本日発売されましたRG(リアルグレード)、シャア専用ズゴックのパチ組レビューです。
シャア専用ザク、量産型ザクに次いで久しぶりの「非ガンダム」系MSのリリースとなりました。
RGでもどんどんこうしたラインナップが出てきてくれるとコレクションの幅が拡がって更に楽しめますね!
実売価格も最近のHGUCとどっこいどっこいな値段だったりしますので相対的に気軽に親しめるシリーズとなってきました。
ズゴックといえばHGUC、MGとバンダイは名作キットを連発してきました。今回のRG版ズゴックへの期待は自ずと膨らんでいたわけですがプレッシャーを撥ね飛ばす見事な出来で御座います。本記事が購入ご検討中の方々の参考になりましたら幸いです。
RGシャア専用ズゴック、一体あたりのパチ組所要時間は私の場合、約1時間37分でした。箱を開けてランナー袋を開封する作業や分解し易いようにピンをカットしたり受け側の穴を拡げたりする作業も込みです。
一昨年の年末組み立てたRGゼータガンダムが両足を組み終わるまでに3時間40分掛かったので如何に組み易いかお分かりいただけるかと思います。
片や完全変形のゼータ、そしてズゴックは手持ち武器すらない機種ですので一概に比較出来ませんがかなり組み易い部類であることは確かです。
内訳は、
足首:約13分
下半身:約35分
胴体:約26分
腕部:約21分となりました。
※組み立て時間には個人差があります。
正面から。
如何にもズゴックというルックスです。
色分けも成形色レベルで完璧に別れています。
RG特有のアレンジもイヤらしくなく丁度良い塩梅の密度感だと思います。
背面。
特に背中のハイドロジェットの色分けやディテールが精密です。
可動は凄まじいものがあります。ガンプラ史上最も可動範囲が広いと言っても過言ではないのではないでしょうか。
写真には撮っていないですが胡座なんかも余裕です。
お決まりのポーズその1。
ポージングしていて感じたのですが可動範囲に「無理がない」のです。
これはなかなか味わえないもので大抵のキットで立て膝をさせる際、なにがしか負荷が大きくなってテンションがキンキンに掛かるパーツがあったりするのですが、本キットはスイスイ動きます。
それにしてもMGかと見まがうスケール感があります。
逆立ちも余裕です。
これはHGUCでも出来ましたのでRGでも余裕で達成です。
そしてこの開脚!
ちなみに腕部、脚部とも蛇腹には可動ポイントがかなり細かく仕込まれており、非常に柔軟なポージングを取る事が出来ます。
また超絶可動の秘訣はこの股関節のスライドギミックによるところも大きいです。
このように上下に可動し特に立て膝時にその効果を発揮します。
そしてもうひとつの秘訣は紛れも無くこのフロントアーマーの可動でしょうね。
ズゴックの伝統とも言える「ふんどし」デザインを見事に可動化しました。
この解釈は思いつきませんでしたね。これにより歴代のズゴック系キットとは比べ物にならない可動範囲を手に入れる事になりました。
しかもこのフロントアーマーはパーツ構造も極めて優秀で、裏表のパーツをアドバンスドMSジョイント(以下AMSJ)の突起部分に挟み込む作りですので、ポロポロとパーツが抜け落ちる心配も皆無です。
この辺りは歴代RGでの反省点を見事にフィードバックした結果だと思います。
コクピットの白い六角形も勿論成形色できっちり色分けされております。
ハッチも開閉します。抜かりない造りが本当にお見事です。
モノアイは360度回転、更にカメラ基部が上下に可動しますので位置に応じてモノアイの高さを調節出来るので自然な目線でディスプレイすることが行うことが出来ます。
付属のリアリスティックデカールが非常に秀逸でクリアパーツと相まって上品な輝きを実現しております。
蛇腹部は先述の通り複合関節を用いて柔軟に動かすことが出来ます。
外装もパネルラインにそって色分けされている箇所もあります。この辺りはRGならではのディテールですね。
脚部蛇腹も然り。
爪先も可動します。
足裏にスクリューが!!
これは素晴らしいですね〜〜〜
背中のハイドロジェットにも仕込まれています。
肘、膝ともに曲げた際に露出するパーツもかなりカッコ良いです。
さて比較画像です。
2012年7月25日に作ったHGUCズゴックと。
当時はかなりモダンに改修出来たつもりでいましたが、こうして並べてみると時代を感じます。
蛇腹の太いフォルムはHGに軍配が上がりますが、前腕部のボリュームなど今風のメリハリの効いたアレンジが施されていることが分かります。
ちなみに写真のHGは前腕を4mm延長しています。それでも今の目でみると小さく見えますね。
その他モノアイレールを狭く、膝を別デザインにしたりしております。ガンプラ復帰して間もない当時の私にしてはかなり頑張って手を入れた思い出深いキットです。
RG繋がり、一年戦争繋がりでRGガンダムとの比較。
かわいらしいフォルムですが水陸両用MSは実は大抵の場合大柄です。
ジャブローで熱い闘いを演じた二機です。
同じくRG繋がり、一年戦争繋がり、そしてシャア・アズナブル繋がりでRGシャア専用ザクと。
何故に今RGでズゴックなのか?という気持ちも嬉しい反面内心ありましたが、「赤い彗星」が乗り歩いた機体を思い返せばザクの次はズゴックです。
となると次シャア専用の機体が出るときははゲルググ???!
バンダイさんも売れ行きや映像作品等のガンプラ以外とのコンテンツと当然リンクして動くでしょうから、こればかりは神のみぞ知ることでしょうね(笑)
お決まりのポーズその2。
このポーズをさせるためにもRGジムの登場を祈願せずにはいられません。
※四本爪にもパーツ差替え&追加で換装出来ます。ただし、プラ製のため摩耗の恐れがアリます。
RGというのは格別開発にお金が掛かると思いますのでやはり売れない事には始まらないでしょうから当然人気機体をまずはリリースしたいのだと思います。
ただ、必ずしも「人気機体=ガンダム系MS」とも言えないと思います。
例えばRG量産型ザクなんかは一体では満足出来ずに複数買う人も多い筈で、かくいう私も四体買って飾ってます。
RGジムでも同じように複数買いされる方は多いのではないでしょうか。
私もまず間違いなくRGジムが出たら少なくとも三体は買います(笑)
ということでバンダイさん何卒宜しくお願いいたしますwwww
スタンド接続パーツに3mm丸穴が開口されておりました!
久しぶりにRGを作って感動したのは本体だけではありません。
こんな感じに各種汎用スタンドに接続可能でアクションベースの縛りから解放されました。これは素直に有難いですね。
ただしテコの原理でスタンド接続パーツはズゴック本体からポロポロ外れます。。。
私は三体購入して三体ともそうでしたので個体差というには少々厳しいものがあります。
RGはこのパーツが常に鬼門です。
スタンドから何度も何度も落下したのでこのパーツは使わずに開口するなり何らかの改修を行うつもりです。
個人的には余計な色気は出さずに3mm丸穴が本体に開けてくれているのが一番理想的です。
こういう部品はは目新しさよりも安定感、すなわちスタンドにしっかり接続出来るという基本的な機能が事が最も重要視されるべきだと思っています。
気を取り直して背中のハイドロジェットはこのように可動します。
実に素晴らしい理にかなった表現だと思います。
話はもどって折角なのでスタンドを用いてみようと思います。。。
ズゴックはアンテナのようなパーツがないので比較的丈夫ですがそれでも落下注意です。
色々カッコ良いポーズを取ろうと思ったのですが、ポロポロとスタンド接続パーツから本体が外れるので何とか落ちなかった写真を一枚用意するのがやっとでした(笑)
しかしこの魂ステージはなかなか良いですね!
トライスターのジェスタや黒い三連星を飾る時にも威力を発揮しそうです。
ということで地に足付けて三体勢揃いです。
付属のリアリスティックデカール。
あと塗装派の方はこの胸部ダクトの丸縁パーツは取り外しが難しいので頑張らないといけません。
私はアートナイフの刃を本体すれすれのところに軽く刺して少しずつ持ち上げて外しました。刃先が折れ易いので予め既に折れた刃を使って外すのも賢いかも知れませんね。
ということでRGシャア専用ズゴックパチ組レビューでした。
歴代RGで恐らく最も組み立て易く最もポロリがなく、最も可動範囲が広いキットだと思います。
可動範囲に関しては同シリーズだけでなく恐らく全ガンプラの中でも最高峰に位置づけられるのではないでしょうか。
そして特に初期RGで苦しんできた腰部装甲のポロリが完全に解消されており進化を感じます。
しかしながら3mm丸穴が付いたとはいえスタンド接続パーツは厳しいものがありますね。。。こればっかりはどうしようもない、打つ手無しなので開口するかジョイントパーツを自作するかして対応しようと思います。
ということで制作プランは以下の通りです。
1.もっと気軽に汎用スタンドに接続出来るようにする。
2.既存モールドを彫り直して少しモールド追加する。
やはり元キットが極めて優秀ですので言葉にするとやる事が殆どないくらい完成度の高いキットであります。
ズゴックが好きな方は勿論、初めてRGを作るという方にも特にオススメ出来る内容です。
当ブログでは3体同時制作します。1体はシャア専用、残る2体は量産型にする予定です。
RGは今まで8体作りましたが塗装するのは今回が初です。パーツが膨大なので手数はそれなりに掛かると思いますがクリアランス確保が予めある程度されているキットなので落ち着いて着実に完成させたいと思います。ご期待ください。