2016年2月発売のキットだそうでもう相当な月日が経ってしまいましたが最近登場したマテリアルを大量投入して制作しましたので結果的に今日まで時間がかかって良かったかも知れません。
ご覧の通りハゲチョロ塗装で仕上げました。
mig AMMO の chipping fluid をグリーンの外装全般に使用しています。
このキット兎に角関節保持力がユルいのでしっかり調整する必要があります。
股関節は胴体との取り付け部分と上下スイング部分共にユルユルで自立もままならなかったのですが瞬着で問題のある箇所にある軸を慎重に太らせる事でその問題はすっかり解決しました。
作業自体簡単ですが瞬着を盛り過ぎたり付けたまま作業中断して固定されたり(苦笑)する事がないよう慎重な作業が求められます。こういう地味ながら失敗したらクリティカルな問題に発展しがちな作業は慎重さが求められます。
あと手首の BJ 部分も非常にユルかったのでここもしっかり接続ポイントを太らせて対応しました。
グレネードがサイドアーマーに仕込まれています。
設定上・デザイン上サイドアーマーの裏に2個ずつ計4個装備していますが取り外せるのは左右それぞれ1個ずつ。
しかしながら平手に空いている穴にジャストフィットするよう軸が生えているので持たせ易いです。
手首は平手と武器持ち手が左右分の計4個。
なのに手甲パーツは2個。。。バンダイいくらなんでもケチ過ぎる。
汎用パーツとの互換性なんて全く考慮されていないデザインなのでキット側が定めたルールに従って交換する度、手甲パーツを付け替えて撮影しました。
このやり方とMGでもここ数年頻発している手首は一対しか入れず人差し指から小指までをごっそり付け替えて武器持ち手に変えたり握りこぶしに変えたりする方式も廃止して専用手首を最低六種付属させるかエモーションマニピュレーターを付属させるか、全てのMSを宇宙世紀/非宇宙世紀問わず全てMSハンドのデザインに揃えて武器のグリップはMSハンドの銃持ち手にフィットするデザインを最初から起こすかしていただきたいところです。
アクションベース1に取り付けて浮かせる事ができます。
頭部バルカンが目に見えて仕方なくなる時があるため黄色い目はしっかり発色させて目力強目にしておきました。ピンクサフの上にキャラクターイエローを吹いています。
頭部にある四枚の小さなブレードアンテナは全てエッチング製の金属パーツに置換しています。
スジボリ堂が取り扱っている「idola ブレードアンテナ[idola26] 」というものを使用しています。
chipping fluid を用いたお陰で強烈なハゲチョロ効果を出す事が出来ました。
塗装ハゲを表現する時何を擦り付けて塗装を剥がすかで見せ方が無限に広がりますので chipping fluid をこれから試されるという方は色々トライされると面白い効果を出す事が出来ると思います。
マシンガンはストック部分を差し替えなしで展開させる事が出来ます。
全ての手持ち武器全般に言えますが左手でも持てます。
マシンガンはリアアーマーに懸架する事が出来ます。外装が展開しアタッチメントが表に出るギミックも差し替えなしで再現。
グシオンハンマーはトップヘビー過ぎて流石に片手持ちは厳しいものがあります。
こればっかりは仕方ないので市販汎用スタンドなどを活用して支持するしかないと思います。
このような持ち方ならギリ保持出来ます。手首 BJ を瞬着で太らせていますのでキットのままだとこれさえも厳しいと思います。
こんな感じなら何とか保持出来ましたがテコの原理が働いて武器持ち手が幾分ばらけ易いです。
魂STAGE ACT4 を使って支えてみました。
このように魂STAGE ACT4 は何かと便利に使えますので適正価格で販売されていたら即買いです。1000円前後で使い勝手の良いスタンドが三個入っていますんで非常にオススメです。
グシオンリベイク用のアックスが余っていたのでこれもついでに作っておきました。
こっちの方がまだハンドリングし易いです。
照明の都合で先端がオレンジっぽく光って見えますが電球の色が反射したものです。
電球切るとこんな感じ。
グシオンアックスを持たせると悪魔っぽさが強調されてカッコ良いです。
外装の裏側を黒く塗っておく事で巨大感を一層際立たせる事が出来ます。
グシオンハンマーはこのように背中に懸架させる事が出来ます。このアタッチメントも差し替え不要で展開されます。
塗装後 AK-Interactive のウェザリングペンシルで傷や汚れや手書き文字などを追加しました。この工程が加わると階層的な発色が表現できてより複雑で重量感・使用感のある仕上がりになります。
グシオンの特徴的なフォークみたいなマークはモデグラの付属についていた鉄血デカール。もう何年も前の付録です。私は当時三冊買いましたんでまだまだ鉄血関連キットで戦えます。
mig AMMO の chipping fluid、 AK-Interactive のウェザリングペンシル、金属ブラシで細かいヘアラインを追加した塗膜に染み込むエナメル塗料と肩アーマーの塗装は特に今回の制作コンセプトがしっかり反映されている箇所となり大変気に入っています。
本体および付属品一式。
という事でバンダイフルメカニクス 1/100 ガンダムグシオン完成報告でした。
今回もヤフオクに出品しております。何卒宜しくお願い申し上げます。
非常に巨大で存在感がのあるキットでしてぱち組しただけでも迫力があります。
今回はその迫力をウェザリングでより強調しブレードアンテナのようなガンプラ化するにあたって安全基準のために造形がユルくなりがちな箇所をキンキンにシャープ化して巨大感や凶悪さを表現出来たんじゃないかなと思います。
本編をご覧になられた方ならお分かりいただけると思いまが 1/100 スケールで一般販売される事自体奇跡のような機体が立体化され嬉しい反面、本文中にも書きましたが KPS 関節が本体の巨大さをほぼ全く支えきれない所も多分にあるため軸を太らせるなどの関節調整が必須のキットだと思います。
堂々たる合わせ目が目立つ箇所もあるので後ハメやモールド化などのスキルもある程度必要なキットかも知れません。グシオン愛が試されるキットだと思います。