マックスファクトリー
1/72 ヘイスティ
完成報告。




本日の投稿はマックスファクトリー1/72ヘイスティの完成報告です。


遂にこの日が来ました。
我が人生初のコンバットアーマーです。


正面。


ご覧の通り設定では紺色の部分をグレーにしてロービジな仕上りにしてみました。


そしてこれまたご覧の通り派手にウェザリングを施しました。


兵士のフィギュアと絡めると一層らしくなります。


これは本当に楽しい。ちょっとしたことで物語性が一気に出てきます。


背面。


製作記でも書きましたがダグラム放送当時私は小学生になるかならないか位の年齢だったと思います。


当時は外で遊びたい盛りで飛び飛びで視聴していたのか殆ど内容は覚えていませんが「ソルティック」「ブッシュマン」という単語は記憶に残っておりました。


頭部が胴体にめり込んで右側にオフセット。
衝撃的なデザインでテストショットを拝見してから一目惚れでした。

キャノピーはキットのままだと無色透明です。この仕様は好きな色で塗れるので嬉しいです。私はF-22等を参考にクリアオレンジで塗りました。ちょっとだけEXシルバーを混ぜて微かにメタリック調です。


全体的に派手にウェザリングをかけていますがキャノピーや照明、ミサイルランチャーの弾頭部分は汚さずメリハリをつけました。実際の兵器でも長期戦にもつれ込んだ時など汚れたままでも良い部分とまめに綺麗にしておかないと使い物にならなくなる部分があるのではないかと想像しながら仕上げました。


ハッチは開きます。


完成後は奥に入り込んで殆ど見ることが出来なくなりますがパイロットフィギュアも塗装しています。


コンソール部分は付属の水転写デカール。如何にも昔のロボットアニメに出てきそうなデザインがまた素晴らしいです。

しかしここはいよいよ完成後見ることが出来ません(笑)こういう細かいこだわりによって完成後の満足度がとても高まります。やはりマックスファクトリー社は凄い。


完成すると見えなくなるので最後の組立時に撮影しておきました。


完成後はここからちらりと見える程度ですが前述したパイロットが中に居るのだと思うとリアル感が漂ってきてとても気に入っております。


スモークディスチャージャーは先端に純色マゼンタを吹き付けて焼き付け表現を加えました。


胸部のライトは表面にクリアイエローを吹き裏面にはEXシルバー。


9連装ミサイルポッド。
パーツ分割が巧みで合わせ目消しが必要な箇所が出ません。


合わせ目に関してはとても配慮されていて太腿や前腕等のモナカラインは流石に目立ちますが濃い成形色のパーツは肩くらいしか合わせ目消しが必要な箇所が有りません。


ハゲチョロ表現を多用し金属の重量感を表現しました。


塗装の剥げや汚れがどういう方向に向かって進行するのか想像しながら汚していきました。


上半身のパーツ割りは特に秀逸で感動します。


特徴的な左肩のシールド。


腕も左右非対称で作るのも楽しかったですし完成後見応えもあります。


肘間接下部にロール軸が仕込まれており所謂「大河原曲げ」が出来ます。この辺りマックスファクトリーの心意気を感じますね。ちなみに左腕はデザイン上更にもうひとつロール軸が追加されます。勿論上腕部分にもロール軸が左右どちらにも実装されています。


2連装アーマーライフル。


それにしてもこの握り拳ほんとうに美しいです。
ガンプラ旧キットにそのまま使いたいくらいです。


この手首パーツだけ単品売りされたら二十セットくらい買い占めたいです(笑)


あの時代の大河原メカにピッタリ合う素晴らしい造型です。


右肩。
申し遅れましたが要所要所にモールドや1mm金属球等を追加してディテールアップしています。


リニアガン。
力強い造型です。


平手パーツも左右分付属。
裏側に豪快な肉抜き穴がありますので埋めておきました。


手首部分にリングパーツがあります。細かいので紛失注意です。以降取り外して撮影してみましたが外見上特段見劣りするようなことも無いですし寧ろ可動範囲が拡がりますので任意で装着するかどうか決めて楽しめます。


平手も良い塩梅の表情が着いていて素晴らしいです。


背中のセンサー?部分もクリア成型です。表面にクリアレッド、裏面にEXシルバー。


腹部の大きな円筒形の蛇腹風パーツは以外に目立つのでモールドをきっちり彫り直しスミ入れ、ウェザリング共にしっかりやっておきました。


全般的に各部の可動ポイントは高性能なのですがキットのままだとフロントアーマーが一体成形で微動だにしないので手を加えました。


デザインを壊さない範囲でフロントアーマーを左右それぞれ分離しプラ材と1mm真鍮線で独立可動化しました。


この改修を行なうだけで一気に表情豊かになります。


サイドアーマー部分はモールドに沿って塗り分けし別パーツ感を出しました。


脇腹の「IAF」デカールはマークセッターでしっかり柔らかくしてから貼ると外装に凸凹に良い感じでフィットします。


アイアンフット起動!


