ザクヘッド今週完成を目指して手を動かしていきたいと思います。
後頭部にあったゲート後はペーパーがけしたら綺麗に消えました。ぱっと見かなり豪快なカット跡だったので内心懸念していたのですが幸いにして抉れはありませんでした。
角の有無以外は同じ構造をしているので緑色の指揮官機も一緒に作っていきます。
額部分に目立つヒケがあります。
つるっぱげのガトー機も同様にあったのでシリーズ共通の傾向であるかと思われます。
パーツ構成上または樹脂成型の仕組み上、ある程度仕方のない事だったのであろうとは思いますが個人的にはここはかなり目立つな、という印象を持ちました。
それもその筈でして、裏面はこのように大きな接続穴がふたつありました。クリア成型されているバイザーを取り付けるための穴です。この部分の成型のために表側がヒケてしまうというわけです。
写真ではわかりにくかったのですが、耐水ペーパーでひと擦りするとたちまち姿を表します。実際は写真以上に窪んで見えます。
結構ヤスりました。
ABS 製という事もありパーツの弾力を利用して嵌合している箇所も多そうなのでラッカーパテや瞬着盛りに頼らず耐水ペーパーでヤスる方向で形を出していきます。
ぱち組み状態時表面が梨地処理されていますのでヒケは比較的目立ち難いですが、塗装するために耐水ペーパーをかけて梨地を消される場合はついでにヒケ処理もしておいた方が良いと思います。
まぁここまでやっとけば上等でしょうかね。
緑ザクの後頭部もゲート跡が目立ちますが抉れがあるというわけではなさそうです。
今回私は塗装仕上げにするため全体に耐水ペーパーをかけますが、ぱち組みでも充分カッコ良く、タンポ印刷されたマーキングも精細なものです。
ブレードアンテナは縦方向にパーティングラインとゲート跡がありましたので処理しておきました。既存モールドは明瞭でしたが念のため彫り直し。
動力パイプですが、私はどちらも本体色と同じものを塗るつもりです。
緑ザクはそれが当たり前ですが、ガトー機は本体のブルーとは異なる濃い目のグレーが使われております。本来ならばそれに準じるべきかも知れませんが、私自身の好みの問題で本体色で仕上げます。
というのは、頭部本体色と動力パイプの色が異なると、特に動力パイプ側がより濃い色であるとどうしてもザクの顔が面長に見えてしまうんですよね。
しかもザクヘッドは縦方向に二本のモールドが走っていてこれがまた顔を細長く見せてしまうのです。そこに濃い色の動力パイプが装着されるとなんだかゲッソリした顔つきになって弱そうに見えるんですよね(笑)これは背景色が暗かろうが明るかろうが変わりません。
煽りで見るとあまり気にはならないのですが、大抵の場合模型は上から見下ろす事が多いと思いますのでゲッソリ感を緩和するために配色変更しておこうと思います。
HGのオリジンザクなども縦方向のスリットが二本走っているじゃないかと思われるかも知れませんが、その分頭部の造形自体が縦方向に潰れたデザインを採用しており、顔面がゲッソリ面長化する事を回避するように処理されています。カトキ画稿の時点でそうした洞察が見られますのでこれはカトキ先生の功績なのだろうと私は推察しています。そういう意味でも HGUC オリジン版ザクというは素晴らしいんですよね。リデコ含めてかれこれ13体は作っていますがまた作りたくなってきました。
ガトー機は黒サフを吹きました。
その上にアルティメットブラックを乗せてEXシルバーを吹いた上からクリアーブルーで色をつけていきます。
転じて緑ザクは通常のグレーサフを吹いて塗装しニュートラルなマット仕上げを目指していきます。という事で今回は以上です。