今のようなガンプラ飢饉になる遥か昔、2010年の発売当時あっという間に完売した記憶が今でも脳裏にこびりついています。
その頃は「ガンプラが売り切れる」なんてちょっと考えられない事でした。ましてや新製品ともなればヨドバシに限らずプラモ屋でもしばらく山積みみたいな状況が当たり前でしたから。そんななか入荷日完売という状況に陥り、当時の私は仕事の合間を縫って客先訪問した足で会社の車で福岡県内の模型店やプラモコーナーのある商業施設を回って12箱調達しました。それくらい私にとって重要なガンプラであり、いまだに本キットこそが私にとって最高のガンプラなのです。
率直に言って完璧なキットなので手を加える場所を探す方が難しかったのですが、細かいディテールアップと極々僅かなモールド追加といった作業を行いました。それさえも蛇足だったのではないかとさえ思う時があります。
パネルラインの彫り直しも行っております。
ガンプラ全般に言える事ですがこれとヒケ処理だけはやっておいた方が良いと思います。
簡単フィニッシュする際もこの二つの作業と合わせ目消しをしっかりやっておけば充分カッコ良いF2が手に入ります。
殆ど合わせ目の出ない合理的で見事な設計、完璧な整形色、そして何より美しいプロポーション。久しぶりに作りましたが全くもっていつまでも見ていられる美しい造形のザクです。
完璧な整形色に負けないよう調色は気合を入れて納得いくまで調整を繰り返して自作したものを本体色に採用しました。
胸の「T」が誠に特徴的です。
子供の頃の私はこのザクの立体物が欲しくて欲しくてたまらなかったのですが2010年まで待つことになりました。
待った甲斐のある素晴らしい造形です。
製作記にも書きましたが、私の不手際でシールドを溶かしてしまいましたので、オリジンザクのシールドを加工して取り付けています。なぜかオリジンザクのシールドが手元に4つあったので助かりました。
脚部にあるノズルはエッチングパーツを取り付け。
HIQパーツ社が以前販売していたものです。
とても有用なアイテムなのですが現在入手困難で再販が待たれます。マグネットセッター?だったかな、確かそんな商品名だったと思います。私のストックはもうすぐ枯渇してしまいます。
バックパック上部にあるノズルにもマグネットセッターを取り付け。
マグネットセッター自体は裏面に糊が塗られていてそのまま取り付け出来るのですが、今回は一旦糊を除去してから塗装後瞬着で固定しました。
スコープ部分には手芸用ガラスパーツ2.5ミリ径を取り付け。
グレネード部分にはマグネットセッターを貼り付け。こちらは既存の糊を活用してそのままペタリと取り付けました。
モノアイですが、
当ブログお馴染みの方式で、可動用のレバーを根元からカットしておきましたので、
モノアイ点灯状態から消灯状態まで自由に楽しめます。
モノアイは360度スイングします。
モノアイ目玉は手芸用ガラスパーツ2ミリ径を使用。
シールドを溶かしてダメにしてしまったのでオリジンザクのシールドを流用したわけですが、構造が全くことなるので取り付け基部を自作。
コトブキヤのお助けパーツを活用しました。
今回唯一BMCタガネでモールド追加したのは胸部側面のみ。
※体力が尽きてしまったので文章は今回ここまでです。明日2022年5月29日にでも追記していきます。ご了承ください。
スパイクアーマー越しでもストレスなく腕が上がります。
他の HGUC ザク系キットでもこの接続方式がまた復活する事を祈ります。
MMP-80マシンガン。
この銃は本当に素晴らしいです。
なんと言っても干渉しません。可動を妨げないのです。
これはガンプラ化する際に非常に重要なファクターになると私はいつも当ブログでのたまってきましたがまさにそれを体現するかのような銃です。
そして見た目もカッコ良い。何もかも言うことなしな出来です。
部分的にちょっと塗り分けてみたのですが、実際よりも細かいパーツ分割がなされているような見た目に仕上げる事が出来ました。
昨日完成したREVIVEザクと。
一昨日完成した HGUC No.151ザクIIも加えてみました。
なかなか壮観なものがあります。
ザクとは言ってもそれぞれパーツ構成も造形も何もかも異なりますので同時製作は結構骨が折れました。
