今年で当ブログ開設9年目ですが、意外にもMGドムは初登場でして私自身は1999年ごろにいただいて当時ぱち組み簡単フィニッシュで仕上げた記憶があります。
当時は私もケツの青いしょぼくれたクソガキでしたがあれから22年近く経ちしょぼくれたおっさんになったわけです。
光陰矢の如し、これからも矢の如きスピードで私は老い、あっという間にあの世行きというわけです(笑)それまでにまだまだ作りたいプラモが山積みですので手を動かし続けたいものです。
今回は家人から今年の1月か2月くらいにいただいたので私はこのキットを一度も買った事がありません。ガンプラ史どころかプラモ史に燦然と輝く名作キットを2度もタダで作る機会に恵まれ幸運としか言いようがありません。
ただ足を広げて立たせるだけでこのカッコ良さ。
かなり面の広いキットですが直線部はとことんストレートに、転じて曲線は豊満という相矛盾した要素を見事にまとめ上げており、そのメリハリの効いたわがままボディは2021年の今見てもクラクラするほど美しいです。
という事でプロポーションは1ミリもいじっていません。
強いて言えば太腿のBJの可動範囲を拡大したくらいですかね。地味で簡単な作業ですが効果絶大且つ完成後加工部分はまず見えませんので無塗装仕上げ簡単フィニッシュの際にも非常に有効です。
各部のストライプは全て塗装です。
後頭部などにはレーシングストライプを入れてみました。
胸部や腰部のベルト?にも入れてみました。
私的にはカーモデルからの逆輸入ですが、正直なところこういう塗装がされたドムの完成品を度々目にした事もあり当ブログなりに取り入れてみたという格好です。
題材的には勿論、また今年出るというVer.1.5との比較がしたいという事もあってプロポーションをいじらず過剰ディテールアップも回避したかったので何か別の要素で変化を入れたかったという意図があります。
モノアイはキット付属のパーツは私的にかなりつぶら過ぎる気がしたので4ミリ径のガラスパーツに置換。
ジオン系MSはモノアイの直径で印象が一気に変わってきますので奥が深いです。
胸部拡散ビーム砲もガラスパーツに置換。
縁取りをウェーブのUバーニア「丸」で表現し二重まぶた的構造を採り入れました。
宇宙用という事である程度クリーンで冷たい感じにしたかったのと、通常のMGドムも所有しており、そちらが完成した時に外見上の違いを表現したかったので今回間接関連はメタリック仕上げにしてみました。
今回もHIQパーツの「JPNデカール」を多用しました。
当ブログでは発売以降執拗に登場しますが今後もしつこく登場しますよ。
HIQパーツだけあり本デカールもデザイン・発色・強度・貼り易さとも世界最高品質です。
MGという事もありモノアイレールにはカバーが付属します。
クリアパーツとは言え一枚膜が出来るわけですからどうしてもモノアイの眼光が衰えてしまいます。私は特に撮影時は外しています。
そしてモノアイは十字方向に可動します。
これは本当に嬉しいギミックです。
1999年製のガンプラですがこれを超えるドムを出すのは2021年の今でもかなり難しいのでは???
