今回はコトブキヤ M.S.G ギガンティックアームズ01 パワードガーディアン 及び HGアデルの完成報告で御座います。
ぱち組み時にもお話ししましたように今年度最も興味があったプラモデルだったのですが想像以上にプレイバリューが高いナイスキットです。
正面。
煽り。
標準的なHGサイズのガンプラは丸呑みされる巨大さです。
ハンドル部分をジャンクパーツからスクラッチしてより様々なサイズのキットが搭乗出来るように改修しています。
RGガンダムと比較。
頭頂高:約25cm、全高:約27cmの超大型キットです。
無論M.S.G史上最大キットです。もはやお助けパーツの域を超えている巨大さです(笑)
背面。
ご覧の通り、ガンプラやフレームアームズ、FAガールズ等の人型モデルを搭乗させることが出来ます。
キット付属のハンドルをこの状態で使用するとピッチが狭くてポーズがどうしても女の子っぽくなります。まあFAガールズを乗せることを想定しているかと思いますのでそういう仕様なのだと思います。
当ブログではアデル等のHG標準体型のガンプラを乗せてミリタリー感を出したかったのでハンドル部分をジャンクパーツでスクラッチしてピッチを拡げることで男っぽい搭乗姿勢を実現しました。
ちなみにハンドルはグリグリ可動するように改修しています。
パワードガーディアンの頭部?部分も可動します。
防護マスク的にアデルの頭部を覆う事も出来ます。
砲口周辺等を純色マゼンタで焼けた感じを表現してみました。
マガジン?部分も純色マゼンタをエッジに吹いて発熱した感じを表現。
本体のグレー部分はマット仕上げでフレームのガンメタ部分は光沢仕上げです。
デジタル迷彩はHIQパーツのピクセル迷彩デカールを使用しています。独特な質感のデカールでマークセッター必須ですが使い慣れると非常に便利です。
可動範囲も広く間接強度も調度良い塩梅です。
背中。
水転写デカールはキット付属のものとHIQパーツ、MGサザビーVer.Ka付属のものとウェーブのXデカールの豪華競演といった感じで貼っています。
クリアパーツが非常に効果的に使われていてこの辺りの表現力は流石コトブキヤといったところです。
あまりの巨体で目立ちませんが四本の隠し腕がありサブマシンガンを持たせることが出来ます。センサー部分を貼り付けガラスを装着。
サブマシンガンは2丁同梱されています。
脛部分は長短二種類のキャタピラで構成されており写真の様に分割して戦車的な形態に変形させることが出来ます。
この状態もかなりボリュームがあります。
戦車形態側面。
重心を低くしたシルエットがお好みの場合はこの形態で飾るのも良さそうです。
マシンガンは3mm棒接続なので好きな場所に取り付けて楽しむ事が出来ます。本キットには2丁付属していました。
今回アデルを使いましたが、ガンプラでしたらジェスタとかも似合いそうです。
色味を揃えたのでぱっと見ガンプラが乗っていることを忘れてしまう程馴染んでおりました。アデル君です。先日の再販時に存在を知り何となく買ったというのが本音なのですが、これは本当に良いキットで驚きました。
アデル正面。
いかにもマスプロといった佇まいが素晴らしいです。
パーツ分割等も練られていて非常に優秀なガンプラです。
頭部バイザーは青みの強いクリアパーツだったのですが好みの発色にしたくて黒サフを吹いた上に蛍光プリズムブルーグリーンとクリアーブルーを混色したものを吹きました。共にガイアノーツです。ちなみに完成後見えなくなりますがバイザーの下に彫刻されているツインアイ部分も塗り分けています。
水転写デカールはHIQパーツメイン。頭頂部センサー?部はクレオスの極細面相筆で塗りました。使い易い面相筆なのですがミスをした時リカバリー出来るように細かい箇所を塗るときは出来るだけエナメル塗料を使うようにしています。
背面。
特徴的な台形の部分も頭部バイザーと同様の塗装をしています。
アデルにもHIQパーツのピクセル迷彩デカールを要所要所に貼っています。
脚部もろもろの処理はこんな感じ。
なかなか清潔感溢れる仕上りになったと思います(自画自賛)。
脹脛にあるバーニアはスターブライトシルバーの上にクリアーブルーを吹いています。
ドッズライフル。
手首を分解して持たせますが左右どちらの手首にも対応しています。保持力もしっかりしています。
忘れていました。右肩に髑髏マークを貼りました。確かウェーブのX-DECALだったと思います。
可動範囲が広いので無理無く持たせられます。写真には撮っていませんが腰は360度回転します。
出来の良い左平手が付属します。
立て膝も勿論可能です。
シールドはこんな感じに仕上げてみました。アデル本体もそうですが1mm金属球を所々アクセントに使用しています。
裏面。
この時代のHGはパーツの簡略化等殆どなくて非常に出来が良いものが多いです。まさにハイグレード。
再販された数が少なかったのか人気キットなのかもう一個買いたそうと思ってお店に行ったら色違いのものも含めてアデルとシャルドール系キットは綺麗さっぱり無くなっていました。
かなりお気に入りのナイスキットです!
