ウェーブ 1/20 SCALE 機動歩兵をつくる。


機動歩兵ようやく仮組み出来ました。
かなり私の苦手とするタイプの構造をしています(笑)合わせ目消しが必要な箇所と挟み込みが多いんですよね。

あと関節部分がかなりキツいテンションが掛かっていたので、仮組み〜分解〜塗装といった伝統的なプラモ製作のフローを踏む際は関節、特に脚部関節の渋みの調整をしながら組まないと破損リスクが結構高いと思います。

関節テンションがキツいということはエナメル塗料を使えば一発でパーツが割れて砕けるのが目に見えていますのでウォッシングやスミ入れはモデルウォッシュなどのアクリル塗料、もしくはフィルタリキッドなどの油彩系塗料を使用するつもりです。まだ先の話になりますが。


1/20 なので全長10cm程度のコンパクトサイズながら精緻な雰囲気に満ち溢れておりディテールも立体的なので非常にSF的な密度感があります。


嵌め殺しに近い構造の脛や股間のパネルは塗装後取り付けます。


可動モデルなので仕方ないのでしょうが兎に角合わせ目が沢山出ます。腕部と脚部はもうあちこちモナカです。これが苦手なんですよね。。。


胴体〜バックパック周辺はうまい具合にパーツ構成されており組み易かったです。


腕部の合わせ目が多いですが挟み込みパーツが入れ子になる事がないのでまだ精神的にいくらか楽ですが、脚部は結構地獄の構造をしています。

合わせ目消しが必要な挟み込みパーツを挟み込んでその部分も思いっきりモナカという。。。デザイン上仕方ないのですが。

挟み込み構造が連続する箇所はクリアランス調整を確実にしておく必要があります。やっとの想いで完成させてもクリアランスを確保出来ていなければ動かした際に塗料がベリっと剥がれて目も当てられないという事だって起こり得ますのでその辺り充分に見越して作業する必要があります。


腕部は肘が二重関節になってる割には大して動きません(笑)
腰に可動ポイントが仕込まれていますがこれまたデザインのせいで回転に関してほぼ固定。若干前後スイングします。


ですが脚部は見た目に反して可動します。立膝は非常に美しく決まります。


ロボット(ではなくパワードスーツですが)可動プラモは脚部の可動範囲が如何程のものかで完成後の表情の幅が決まる事が多いのでこれは有難いです。


兎に角合わせ目消しが必要な箇所が多いので集中力を切らさず地道に作業する必要があります。

合わせ目がパチピタとは程遠い箇所がいくつもありパテなどでモナカラインの隙間を埋める必要があります。


目視レベルであちこち隙間が確認出来ましたので捨てサフを吹いたら更に問題点が浮き彫りになると思います。

この辺のレベルはウェーブの 1/20 S.A.F.S. 等と同等の水準だと思って覚悟して製作されると良いかと思います。個人的には結構しんどいです。

あとモールドが細くて浅い箇所が多いのでそれらも復元する作業が必須かと思われます。私はエアブラシ塗装がメインで塗膜薄い方ですがそれでも結構しんぱいになる箇所がありますので筆塗り派の方は特にしっかり彫り直しておいた方が良いかと思います。


脚部は更に地獄です(笑)
合わせ目は多いは隙間は出来るわ、それを更に挟み込む必要がありそれもどうせ隙間が出るかと思われます。


膝などの蛇腹状のデザインはBMCタガネで彫り直そしながら合わせ目消ししていっています。


正直プラモの造りとしては個人的に結構苦手な部類になります。

兎に角エグい合わせ目のオンパレードなので飛行機プラモが恋しくなりますね。飛行機も胴体が丸々モナカである事が大半ですが相当古いキットでも大抵精度高くピタリと合うんですよね。

この辺りはスナップフィットの可動プラモの方が苦手なのかも知れません。ガンプラなど超絶的なパーツ精度のように思えますが HGUC ネオジオングクラスの巨大さになるとプロペラントタンクや腕部パーツのモナカ部分がパチピタとは行かずない事が多いです。スナップフィットだとどうしても捻れるのかも知れません。


但し造形は素晴らしいです。
朴訥ながらシャープさも共存していてSF的な魅力に満ち溢れています。

この辺りは同社が同スケールで展開している Ma.K. キットに通じるところがあります。


まあ兎に角このキットはあまり焦らずにちょっとずつ正確に合わせ目消しを行いつつモールドを彫り直しつつそれを挟み込みつつ地道に作っていこうかと思います。今月完成させるつもりでやっていましたが、落ち着いて確実に完成させようと思います。

他のキットの製作の合間に年内完成くらいのイメージで腰を据えてやっていこうかと思います。


造形が思いの外複雑だったのでそれを強調出来るような配色にするのもありかも知れません。


あと手首や膝関節などはキツキツなのでそのまま組むと破損リスクが結構高いと思います。私は仮組みして一旦バラすという工程を踏むので敢えてユルめに調整しています。それでもまだキツいなと感じるくらい関節テンションが強めのキットですので注意が必要です。


1/20 なのでウェーブが展開している S.A.F.S. などの Ma.K. キットと一緒に並べるのも楽しいです。という事で今回は以上です。

本キットに関してはあまり完成を急がず、ひとつひとつの作業を確実にこなしてしっかりとした仕上がりを目指したいと思います。

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