それ故に今年出るのであろう(頭部含めは本キットの構造が随所に踏襲されるようですが)Ver.1.5に対する期待が自ずと高まります。
腕はこれくらい開きます。
頭部も意外な程大きく上部に仰角可動します。
流石に立て膝は無理ですが、このプロポーションを崩さないままもしVer.1.5で立て膝出来たら感動しますがどうなるでhそうかね。
足裏はメタリック塗装で仕上げました。
冷たく広大な宇宙空間を飛び回るイメージで仕上げたかったので間接同様金属的で冷たい、ひんやりした仕上がりを目指して塗装しました。
内部フレーム。
この内部機構の進化の先にMGサザビーVer.Kaがあったのかと思うと感慨深いものがあります。
裾のバーニアもメタリック塗装。
完成してしまうと目立ちませんが。
スカート内部にも巨大なバーニアが3基。
コックピットハッチは開閉します。
但し構造上、ハッチを開く際は工夫が必要です。私は粘度を弱めた両面テープを少しだけハッチにつけて引っ張り出しています。
コックピット内部も勿論塗装。
見え難いですが着座パイロットも塗り分けています。
同スケールの立ち姿パイロットも付属。
ガンプラに限らず、飛行機やAFVでもフィギュア塗装が私は苦手で着手するまで気が重いのですが、これがあるとないとでは完成後のスケール感を堪能出来るか否かの大きな分かれ道なので結果的にはやっておいて良かったな、となります。
造形は泥人形ですが実際かなり引きのアングルで見ることになりますので付いてくるだけ有難いと思っています。最近のMGでは造形がシャープになっていたりするのでしょうか。
尚、自立出来るように台座を自作してフィギュアと真鍮線を介して接続しています。
後頭部と尻に押し出しピンがありますが、自分用なのでそのまま塗りました。
というか実物は 1/100 スケールという事でかなり小さいので面相筆で塗り始めるまで全く気づきませんでした。
ヒート剣。
キット付属の刃パーツは発熱前状態を再現するために使用しました。
刃を付け替えて発熱状態を表現出来るようにしました。
タミヤの曲がるソフトプラ棒3ミリ径を使用しています。
そのまま取り付けると3ミリ径だと柄に対してやや細くスカスカするため0.5ミリ真鍮線を通しています。
ヒート剣を懸架するラッチもしっかりとした造形で美しいです。
このように展開しますしラッチの角度は左右どちらにも振れます。
ジャイアントバズーカ。
この写真の発色が現物に近いです。
ドムと言えばやっぱりこれですかね。
似合いすぎてシビれます。
かつて投稿した進捗報告でお伝えしました通りスコープ部分はディテールアップし発色力大幅アップしております。
スコープ内部に挿入するキット付属のクリアパーツの内部に手芸用のガラスパーツを仕込み外側をクリアーレッドで塗装しました。
長年クリアーレッドについて書いておこうと思いながら、いつも書き忘れていたのですが当ブログで使用しているクリアーレッドはガイアノーツ社のものです。
クリアーレッドやクリアーパープルは特にメーカーやブランドで全く発色が異なりますので自分に合ったものを試されると良いかと思います。
いろいろ私なりに試してきた結果、クリアーレッドはガイアノーツ41番以外ちょっと考えられないです。あくまで私見ですがクリアーレッドに関しては発色、価格、使い易さどれをとってもブッチギリでガイア派です。
ガイアノーツ41番「クリアーレッド」はヨドバシカメラで税込160円で入手出来ます。
転じてクリアーパープルはクレオスのGX107 [Mr.クリアカラーGX GXクリアパープル]を愛用しています。発色の美しさで右に出るものがありません。
まあこういった事は好みや用途に応じていろいろ使い分けたいという場面もあるのでしょうが、私の場合この布陣で模型製作をしているという話です。
非常に優秀な可動手首をもってしてもジャイアントバズーカのハンドリングは意外に窮屈です。
MGドムは手首のサイジングが個人的には最高なんですよね。エモーションマニピュレーターをそのまま取り付けたらきっと小さ過ぎます。
Ver.1.5では今からでも遅くないので一回りでかいエモーションマニピュレーターを付属させるか従来のこの力強い手首を継続するか判断すべきです。
本キットに付属する目玉アイテムビームバズーカを持たせてみましょうか。
全長25〜26cmくらいあってドムの全高よりも長いです。
昨日も載せましたがセンサー部分をディテールアップしました。
レンズは大小ふたつ付属し、こちらは小さい方。
胸部拡散ビーム砲同様、二重構造にしてみました。
手芸用貼り付けガラスパーツを装着し表面にUV硬化式透明レジンを滴下しました。
これによりカットの入ったカクカクしたガラス表面が反球状の透明ドームが包み込む形となります。
あちこちエッチングパーツを取り付けてディテールアップ。
その割に金属パーツがギラギラ悪目立ちする事なく良い塩梅で引き締めてくれたと思います。
大小センサー。
これも昨日書いた話ですが、小さい方のディテールアップの存在感が強くなった事でキット付属の大きい方のセンサーに取り付けているジュエルシールが大味且つ発色もおとなしい印象となってしまいました。
というのが昨日の話です。
で一晩寝かせてからこちらも手を加えようと判断しました。
手芸用のガラスパーツを使うことにしました。
クリアーレッドで塗装しました。
先述の通りガイアノーツ社41番を使用。
ガラスという超平滑な面に塗料を食いつかせるため塗装前に同社のマルチプライマー(ミッチャクロン)を吹き付けています。
余談ですが、キット付属のジュエルシールは百均で買えるクッションゴムとほぼ同じ直径でした。断面形状は異なります。
ですのでもし紛失したり、別の色で仕上げてみたいという方はこれを応用すればいくらでも試せます。
私は今回余剰となったジュエルシールをEXCEED MODEL ドムヘッドのモノアイに使いたいと思います。私が所有するドムヘッドはアニメカラーだったのでクリアーパーツ化したかったのです。ベタ塗りモノアイの下にはクリア成型のパーツが出てきたのですが塗料を落とす過程でどうしても面があれますからね、これで電飾加工し易くなるというものです。
話は戻って乾燥後ガラスパーツを瞬着で固定。
この状態だとスワロの多面カットが際立っていてカクカクしています。
これはこれで個人的に気に入っているのですが、今回はすぐ横に並ぶ小さい方のセンサーと見せ方の整合性を図りたいと思います。
そういう時私はUV硬化式透明レジンを滴下します。
納得行くところまで滴下したら紫外線を浴びせて硬化させます。
これで完成しました。
大きい方のセンサーソケットはツートンカラーで仕上げて情報を増やしました。
これでようやく完成と相成りました。
このドムというMSはなんて魅力的な姿をしているのだ、と思います。
先日完成したMGボールシャークマウスVer.と並べてみました。
ひと月にMG二体完成させたのは随分久しぶりです。
ここ数年製作ペースが落ちてすっかり私も老いぼれたな、そろそろプラモ道楽も引退かなんて思う事もありましたが今月は6体完成報告出来ました。
しかも、ただ数をこなすだけでなく 1/72 現用戦闘機から 1/24 カーモデル、機動歩兵にガンプラ、しかもミニキットで頭数を稼ぐというわけでなくレギュラースケール且つそれなりにボリュームがあるキットだらけだったので個人的には快挙だった、需要の有無は置いといて馬力的にはまだまだイケると久しぶりにスッキリとした月末を迎える事が出来ました。
但しもう若くないのも事実なわけですから、この労力を何に使うか、数に使うか質に使うか、自分がまだやっていないジャンルや手法に使うかその辺りはしっかり吟味していく必要がありそうです。
という事でMGリックドム完成報告でした。
私如きが今更言うまでもないですが、非常に完成度の高いガンプラだと思います。私は塗装しましたがぱち組でも楽しめる内容となっておりますから非常に間口の広いキットと言えるわけですから再販される度に完売するのも頷けます。
本キットに関してこの傾向はコロナ騒動全く関係なく以前からそうでした。リックドムに著名なパイロットが乗っていたりする訳でもガンダムぶん殴って張り倒したりした活躍が劇中描かれたわけではありませんが誠に人気のあるキットです。
先述した通り、手元にはMGドムもありますのでこれもVer.1.5リリース前に完成もしくはぱち組み完了させて比較レビューの備えたいと思います。
今まで作っては手放し作っては手放しをしてきたのでリデコキットや新バージョンが出ても実物を置いた比較が出来なかったので今年からはその辺りのコンテンツも充実させていきたいと思います。