今さらながらRE1/100 ガンダムMk-III パチ組みレビューです。
このRE1/100というシリーズは機体のチョイスからその構造、プライシングまで含めて個人的にどストライクでシリーズNo.004のディジェも含め当ブログでは全て制作する予定です。
正面。
発売されてから半年近く経過したが私は予約して当時購入しました。
ちょうど本業が立込んでおり未開封のまま昨日まで積んでおりました。
アンダーゲートが多用された造りとなっておりイベント限定やプレバンでの商品展開が予測されます。
個人的には別の予想(願望)を持っておりまして、これはもう騎士ガンダムをやるためなんじゃないかと思います。それだったらメッキ加工を見越してアンダーゲート化したんだな筋が通りますしね。とまああれこれ期待してしまいます。
背面。
このガンダムMk-IIIという機体を知ったのは小学生の頃でした。80年代のことです。
Zガンダム本編には一切登場しない機体でしたが子供達の情報網というのは凄いものでその存在を殆ど皆知っていました。
ネットも無い時代でしたが口コミというものは本当に面白いです。
RE1/100というシリーズの素晴らしいところは自分が小学生だった頃の記憶が鮮明に蘇ってくるというところです。今のところガーベラを除いて実に80’sな機体が登場しています。ガーベラはガーベラで個人的に思い出があり当時のガンダムウェポンズも持っていました。
HJが明貴先生にガーベラ・テトラの原型機デザインの書き下ろしを依頼したのがGP04ガーベラが絵として事実上設定された発端だったと記憶しております。その頃は90年代で私は中学生でした。普段思い出さない大昔の話ですががこうしてガンプラとして出て来てくれると色々記憶が蘇ってきてついついノスタルジーに浸ってしまいます。
胸部センサーは別パーツでクリアパーツも使われております。
本キットをパチパチやっていて感動したのは合わせ目消しが必要な箇所がほぼ皆無だったということです。
厳密には合わせ目が出るのですが悉く段落ちモールド化されていてバンダイの執念を感じます。
ビームライフルの下側の一部と背部バインダーの極一部等くらいしか合わせ目消しが必要な場所が出ません。これは本当に凄いです。
頭部は真横を向けますが頬当てと襟が干渉しますので注意して動かした方が良さそうです。
写真の通り良く動きます。肘は二重関節です。
挟み込み構造が多用されていますが先述の通り合わせ目消しが必要ないので全く塗装に支障が出ません。
こういうポーズで飾る人はまず居ないでしょうが腰周りもよく動きます。
全般的に可動ポイントの感触はかなりしっかりしたものですので自重で関節がへたれるようなこともまずないと思います。
この辺りはMGより優秀なのではないでしょうか。
股関節の可動も優秀です。
写真の通り股関節と太腿を繫ぐ軸の基部がスライドします。左右独立して動きます。
この機構のお陰で立て膝も美しく決まります。
腕の基部にスイング機構が盛り込まれており肩の入ったポーズを取らせることが出来ます。
腕部のロール軸は肘側に設けられていました。
今後もケースバイケースでこういう関節を盛り込んでいって貰えると嬉しいですね。
背部のビームキャノンは斜め前方に展開可能です。
バインダーもよく動きます。
基部に肉抜き穴があるので埋めようと思います。
手首は固定で用途に応じて付け替えるHG方式です。造形も美しいです。
個人的には固定手首がぐらつきの心配を殆どしなくてよいので助かります。
ビームライフルを持たせてみました。
合わせ目は下方向に少し出るだけです。エネルギーパックが二つ付く謎仕様で面白いです。あらゆる分野で80年代の日本人はみんな無茶してました(笑)
付属のアタッチメントを介してアクションベース1と接続可能です。
日頃1/144スケールばかり作っているなかでたまに1/100スケールものをやると巨大さに圧倒されます。
ちょっとへっぴり腰になってましたけど(笑)実際はちゃんとカッコ良く立て膝が決まります。
ビームライフルのグリップには突起があり左右どちらの手首でも持つことが出来ます。
そしてシールド。
キットを組み立てるまで知らなかったのですがトンデモないところにビームサーベルがマウントされております(笑)
80年代は色々フリーダムだったのです。今新作ガンダムでこういうデザイン案を出したらネット上むちゃくちゃ叩かれそうですwww
そういう部分も含めてRE1/100は当時のおおらかさを思い出させてくれる良いシリーズだと思います。
色々企画はされているのでしょうが個人的にはこの調子で暫く80年代〜90年代初頭の宇宙世紀ものや外伝系の騎士ガンダム、コマンドガンダム等の機体を出してくれると有難いです。
私としてはRE1/100こそガルバルディβ、ハイザック・カスタム、バーザムのような量産機を出した方が良いと思うんですけどね〜(願望)1/100スケールであっても最近のMGと比べてパーツ数が少ないので複数買いし量産易いですし。勿論これらの機体はHGUC等でも登場が待たれます。
勿論ビームサーベルは取り外して持たせることが出来ます。
両手持ちも可能です。
正直細かい設定等、本機の立ち位置的なことは何一つ知らないのですがシリーズNo.001のナイチンゲール同様、不思議と記憶に残っていた機体なのでこうして立体化されたのは有難いです。
恒例の比較画像ですが今回は1/100スケールなのでいつものHGUCザクF2を並べるのでは無く同スケールのキットを引っ張り出してきました。
このMGリックディアスもかなりの名作でベストプロポーションだと思います。HCM-ProやGUNDAM CONVERGE等もカッコ良かったのに1/144スケールだけ著しく見劣りします。HGリックディアスこそREVIVEして欲しいなと思います。
そしてこれまた放置したまま6年近く経ったキュベレイMk-II。
まず今月はガンダムMk-IIIとナイチンゲールを完成させたいと思います。
と言うは易しで果たして可能なんでしょうか????本業もガンプラも我ながら無謀な日程ですwwwwwww
ガンダムMk-IIIも大柄ですが、ナイチンゲールは更に大きいです(笑)
工数や塗装のことを考えると目眩がしてきますwwwwwwww
基本的にかなり出来の良いキットですが唯一手を加えようと思った箇所がバックパックです。
個体差かも知れませんがえらくスポスポ抜けますので接続軸を延長するか基部周りを新造するかして解決したいと思います。
バインダーと肩の干渉を避けるという意味でも基部を嵩上げするのが一石二鳥で良いかも知れませんね。何らかの手を打とうと思います。
最期は付属のシールの写真で今回はおしまいです。
発売から随分と日が経ってからパチパチと組み立ててみましたが独特なデザインを良い塩梅でモダンにアレンジしつつも当時の面影をしっかりと残した素晴らしいガンプラです。
RE1/100としては初のスタンダードな人型MSの立体化となり同シリーズの指標を示すキットとなっているかと思います。
合わせ目はほぼゼロ、色分けもほぼ完璧、作り易いパーツ構成、頑丈さ、可動範囲の広さ、リーズナブルな価格設定ともう言うことなしのキットです。今月は前半戦でこのガンダムMk-IIIをそして後半戦にナイチンゲールの完成を目指します。ガンダムMk-IIIはちょっと配色を変えてみようかと思います。ご期待ください。