私の技量では再現不可能(涙)
サンダーボルト版ザクを出来るだけ簡単に太田垣康男先生のイラストに近づけるの巻。

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今回はサンダーボルト版ザクです。
今回は趣向を変えて読者の方からのご質問に答えるという内容で記事を書きました。

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まずはパチ組み。
ご覧の通りサンダーボルト版です。パーツ単位で見ると再現度が高いキットなのですが全体的にはえらくずんぐりしたシルエットになっています。

これはこれで人気のあるスタイリングなのかも知れませんが如何せん太田垣康男先生の描くザクからは程遠いものがあります。

サンダーボルトのキットは連邦系の再現度の高さ(特にGM)は極めて優秀でまさしく原作から飛び出して来たかのような出来ですがジオン系はスタイリングに難アリという印象を私は持っており出来るだけ(超が付くほど)お手軽な方法で太田垣康男ワールドに近づけたいと思います。

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重力化でのディスプレイを想定したデザインではありません(笑)ので素立ち時はステーパーツ的な支えが必要です。

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個人的にお手本にしているのがコミック三巻に描かれているこれです。

スタイリッシュさと無骨さ、モダンさとクラシカルさが見事に融合した独特なテイストのザクです。

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早速キットに同じようなポーズを取らせてみました。

全く似てないですwww

ちなみに私は設定と同じじゃないと我慢出来ないというタイプではありませんが自分でガンプラを作る時はカッコ良いものにしたいと思っています。この「カッコ良い」という形容詞は私の場合完全に主観です。

そこで自分なりの「カッコ良い」完成系を目指してガンプラを作るわけですが、己の実力に見合わない大工事や名人芸に挑んでいつまで経っても完成しないという状況に陥るのも避けたい、という気持ちが同時に沸き上がります。

となると「自分に出来ること」で可能な限り理想のガンプラ像に近づけるという方法を探るという制作スタイルに行き着き今に至ります。

これが私のガンプラの楽しみ方です。手に入れたガンプラは必ず完成させたいという気持ちを持っています。

ですが「完成させないことを是としない」と私が標榜してもそれはあくまで私の個人的な主観です。その価値観を他人様に押し付ける気は全く無いですし、読者の皆さまひとりひとりそれぞれの楽しみ方があって当然であり、その懐の深さこそがガンプラの素晴らしさのひとつの側面であるのかなと思います。

そして当ブログを定期的にご覧になっている方々はお分かりいただけるかと思いますがいくら完成を旨としていても実際はなかなか完成が遠いキットも出てきます。私の場合はHGUC THE-Oなんかがそうです。制作開始からなんと8年以上の歳月が経過しました(笑)このブログを始める遥か昔に制作開始したにも関わらずですwwwwwwwww

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ここで一旦ザクF2と並べて比較してみます。
個人的にHGUCザクF2が「カッコ良い」ザクだからです。

やはり頭部と下半身に差があるような気がします。
更に観察すると肩幅がサンダーボルト版ザクは広過ぎるのかも知れません。ただここを弄り出すと大工事&名人芸が避けられずいつまで経っても完成しない可能性が高いので胴体にあれこれ手を加えるのは避けようと思います。

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どうもF2と比べて足が短いようです。
脚部の延長を行うことで理想に近づけるかも知れません。ということで早速手を動かします。とにかく「手を動かす」。ガンプラ制作に於いては「プランを立てたら即行動」が完成への近道だと思います。

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ガンプラの脚部延長には幾つか選択肢があるかと思います。
案1.太腿部分で延長
案2.膝や踝等の関節部分で延長
案3.股関節ブロックで延長
少なくとも私には上記3つの方法が思い浮かび何れも自分で出来そうな作業内容です。

昔はよく「案1」をやっていましたが今は滅多にやりません。
明らかに太腿が短過ぎてスタイルを破壊しているという時以外は面倒で時間が掛かるからです。

ただ、今回のサンダーボルト版ザクは太腿の外装が若干短めなのでやる価値自体はあるかと思います。

ですがより短時間で理想に近づける方法があるとしたら私はそちらを採りたいと思います。

では「案2」でしょうか?
「案2」の手法はHGUCゲルググやドムのような裾が干渉して接地性が損なわれるような状況で威力を発揮しますが今回のサンダーボルト版ザクはかなり良い塩梅でクリアランスが確保されておりますし関節部分で嵩上げするとシルエットが貧弱になりそうです。

ということで「案3」を選びます。昨年もこのザクを何体か完成させていますが同様の考え方で制作しました。

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脚部の延長と同時に太腿ロール可動部分の干渉も低減しておきたいと思います。赤丸で囲んだ部分の下側が太腿と干渉してポージングの妨げなっているからです。

