昨年の盆明けだったか初秋くらいだったか、兎に角随分前に製作開始したハセガワ 1/72 F-35Aですが懸案のRAM塗装に向けてマスキングに挑んでおります。
組み立て時に既存モールドをBMCタガネであらかじめ彫り直しておく事で(比較的)マスクし易い状況を作っておいたのですが余りに細かいピッチのモールドや抜きの関係で既存モールド自体あやふやな箇所はキット付属の水転写デカールを利用します。
と言ってもRAM部分のデカールを貼るのではなくマスキングのテンプレートにしようという算段です。
色々やり方があるのかも知れませんが私はムスキングテープの上に切り出したデカールを置きそれをセロテープで固定しパターンに沿ってデザインナイフでカットするようにしました。
よく切れる新品の刃に替えてから作業すると綺麗に切り出せます。
そして本体に貼り付け。非常に細かい部分なので後ほど微妙な位置合わせをピンセットで行います。
もともと彫りの浅かった側面のモールドは合わせ目消しの最中に殆ど見えなくなるほど消えてしまった箇所があったのでこちらもキット付属の水転写デカールを切り出してマスキングテンプレートとして使用します。
こんな感じでカット。
それ以外は全部人力でマスキングテープをカットして作業しました。ええ地獄でしたよ(笑)
裏面は更に過酷だったのですが、途中からこの作業が快感になってきて終わりに近づくと寂しくなってきました。まあ確かにマゾじゃないとプラモなんてやりませんよね(笑)
大抵の場合、プラモづくりの達成感のピークは完成時に来ると思うんですがこのキットは私の場合マスキング完了時が最高のエクスタシーのようです。ここから完成に向けて第二次塗装や足回りのディテールアップや撮影を行うわけですがそれらは全て「確実に下山」するためのフローでしかありませんwwwあくまでもここがピークです。私的にはここで完成にしても良いくらいです。
ここからいよいよ第二次塗装で濃いグレーを吹くわけですが指定よりも濃いめのグレーにしたいと思います。報道写真でも天候や時刻、光の当たり方でかなり濃いグレーに写っている時がありそれがまたカッコ良いんですよね。マスキング箇所が多いのでテープが浮いてないか、ズレていないか都度都度チェックしながら前進していきます。
話は変わりますが一昨年からゆっくり作っていっていたタミヤ 1/48 ヘッツァーもOVMを取り付けたりしていよいよ完成が近づいてきました。
後はデカール貼ってトップコートを吹いて再度汚して本体は完成としようと思います。
如何せん一昨年の技術レベルで製作しているので今見ると納得いかない部分もあったりするのですが、成長の痕跡を記録するという意味も含めてこのまま完成に向けて作業します。完成までの期間が長いとそういう不満が出つつも愛着も湧くので不思議です。
ただこのキットはビネットと絡めて製作していく予定でしたので情景まで完成させてから正式な完成報告としたいと思います。ですので早くて今年の上半期、もしかしたら年内に間に合うか合わないかといった時間軸で作業していく事になるかと思われます。
という事で今回はこんな感じです。
他にも色々手を出して製作中のキットが山積みなので次何が完成するのか私にも分かりませんがご笑覧の程何卒よろしくお願い申し上げます。