台湾FREEDOM MODEL KITSの SD MiG-21 を仮組みしていきます。
水転写デカールが付属します。
SD 且つ小柄なキットですが収録数は多めでしっかりしています。
ウェポン類は片側だけランナーに残して組み付けると綺麗に組み上がります。
左側のランナーが組み付けた状態です。
昨年同シリーズのサンダウナーズ F-5E 二機セット作った時よりもパーツ組み立て時の嵌合具合が快適な感触に仕上がっており進化を感じます。
パーツ精度が良好であるため普通に組み立てて合わせ目に流し込み接着剤を流すだけで充分です。
仮組みしてみました。
この段階では細かいパーツは取り付けていません。
複座型と単座型二機セットです。
キャノピーはそれぞれ一種ずつ付属故複座二機、単座二機という構成では組めません。それ以外は完全に同じランナーがふたつ入っています。パイロットフィギュアもランナー構成の都合上四体分入っています。
昨年同社の SD サンダウナーズ二機セットを作った時、私は「 SD戦闘機プラモでここまでパーツを細かくする必要はないのでは? 」的な意見を書いたのですが、今回はかなりシンプルなパーツ構成となっており、思い切りが良い設計に進化していると思います。
メーカー毎に設計思想というものがあるのだろうとは思いますが、タミヤたBANDAI SPIRITSなどの名作キットと呼ばれるプラモの多くは無駄にパーツを分割せずに以下に少ないパーツ数で強度を保ちながら多くの情報量を得るかというパーツ構成に収斂していきます。
剣豪じゃないですが極めれば極めるほど無駄打ちしないという極め方に行き着くというのは業種問わず奥義を極めていく道のりの中で外せない過程なんじゃないでしょうかね。
FREEDOM MODEL KITSもその道を辿っているのか、僅か一年で急速に進歩してこのあたりは新興メーカーならではのスピード感というか疾走感のような情熱的な勢いを感じます。
あともうひとつ重要な進化を感じたのはモールドですね。
サンダウナーズではダルめの運河彫りで場所によってはかなり朦朧とした箇所も多く当時スジ彫り直した箇所もあったのですが今回はモールドがそもそもモールドがシャープで非常に精悍な佇まいに仕上がっています。
ショックコーンの突出具合は二種類から選べます。
MiG-21 は機首からオフセットされて鋭利な円錐が飛び出しているシルエットが最大の魅力だと思っているので二機ともショックコーンが飛び出た状態で仕上げるつもりです。
座席は複座と単座とそれぞれ仕込みます。
かなりざっくりした印象を受けますが、付属のパイロットフィギュアがかなりメリハリの効いた SD アレンジが施されており完成後殆ど見えません。
正面に付く計器盤には水転写デカールを貼る使用ですので完成後目に入る箇所はそれなりに隙の無い仕上がりになると思います。
あと申し遅れましたが本キットはスナップフィット仕様となっておりますが、パーツの嵌合も非常に良好です。こちらは家人から買ってもらったもので完成後自宅か仕事場に飾るつもりなので他のキット製作時の工程が重なりそうなタイミングに入れ込んで他のキットと並行して焦らず作っていこうと思います。という事で今回は以上です。