやっていた作業です。

他にもあることはありますが、パネルライン彫り直したり量産型ゲルググのモノアイは若き日の私が別パーツ化していたりと地味に手を加えている箇所があります。


緑色の部分は既製品の塗料ではどうしても濃すぎる印象だったので以前REVIVEザクII 等を塗装する際に調色したものをベースにしました。


昨日リカバリした左上腕の識別帯。


ばっちりです。


余分に飛び出していた黄色い帯のデカールも問題のあった箇所をカットしてこの通りバッチリです!


ビームナギナタの柄を取り付けるアタッチメントはキットのままだとテンションバキバキで破損が怖かったので敢えてユルく調整。


ユルくし過ぎて下に垂れてしまいました(笑)のでこれも後ほど調整することに、当記事下段では調整後のものが登場します。


シールドの裏に取り付ける事も出来ますので便利です。


シールドやらナギナタをマウントする事が出来る背中のパネルは、
キットのままだと結構ガッツリくっついてしまいますので敢えて軸を削って着脱し易いようにしました。

上下にある潰れた横長い台形状の隙間に爪を入れてぱかりと外す事が出来ます。


昨日の記事にも書きましたが銃持ち手は接着して分解不可です。


シャープで繊細な造形とトレードオフする形で親指と中指の接触部分でパキッと折れ易いのです。

幸いにしてビームライフル以外この銃持ち手で構える武器はありませんから真鍮線で補強しつつ瞬着で固定しました。

但し銃持ち手とビームライフルそのものは接着せず遊動式にしておきました。前腕部との干渉を最小化するためです。


凄くプロポーションが良いキットでジオンおじさんである私としてはとても満足度高いです。


かっけえ…
頭の造形が特に素晴らしいキットだと思います。
横方向に適度に潰れていてふてぶてしい面構えです。


この配色の量産型ゲルググは中学生の時分に旧キット 1/144 を芯にポリパテ大量投入して作った泥人形ゲルググ以来です。当時「モデルライフ」という福岡市城南区にあったプラモ屋に飾ってもらいました。

人生で初めて公衆の面前に披露したガンプラだったので量産型ゲルググというのは誠に思い出深い機体です。


ナギナタ取り付けアタッチメント調整出来ました!
まだユルくてスカスカ気味ですが一応狙った位置でホールド出来てますので要らぬテンションをかけるのはやめておきます。


スタンド接続穴はカバーがされています。
当時の HGUC あるあるです。

丁寧にカバーがあるのは良いのですがそのままだと着脱しにくい構造なので都度股間ブロックを写真のように取り外した方が安全です。


足裏はこんな感じで塗り分けました。


カバーを取り外しました。


股間にあるのは3ミリ丸穴ではなく細長い長方形状のスリットなのでそのままでは市販の汎用スタンドに取り付ける事が出来ません。

アクションベースに付属するアタッチメントを用いて自作することにします。


で反対側にはこんな感じでタミヤの5ミリ角棒をぶち込んで中心に3ミリ丸穴を開口。

ここから慌てて黒サフで塗装するわけですがしっかり乾燥させたいので一旦止めて他の写真を撮っていきました。もうバタバタです。


我がブログのベンチマーク HGUC ザクF2と比較。


配色こそ似たところがありますが、形状もサイズ感もディテールの密度も何もかもが異なります。とても同じ陣営、同じ世界の住民には見えない程異なります。


モノアイ可動ギミック。
頭頂部ヘルメットを取り外します。


後頭部側にある取り付けピンを斜めにカット。
若き日の私がよくやる手口。
今なら受け側の丸穴をユルくするがね。
完成後もバラす箇所は内部も見た目が大事ですから。


で話が脱線しましたが、モノアイレールには左右に突起がありこれがハンドルとなります。


こんな調子で左右スイング出来ます。


360度回転しますので消灯状態の表現可能。


いやあやっぱ消灯状態も良いものです。


以外にも頭部は少し上に顎を持ち上げる事ができます。


もちろん左右スイングも。


360度回転出来ますが顎が胴体に思いっきり干渉しながらとなりますので塗膜にダメージがいかないようかなり身長に動かす必要があります。


そうこうしている間に急遽自作したスタンド接続用アタッチメント、黒サフが乾きました。


これで3ミリ接続の市販汎用スタンド各種に取り付ける事が出来ます。


浮かせるといいねえ。


宇宙世紀もののMSとしてバックパックが存在しないってかなり斬新なデザインではあります。


特徴的なマーキングはガンダムデカール。それ以外のコーション系はHIQパーツ社のものがメイン。


平手は左のみ。
まぁ HGUC あるあるですが、


但しとんでもなく気合の入った造形!
表情、サイズ感、ディテール兼ね備えておりまさに三位一体。美しいです。


本キット、なんとツノつきの指揮官機も楽しめます。
但し後頭部の鶏冠は共有しますので注意が必要です。

今更だけどこの鶏冠複製しておけば良かったですね。


ツノが生えると更にツワモノ感が増します!