ずどーん!


フロントアーマーが可動することでこのようなポーズを取ることが出来るようになりました。


当初諦めていた立て膝ポーズもこのように決まります。


太腿と腰パーツのクリアランスは結構タイトなのですが接触を交わしながらポーズ付けすればこんなポーズも。


赤丸で囲った部分が干渉がちなので気になる方はここを削っても良いかも知れません。ですがこのポイントを意識して動かせば特に問題ありません。この辺りはガンプラと同じです。



アクションベース1に付属するこのパーツが非常に使えます。


似たようなパーツが何個か入っていますが申し合わせたようにピッタリ嵌る幅のものがあります!


これで3mm丸棒接続が出来るようになりますので市販の汎用スタンド各種で楽しむことが出来ます。


当初ぱち組みで終わらせる予定でしたがフロントアーマーの改修をやって本当に良かったです。楽しさが倍増します。


足裏もしっかり汚しておきました。


靴は色んな物に接触して縦方向の汚れや塗装剥げが発生する筈なのでそれらをイメージしてウェザリング。


申し遅れておりましたがデジタル迷彩みたいな柄はHIQパーツ社の「ピクセル迷彩デカール」を使用。このアイテムは本当に使えます。マークセッターが必須ですので手間がかかりますがやる価値があります。


大河原先生のイラストがそのまま飛び出してきたみたいな迫力を出せるよう努めました。








後姿も重量感があります。





やや踏ん張り気味で正面を再撮影。


基本的に二度撮ることなんて滅多に無いのですが今回は別です(笑)


もっと手軽に買えれば良いのですが。
こればっかりは仕方がないのでモデラーが買い支えていくしかないですよね。ラウンドフェイサーとかも完売したのか近所ではどこに行っても手に入りません。プレ値はきついので再販をしぶとく待ちます。


今回地味に活躍している兵士。


模型店等で売っている塗装済み完成品フィギュアでスケールも全然違うのですが遠近感にメリハリをつけたい時はこれくらいがちょうど良いです。


何となく撮影時に置いてみたのですがこれが中々馴染んでくれて撮っていて本当に楽しかったです。


小物とか人物をロボットの近くに置くことでストーリー性が出てきて実際に巨大な人型兵器が目の前に居るかのような錯覚に陥ります。


ということで撮影に使った小道具と付属品など。


殆ど同時に塗装したレギンレイズと。
ウェザリングするかしないかだけでこんなに色の印象が変わるとは!


当ブログのベンチマークキットHGUCザクF2と。
大きさの目安になれば幸いです。


今回も本当に楽しく作ることが出来ました。サイコーです。


ということでマックスファクトリー1/72スケール アイアンフット
「ヘイスティ」完成報告でした。

我が人生初のコンバットアーマーのプラモとなりましたがこの度こうして完成お披露目することが出来ました。
流通量がガンプラ等と比べると圧倒的に少ない事とコアなダグラムファンが相当居るであろう事からなかなか店頭で見かけることがなく発売当時店頭で見かけた際におさえておいて本当に良かったと思っています。

キット自体の出来も非常に秀逸で合わせ目消しが必要な箇所の多くが薄い成形色の部分になりますので簡単フィニッシュで制作したいといった方にも大変親切な内容となっております。プロポーションはご覧の通り優秀ですし各部の可動ポイントもフロントアーマー以外しっかり動きます。フロントアーマーは恐らく元デザインを尊重した上であのようなパーツ構成になったのだろうなと思いますのでこの辺りはモデラー毎の裁量でどうするか決めていけば良いのかなと思います。

今後も入手の機会に恵まれた際は是非作りたいと思います。昨年末に入手し今年の春にぱち組みレビュー、そして本日完成報告とまさに一年がかりで楽しみながら作る事が出来ました。プラモデルの楽しい要素がギッシリ詰まった本当に素敵な良いキットです。心置きなく楽しめました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください