SDガンダム Gジェネレーション-F
No.56 MA-08 ビグザム をつくる。


SD ビグザム作っていきます。
まず頭頂部アンテナは基部ごと別パーツ化されており段差と隙間が目立つので処理したいと思います。


逆に襟の合わせ目は個人的に気にならなかったのでそのままの構成で行こうかと思います。

但し襟先端のシャープかと押し出しピン消しは撮影後行いました。


頭頂部アンテナは根元から一旦カット。
基部を胴体側に接着してしまいます。


かなり大きな段差と隙間が出来ますのでラッカーパテで悠長にやってる場合じゃないレベルだったのでポリパテで埋めました。


微細な気泡や隙間には向きませんが豪快な穴埋めは乾燥の速さと切削性の高さからポリパテの独壇場です。

ざっくりと形出しましたがここから先は感覚に頼るよりも捨てサフを吹いては削りの繰り返しで正確な成形を行っていきます。


アンテナは0.5mm真鍮線を使って接続。


足裏は丸々肉抜き穴で抉られていますのでポリパテを充填。
ガビガビになって見た目も悪く成形前は非常に気分が乗らなかったのですが、


ちょっとずつ盛っていくやり方より結果的には速く仕上がります。
今回は形状も平面的でシンプルなので比較的気分的にも楽です。


ここからがかなり厄介なのですが、脚部です。


膝当て〜脛〜アンクルガード?にかけて一直線にモナカラインが走ります。

まあそこまでは良いのですが脛とアンクルガードの部分はヤスリがけが非常に困難です。なにか細長い刃物でカンナがけすれば良いじゃないかと言われそうですが、それで綺麗に合わせ目消しが容易に出来るような名工はそうそういませんのでバンダイはもう少し合わせ目の位置に関して配慮して欲しいなとしばしば思います。


とりあえずハセガワのモデリングスクライバーで該当箇所を何度かなぞり、それに沿ってモデリングソースクライバーでカット。


これで合わせ目を消したり整形出来ました。
ですが再接続どうすんだよ、って話なんですよね(苦笑)頭痛いです。


先ほど欲望に負けてセメント接着しましたが、膝可動やら足首可動やらで本キットで恐らく最も力がかかる場所をセメント溶着だけでなんと無く取り付けるというのは完成後ボッキリ脚がへし折れる未来しかありません。糊しろが充分に確保出来ればまだ話は別なんですがね。どうしたもんでしょうかね。困りました。


色々考えた結果、このままで良い筈が無いと思いとどまり接着部分をもぎ取りました。

現在並行して作っている HGUC234番 ザクもそうですが、ガンプラはちょっと合わせ目が酷いと思います。

合わせ目が発生する事自体なんの問題もありませんが、「綺麗に消せる場所にモナカラインをもってきてくれよ」とバンダイには言いたくなります。

挟み込むにしても後ハメ加工を見越した設計にするなど幾らでも方法がある筈です。現に2012年9月に発売された HGUC 143番 ジムスナイパー2等の上腕パーツは挟み込み構造ですが後ハメ加工してくださいと言わんばかりの設計が施されています。つまりバンダイはそれをやる能力があるにも関わらず実装していないと言えるわけです。

家内制手工業的に簡易インジェクションキットを作っている零細ガレージメーカーにそこまで求めるのはどうかとは思いますが、天下のバンダイが、しかも8年前に実現している事を2020年の HGUC 234番で堂々とやってのける事に腹が立ってしまいます。

話が後ハメに少し逸れてしまいましたが、 HGUC234 ザクの前腕肘関節付近の合わせ目や今回のビグザムの脚のモナカラインは黙殺するにはあまりに悪目立ちする場所ですし、綺麗に消すとなれば至難の業です。

こと合わせ目の位置に対する配慮はスケールモデルの方が圧倒的にレベルが高いです。40年以上前のプラモでさえそれを達成していたりしますが飛行機モデルなど合わせ目だらけですが消せる場所に合わせ目がくるような構造が多用されています。

戦車やカーモデルともなれば外装部分で合わせ目自体が滅多に出ません。このSDビグザムは形状も気に入っており、一気に完成させようと目論んでいましたが強度を充分確保して脚の再接続法を実現するまでペンディングとなりそうです。という事で今回は以上です。

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