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煽りで撮ってしまったので短く感じますが本キットの股関節ブロックは下方向にかなり長く上は短いです。撮影に失敗しましたね。写真では殆ど上下同じ長さに見えてしまいますが実際はかなり下方向に長いのです。

通常なら股関節ブロックで延長工作をする際ここにプラ板を重ねるという手法を採るのですが今回は股関節ブロックが下側に長いという構造を利用したいと思います。

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写真はキットのままの状態です。

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くるっと上下逆にしてみました。
スタンド接続用の3mm丸穴が上を向いています。この穴も利用します。

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3mm丸穴に3mmプラ棒を挿し胴体に接続するという算段なのですが今回タミヤの3mmプラ丸棒を使用しますので穴を少し太くしておきます。

模型歴が長い方はご存知かと思いますがタミヤのプラ棒は表示寸法よりやや太めの直径なのです。3mm丸穴にタミヤの3mmプラ丸棒はそのままでは挿すことが出来ません。

ということで3.2mmのドリルで穴を拡げました。

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3.2mmドリルで開口すると今度は穴が広くなり過ぎてスカスカになってしまいますが気にせず瞬着で固めます。恐らくタミヤの3mmプラ丸棒の直径は3.1mm台なのかなと思います。

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当然股間から下方向に3mm棒が突起した状態になります。これは流石にマズいです(笑)

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ということでカットしました。

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この工作によって肉抜き穴が底面にきてしまうのでパテで埋めます。私はモリモリというポリパテを愛用しています。こういう大きめの肉抜き穴を埋める時は乾燥時間の短いポリパテが圧倒的に有利です。

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ということで修正したプロポーションを確認してみます。股関節ブロックを上下反転して脚部の取り付け位置を下げることで結果的に足が長くなりました。正確には足が長く見えるようになったと言うべきでしょうか。

ザク程のMSになると皆さまそれぞれの理想像があるかと思いますが私個人的にはなかなか良い感じになったなと思っております。

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当然ながら全高が嵩上げされますので設定通りの身長でないと困るという方にはこの工作はオススメ出来ないものとなります。

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今回の工作によって重心バランスが良い意味で変わりステーパーツ無しで自立するようになりました。

そして構造的に太腿の可動ポイントが下方向に下がりますので自ずとポージングの幅も広がります。今風に言うと「タイミング」を変えることでスタイル修正だけでなく可動範囲も広げるという結果になりました。

限られた時間でガンプラを作る環境に居る方が殆どだと思います。私は出来るだけ「一粒で二度おいしい」作業を行うよう心掛けております。

この作業はサンダーボルト版の旧ザクやサイコザクにも勿論有効です。

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しかしプロペラントタンクを取り付けたら自立は難しいのでスタンドは必須かと思います。

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スタンド接続用の穴を埋めたのにどうやって接続するのか?ということになりますが写真赤丸で囲んだ部分に開口します。当ブログではHGUC06R系のザクにも同様の加工を施しています。

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ということでスタンド接続出来ました。
私は今回の作業を30分以内に終わらせました。

記事を書き起こしたり写真を撮影したりする時間は約2.5時間かかりましたのでガンプラ制作よりブログ投稿の方が時間が掛かったということになります。それくらいお手軽な作業だということです。

今回は読者の方からいただいた質問にお答えする内容の記事とさせていただきました。

秘伝の技法等は一切ありませんが私が普段やっている手法であれば出来る限りご質問にお答えしていきたいと思いますのでまた何かありましたらお気軽にお申し付けください。

さて次回はRE1/100 ガンダムMk-Ⅲ のパチ組みレビューです。今さら過ぎる内容になるかも知れませんが私はこのキットが欲しくて欲しくて発売前に予約してまで購入したガンプラです。予約してガンプラを買うなど我が人生で最初で最後かも知れません(笑)ご期待ください。

2 thoughts to “私の技量では再現不可能(涙)
サンダーボルト版ザクを出来るだけ簡単に太田垣康男先生のイラストに近づけるの巻。”

  1. この記事を楽しみに待っておりました。本当にありがとうございます。

    なるほど、こんなに簡単な方法だったのですね!
    私はてっきり上方向にはプラ板+プラ棒で延長、下方向にはみ出した部分はカットなのかと思っていました。まさかくるっと反転とは。。。目からうろこです

    早速自分のサイコザクで試してみようと思います。

    これからも製作記事楽しみにしております。

    1. もんびー様

      今回の記事、多少なりともお役に立ちましたら幸甚であります。
      いただいたコメントの通りの工作を最初はおこなっておりました。
      HGUCザクマリナー等でその工作を行っております。がよくよく考えてみるとひっくり返した方が早いなこれはと思い最近ではもっぱらこのお手軽工法で工作しております。

      それではサイコザク制作ご健闘心よりお祈り申し上げます。
      今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

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