今回はノーマルプチッガイを三体同時に作成して黒い三連星をイメージしたものとして制作しました。
ベースとしたキットは1/144プチッガイ ライトニングブルーです。これを三体使用。
正面。
今年のガンプラEXPOで「黒い三連プチッガイ」が発売されましたが実質色替えキットであり胸部ビーム砲等はシールで再現となっていたことから「よし、通常版のプチッガイで自分なりの三連星プチッガイを作ろう」と思ったのがきっかけです。
ご覧の通り光沢仕上げです。
ガイアノーツのEXクリアーを複数回吹いた後コンパウンドで磨き、更にモデリングワックスを塗込んでいます。
実物は更にテカテカしております。
胸部の特徴的な胸部拡散ビーム砲をキッチリ立体化しました。
後頭部にはジオンマーク。
後ほどこの表現を使って遊んでみたいと思います。
手繋ぎギミックを再現するパーツにビームサーベル刃を装着させました。
単体で見てみます。
まずは正面。
頭部、腕部、胴体、脚部の合わせ目を消しています。
紫色の部分は通常のドム系のカラーリングよりも好みで赤味を強くしています。今回メタリックな紫色を表現するにあたって重ね塗りでトライしてみました。思いの外上手くいったみたいで見る角度によって色が変わって見えます。
紫部分はこのように塗膜を重ねています。
写真では同じような色に見えますが目はクロームシルバー(タミヤエナメル)の上にクリアーレッドです。
耳は後ハメ加工しています。干渉部分を削っていますので滑らかに可動します。
この写真が現物の色味に近いです。かなり複雑な発色となり大変満足しています。
胸部拡散ビーム砲は縁をUバーニア、内部を貼り付けガラスを使用して立体的に再現しました!
黒サフを吹いた後EXシルバーを吹いた時のものです。形状が分かり易いかと思い撮影してみました。
この写真も現物にかなり近いです。
黒い部分も今回凝っていて黒サフを吹いた上にピュアブラック、EXクリアーを三層吹いた後、更にクリアーレッドを混ぜたEXクリアーを吹いています。よく見ると真っ黒ではなくて赤味のあるクリア層でコーティングされていて(自画自賛で恐縮ですが)なかなかに美しいんです。
黒部分の塗装表現はこんな感じでございます。
コーション系のデカールはHIQパーツメインです。引き締めるイメージで貼っています。ジオンマーク等は最近プレバンで再販されたガンダムデカールEXです。
背中のリボンはEXシルバーの上にクリアーレッドです。最近EXシルバーやスターブライトシルバーの上にクリアー塗料を吹く行為に嵌っています。この手法を用いると立体感のある発色を楽しむ事が出来ます。
お尻の3mm穴を使えば市販の汎用スタンドに接続することが出来ます。
ビームサーベル。
裏側にある3mm棒で本体に接続しますがこういう厚塗りを施した作例では塗膜の層がかなり厚いのでそのまま突っ込むと傷つけることになりますので塗膜を削ってしっかり調整しています。
並行して製作中の原典機アッガイ。HGUC版です。
デカール貼りしてここからクリア層をどんどん重ねていく予定です。今月中に完成させることが出来れば良いなとは思いますが未定です。
対決!
キットをふたつ分使ってビームサーベル刃を他のキットから持ってくれば二刀流が可能です。
1/35メカトロウィーゴ「たまむし」と。
こちらもすんごい発色です。
HGUCアッガイ、GUNDAM CONVERGE版ベアッガイFとの比較。
今から後頭部のジオンマークで遊んでみます。
塗膜保護のために念のため頭部を外した後、耳を180度回転し頭部を後ろ前にします。
そして胴体に装着。
私は勝手に「ジークジオンモード」と名乗ってますが(笑)結構怖い感じになりますwww
要するにこれが、
こんな感じに!!!
クリアコートにクリアーレッドを混ぜたことで白いデカールを任意の発色に変えることが出来ます。そういうテクニックって昔からあるのかも知れませんが私的には初の挑戦だったので上手くいって良かったです。
こういう怪しい感じが当ブログっぽくて良いですね。
三連星らしくなってきました!!!
「プチッガイ」のシルエットを変えない範囲で恐らく世界一邪悪なテイストのプチッガイを作れたと自負しています。
当ブログでは三種六体のプチッガイを作ってきましたが今回のトリプル・プチッガイがひとつの決着となったと思います。こういう感じのをずっと作りたかったんです。
通常モードに戻りました。
スタンドも赤いクリア層が塗ってあります。塗膜の構成も本体同様気合いを入れております。
パズルのピース状になっていますので接触部分のクリアランス調整は入念に行ない丈夫な塗面となっています。かなり意地悪にガリガリやれば流石に危ないですが。
そう言えば今回から白背景です。随分長い間黒背景でしたが良い背景が手に入ったので復帰です。
チェアと接続アタッチメントもメタリック塗装です。実物はもっとテカテカしていますが光沢仕上げの塗装は難しいですね。
光が足りなかったのか青っぽくなりました。ライティングや距離で色味が変わって撮影に苦戦しました。
これも。。。
距離を置くとまたこんな感じで現物に近い色味で撮れました。私は撮影の勉強をしないといけませんね。
ご紹介遅れましたが手繋ぎパーツはちゃんと本来の用途としても使えます。ベアッガイ系のキットを持っていないのでアッガイで代用。
どう見ても誘拐しているようにしか見えませんが(笑)
この写真も現物に近いかな。
とにかく沢山写真を撮りました。
プチッガイ系のキットは造型、サイズが本当に素晴らしくてついつい手を出してしまいます。メカトロウィーゴにも同様の魅力があります。
ということでノーマルプチッガイ改造の「トリプル・プチッガイ」でした!!!
MGサザビーVer.Kaを作った直後に相応しい(?!)チョイスだったと思っています。大作キットの後はついつい燃え尽きがちですが今回はモチベーションをキープして「良い歳した大人が本気プチッガイを作る」というコンセプトで楽しんでみました。
さて次回ですがガンダムタイプを三機程製作中です。それと並行して久し振りの鉄血ものしかも1/100をひとつ、そして非ガンプラキットにも挑戦中です。どれも発売から日が経ったものばかりですのでパチ組みレビューはすっ飛ばして完成したものから順次公開してみたいと思います。ということでご期待ください。