ドッズライフルはリアアーマーに接続可能です。接続ピンはドッズライフル本体に収納されているものを展開して接続します。
なんとリアアーマーまで可動します!この頃のHGは気合いが入っていました。
ビームサーベルは左右のサイドアーマーに収納されています。
刃はピンクのクリアパーツです。
根元にピュアホワイトを吹きその後先端から純色マゼンタを吹いてグラデーションをかけました。
二本付属します。
きしめん状の独特な形状をしたビームサーベルです。
股間に3mm丸穴が開いており各種汎用スタンドと接続出来ます。使わない時ようのカバーまで付いています。
ビームサーベル単品。
ここからまたパワードガーディアンと絡めていきたいと思います。
全身あちこちに3mm穴があるのでお好みで他のオプションパーツと組み合わせたりするのも楽しそうです。また腕部と脚部の根元はコトブキヤ独自企画の六角形ジョイントで接続されており、保持力と組み替え易さの両立が図られています。
こんな感じで自由に組み替えて遊ぶ事が出来ます。
多脚戦車形態と私は勝手に名付けています。
他にも色々組み替えて遊ぶ余地があるかと思います。
重心低くコンパクトに纏まって使い勝手良さそうです。
と言っても普通に巨大ですが(笑)
乗せて楽しむの良いですが一緒に並べるのも物語性があって乙なものです。
下半身?部分で構成されるムーバブルクローラー形態。
外装が分割されている箇所がありそこに機関銃をサンドイッチするような感じで装備させることが出来ます。
四足歩行(走行)形態。本来フレームアームズ等に接続することを目的としていたとは思いますがこのようにアデルにも問題無く接続出来ました。
面白いとは思うけど自分はあんまりやらないかな。。。組み合わせるキット次第では大化けしそうな予感もします。
上半身はこんか感じに組み替え変形しました。
コトブキヤ曰くブリッツガンナー形態というらしいです。
かなりカッコ良いです。
固まり感が素晴らしい。。。
上から。
このような感じでアデルを搭乗させてみました。
3mm穴がしっかり開口されていて市販の汎用スタンド各種に対応しますが重量がありますので間接部の調整が出来るスタンドを使用した方が良いと思います。私は魂STAGE を使って撮影しましたが間接ビスのセッティングは強めにしています。
実写版トランスフォーマーに似たようなのが出てきましたね。
ハードボイルドなデザインで素晴らしいです。
パワードガーディアン側に搭乗者をホールドするアーム等があるため使わなくても大丈夫ですが一応アデルとの接続アタッチメントを制作しました。ボールデンアームアームズに入っているパーツを加工したものです。パワードガーディアン状態時の写真は全てこのアタッチメントを噛ませていますが無くても大抵大丈夫だと思います。保険みたいなものです。
お陰様で今月もかなり充実したプラモライフが送れております。
付属品一式。
次回予告はこちらです!
オリジン版MS-05は個人的に旧型ザク系キットの決定版だと思っております。
ということでM.S.Gギガンティックアームズ01パワードガーディアン&HGアデルの完成報告でした。
ギガンティックアームズに関しては発表されて以来ずっと気になっていたアイテムだったので久し振りに予約して買いました。組み応え、迫力、造型、可動、大きさ、カッコ良さ、全てにおいて予想以上の出来で大満足のキットです。
今後もM.S.Gからこういったお化けキットが登場すると楽しいですね。今回綺麗目に作りましたけれどウェザリングバリバリに仕上げてもかなりサマになるかと思います。モデラーが好きなように組み替えて楽しめる懐の深さも大きな魅力です。当記事が本製品ご検討中の方の参考等にもなれば幸いです。上半身と下半身の別売もありますので用途に応じて柔軟に揃える事が出来るのも素晴らしいと思いました。
あとアデルの方ですがこちらも良い意味で驚きに満ち溢れたキットでした。造型良し、可動良し、色分け良しと三方良しの素晴らしいガンプラでとても丁寧な造りのキットでした。ひと言で纏めるとしたら端正なキットです。なかなか適価で入手しづらいキットのようですがどなたにもオススメ出来る名作プラモデルです。