今回もビネット形式で製作。
先の大戦時に南方基地開発・開梱等のために開発された日本初のブルドーザーで御座います。
スケールは違うのですがタミヤの動物セットから雄鶏雌鳥を引っぱってきました。遠近感も着いて雰囲気でたかなと。
通称「一型均土機」。
雄鶏雌鳥アップ。
卵やひよこも付属しているのですがあんまりやり過ぎると緊張感が無くなり過ぎる気がして結局この二羽に登場してもらうことにしました。
小さいながらも良く出来ていて今後もあれこれ活用していきたいと思います。
南国調の樹木は既製品をカットしたり影になる部分に黒を吹いたりしたくらいでほぼそのまま使用。
地面はクレオスのウェザリングペースト。
乾燥後はこのように亀裂が出来るスグレモノです。
ただ、そのままだとクラックの入った箇所からポロポロウェザリングペーストが剥がれ落ちてしまうので私は草の定着時に一緒に水で溶いた木工用ボンドを塗って固めます。
木工用ボンドが乾燥するとテカリが出てしまうので乾燥後つや消しを吹いています。
更に今回はつや消しを吹く前にクラック部分にクレオスのウェザリングカラーを流し込んでスミ入れ的な表現を行なっています。仕上りに満足しています。
ここからはG40本体を。
当時の英語社名は「KOMATSU」ではなく「KOMATU」。
本キットに同梱されている解説は淡々とした文体ながら実に熱い内容となっております。
昭和18年1月から終戦まで約150台生産され南方基地開発のためにフィリピンやニューギニアに送られましたが輸送船ごと撃沈され残存した車両は戦後米軍に接収された後フィリピン近海に投機。
その後船舶航行の安全性確保のためオーストラリアのサルベージ会社によって引き上げられたのですが海水を洗い流して駆動部に油を注したらエンジンが始動しすぐ動き出したという逸話が載っていて短い話ながらも読み応えがあります。
G40開発で培った技術が戦後の驚異的な復興にも大きく貢献したのは言うまでもありません。コマツ凄い!日本凄い!
ですが別に私が凄いわけではありませんがね(笑)私はただひたすらプラモを作り続けるだけです。
AFV系のスケールモデルと言えば1/35スケールの印象が強いですが仕事の合間に作るには大作感が強くて時として及び腰になりがちですが、1/48、1/72、1/100、1/144という小型スケールモデルは「俺でも出来そう」感があって比較的手が出し易いです。
完成後のサイズも大人のデスクトップ周りに置いても違和感のない程よいサイズと存在感がありこの小スケールモデルは独特の魅力があります。
ということでタミヤG40完成報告でした。
今後も模型道に邁進していきたいと思います!