同じキットを同じ配色で三つ作る感覚で臨んだのですが、労力的には数倍キツかったです。
調色も今回こだわりました。
本体色のグリーン二種を調色したのですが、三つの異なる種類のザクどれに使っても良い塩梅に見えるような色を目指しました。
私は基本的にガンプラ、特に宇宙世紀ものは完成後ヤフオクに出品する事が多いのですが、今回のF2は手元に置いておこうと思います。
純粋に気に入っているというのもありますが、もう箱も組立説明書もないですし、細かい付属品も他のキットのミキシングに使ったり紛失したりしていますから、手間かけて出品して二束三文で叩き売るくらいならこちらで大事に使おうと思った次第です。
基本的に大きさ比較などをメインに今後も登場してもらおうかと思います。
大きさ比較のベンチマークに使用している完成品ロボットプラモ群に宇宙世紀ものがようやく加わりました。
実際は昨年作った HGUC マラサイがそれに該当する予定でしたが、ヤフオクで手放してしまいました。
工事現場カラーで仕上げたティエレンとレギンレイズは昔ヤフオクに出品したものの、札が入らず不調に終わりました(笑)
こういう時って妙に愛着が湧いて逆に気に入ってしまうんですよね。私は。
今はガンプラ飢饉なので今出したら流石に入札されそうですが手放すつもりはありません。
レギンレイズもデザイン自体もプラモも非常にハイレベルなキットですが、劇中での扱いに恵まれなかった機体だと思います。
私は4回作りましたがヤフオクでは何も苦戦しました。
この緑のレギンレイズに至っては当時一件も札が入らず残念な記憶が蘇ります。個人的には四体作ったなかで最も気に入っていたのですがね。
当ブログでは大きさ比較のために度々登場していますが、ザクのような宇宙世紀ものと比べたらかなり知名度・認知度低いでしょうからあまり大きさの比較としてわかり易い対象ではなかったかも知れません。
何か別の形で今後日の目が当たる場所を見つけて当ブログで活躍させたいと考えてはいます。
ティエレンに至っては私自身「00」未視聴なので何も知識がありませんが、デザインが誠に素晴らしく非常に気に入っています。
数ヶ月前ガンダムベース福岡に行った時、
あとこんなのもありました。
「強いられている」配色と装備のリーオー。
ちなみに私は「W」も未視聴故にリーオーに関する知識はゼロです。
しかし「W」の公式サイトを見ると敵方のMSはイケてるものが多いのでパイシーズ、キャンサー、エアリーズあたりは是非とも HG が欲しいです。複数買い出来ればこれらの機体は私なら必ず量産しますね。
これが私が Twitter に投稿した完成品ガンプラの中で最もいいねを獲得しました笑このリーオーだけダントツにいいねを獲得したんですよ。多分これを超える数字を私が出す日はこないでしょうwww
現実の世界でもSNSでも「カッコ良い」って凄く大事でしょうし素晴らしいのなんだろうとも思いますが、「おもしろい」って大事なんでしょうね。私もおもしろいものや思わずちょっと笑ってしまうようなものが好きです。
30 MINUTES MISSIONSの水中メカ?
も手放さずにとっています。
なんか最近ゴッグみたいなのが出たんですよね?良いな久しぶりに30 MINUTES MISSIONS買ってみようかなと思ったら、それさえも完売だそうで驚きました。
先述のリーオーと30 MINUTES MISSIONSどちらが先にリリースされたか私の記憶は曖昧ですが、これらのプラモの構造が EG ガンダムに多大なる影響を与えたのは間違いありません。
という事で少し脱線しましたが HGUC ザクF2完成報告でした。
もう何も文句のつけようのないザクです。
「最高のガンプラは?」と聞かれたら迷わずコレだと即答します。
パーツ構成も数あるザク系キットの中でも群を抜いて素晴らしく、あとハメ加工やマスキング作業に忙殺される事がありません。
そして何よりプロポーションが完璧過ぎます。
武器の造形を含めて。これほどまでに美しいガンプラを私は知りません。
ガンプラ飢饉で大変な時代ですが、もし店頭で適正価格で販売されていたら迷わず「これは買いですよ」とオススメ致します。2010年生まれのキットですが今持って最高のガンプラだと断言します。という事で今回は以上です。