タミヤ ウォーバードコレクション No.91
1/72 ロッキード マーチン
F-35B ライトニングII をつくる。


震電と並行してタミレリ F-35B も作っていきます。


胴体のパーツは上下合わせ。
非常に精悍な造形ですが機体デザインの都合上、接着面にアンダーゲートが複数ありますのでその処理は正確に行いたいところです。

幸にして本キットに使われている樹脂の感触は適度な硬さがあり処理し易かったです。


胴体上下合わせの分割線がまさに F-35 の特徴的なラインとなりますのでここは接着剤がはみ出たりヤスリがけでエッジが丸くなったり歪んだりするなどあってはならない箇所です。

それを見越してか、本キットは取り付けピンが要所に打ち込まれガンプラほどバッキバキにパーツを接続するようなこともなく程良いテンションで上下合わせパーツの位置決めを補助しつつカッチリパーツを接続させる事が出来ます。

これによって流し込み接着剤を裏側から浸透させて接着させる事が出来るのでエッジを乱す事なく製作出来ます。タミヤがわざわざ新規金型を起こさずイタレリのキットをそのまま活用したのも頷けるパーツ精度です。


接着剤なしでパチピタで胴体の上下モナカパーツが組めます。


フォルムもかなり美しいと思います。
RAMも立体的に造形されていますので塗り分けるにしろ付属の水転写デカールを貼るにしろモデラーに優しい仕様となっています。

どちらの手法を選ぶにせよ、手数がかかる事に変わりない事なので模型本体の造りがしっかりしていると余計な下準備に時間を奪われず手のかかる作業に集中出来ます。


エアインテークは押し出しピン跡がかなり目立ちますので処理する必要があります。


結構押し出しピン跡が深く完成後もチラリと見えて気になりそうのでラッカーパテで埋めました。


B型の象徴的パーツであるエンジン類も適度な細かさで分割されております。

ここは F-35B 最大の見せ場なのでカッコ良く仕上げたいものです。


今回は誕生日プレゼントにいただいたモデルアート社「飛行機模型スペシャルNo.33」に掲載されている製作記事を読みながら作業しています。

私にとって製作記事を見ながら同じキットを製作するという行為は中学生の頃以来ですので実に新鮮で自分がミスしがちな箇所等もあらかじめ予習出来たりするのでやはり良いものです。

特にモデルアートは新製品の宣伝記事というよりも工作や塗装、改修や見せ方等の技術的ノウハウを中心に誌面展開していく傾向があり、「自分が手に入れたプラモを完成させる」ことにフォーカスしていて私は最も信頼しています。

スケールモデル専門誌と言っても過言ではないですが毎月何らかの技術的テーマを掲げているのでガンプラやその他キャラ物に応用出来る実践的な記事が多いと思います。


後輪はモナカ合わせなので片側だけランナーに残して接着すれば綺麗に組めます。


ピンボケしてしまいましたが、タイヤは自重変形した状態で整形されておりオプションパーツ要らずで誠に有難いです。

STOVLな機体である F-35B のプラモ、まずは飛んでいるよりも降着状態で飾りたいですからね。


並行して作っている震電と並べてみました。

同じ 1/72 ですが陣営も時代も違いますのでパーツを付け間違えるような事もないので同時に作っていくという意味では非常に良い組み合わせだと思います。

それぞれこの状態でも見惚れてしまうほど美しい造形ですしプラモとしての完成度も極めて高い良いキットなのでとても気に入っています。来週中に完成させたいと思います。という事で今回は以上です。

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