個人的に全くこの状態に興味なかったのですがこうして取り付けてみると良いですね。ゲルググ自体が特別な機体という印象があるのにブレードアンテナが生えたら更に特別感がアップして誠にカッコ良いです。


モノアイとナギナタの刃は蛍光塗料で塗装しておりますので。UVライトを当てればご覧の通り。


この発光。


ビームライフルのセンサー部分にも蛍光塗料を塗っておきましたのでこんな調子に。


ナギナタの刃は透過させたかったのでガイアの蛍光オレンジ。

モノアイとビームライフルのセンサーはクレオスの蛍光塗料。こちらは透過性ほぼ皆無である分、発光の仕方が凄まじいです。


お楽しみのゲルググキャノン状態にする際は頭部、前腕の突起物、背中のカバーを外します。


ああ忘れていました。尻にあるカバーも外します。


こいつがなかなか厄介で取り外すのはちょっと難しいですね。
写真では下側に爪楊枝をぶち込むような絵になっていますがこの方角からは攻略出来ませんでした。


塗装を傷めないように、なんというか曖昧な努力を繰り返してなんとか取り外しました。


ゲルググキャノン状態になる際、バックパックが背中に着いてしまう都合上、ナギナタを懸架する場所がなくなるのでここにアタッチメントを取り付けるわけです。

今回ヤフオクに出品するため一通りの付属品を活用していますが、個人で所有する際は尻のカバーは外しっぱなしにしてこのアタッチメントを常時取り付けたままにするでしょうね。私ならば。


ナギナタの柄を取り付けました。
誰にも干渉しませんのでゲルググキャノン状態/量産型ゲルググ状態共に収まりが良いです。


そして左前腕にはバックラーシールドを取り付け。
カッコ良い!


右前腕に三連ミサイルランチャー!カッコ良い!

現在製作中のまま数年放置している 1/60 ゲルググキャノンはなぜかこの二つが付属しないんですよ、誠に悔やまれますが今年こそはスクラッチして取り付けてやりたいと思います。


そしてこの顔。
ゲルググの豚鼻とは打って変わってザクキャノンを思わせる歯を食いしばったような口、まるで連邦軍みたいな額のメインセンサー?

すげえブサイクなのにめちゃくちゃカッコ良いです。
小学生の頃旧キット 1/144 の箱絵を見た時私はすっかり一目惚れでノックアウトさせられました。


おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!


MSVおじさんでもある私のハートを鷲掴みするかっこよさ。


俺もこんな”漢”になりてえ。
少年時代の私はそう思いましたね。


ジオン系MSVは総じて後ろ姿が絵になります。


ドラマを感じさせる後ろ姿です。


いやあカッコ良いわ。
ただ個人的にはちょっと小顔過ぎるかなという気がします。


モノアイの可動ギミックは量産型ゲルググと同様。


こちらもセンサー類を蛍光塗料で塗装しておりますのでUVライトをあてればご覧の輝き。


よく知らんかったのですが、ゲルググキャノンにもブレードアンテナ有無が選択出来ます。

頭頂部メインセンサーユニットの差し替えで再現しますので頭頂部パーツと鶏冠を接着してしまわないように注意しましょう。着脱時バラす必要がありますから。


取り付けました。


ブレードアンテナが付くだけで顔がデカく見えてかっこよさが倍増して気がします。


完成して色々撮影してみてわかったのですが、個人的にはアンテナついたゲルググキャノン状態が最もお気に入り。


最近のものはABS製のパーツが KPS に置換されているそうなので作り易くなっているようです。

また作りたいんですが、コロナ禍前から再販瞬殺系の超人気キットですからね。次いつ作れるか・・・


今回ヤフオクに出品するつもりですが、如何せん十数年前に購入した赤バンダイ時代のキット故、箱がボロボロになっておりましたのでREVIVEザクの箱に入れてお送り致します。もちろん外箱を別途用意して厳重に梱包致します。


本体及び付属品一式。
これらの他に記事中に掲載したスタンド接続用アタッチメントと組立説明書が付属。


という事で HGUC ゲルググキャノン/量産型ゲルググ完成報告でした。

2007年発売の歴史あるガンプラですが、いまだに大人気で再販瞬殺なのも頷ける内容です。

もし店頭で定価以下で販売されている場面に遭遇されたら迷わず買って作って損は全く無い内容です。その幸運が読者の方に巡ってくることをお祈り申し上げます。ということで今回は以上です。

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