ホビー・ハイザック (A.O.Z RE-BOOT版)をつくる。


我慢できずに組んでみました。
ある日突然発表され電撃的に発売されたキットですが完全新規のスーパーキットという印象を抱きましたね私は。

塗装や加工を行う都合上、私は勘合調整しながら仮組みしていくのですが、面白い造りになっていてかったるくなるようなこともなく楽しみながらあっという間に形になりました。


現時点ではららぽーと福岡GUNDAM SIDE-Fでしか販売されていないキットだそうなので折角ですからランナー紹介でもやってみましょうかね。当ブログでは珍しいことです。

まず白ランナーなんですがとても白いです。イメージとしてはアレックスの白さですかね。ひんやりとした白さが特徴的です。

このランナーに限らず本キットはあちこちにスイッチが仕込まれておりまして今後のバリエーション展開を夢想せずにはいられません。A.O.Z RE-BOOT版ハイザックはこのキットから始まるんだな!


ガンプラをはじめとしたBANDAI SPIRITSお馴染みの多色成型Aランナー。


もう一種類別にAランナー。
色使いほんとアレックスですね。どちらも大元は出渕裕先生がデザインされたわけですしデザインされた時期もほぼ同時期ですからね。八十年代末期と、九十年代の幕開けを感じさせる色使いなんですよね。あのころ日本はまだまだ明るかった…子供心に当時の私はそういう空気を感じましたね…


カラフルなランナーが続きます。
右側にある橙黄色のランナーは可動が絡む箇所もあるため軟質系。
一応PSですので接着も塗装も可能な筈ですがパーティングライン処理は少し苦労すると思います。まザク系キットではお馴染みのことですが。


肩に取り付ける装甲は左右どちらも一発抜きで渾身の造形となっております。


こちらはもうすっかりお馴染みとなった KPS ランナー。


しかしながら今回ポリキャップが久しぶりに登場します。
HGUC 野郎ならお馴染みの「PC−001」です。
組み立てながら唸る場面が何度かあったんです。 KPS 全フリにせず巧みにマテリアルを使い分ける構造となっていて非常にこなれた印象を抱きました。


あとホイルシールが付属します。
今回博多在住でもない限りおいそれと入手出来るガンプラではないため、今回のぱち組み報告ではこのシール一切使わずに組みます。

成型色レベルでどこまで色分けされているのか、私もそうでしたが気になっている方多いと思うんですよね。


組立説明書。
モノクロ一色刷り。とてもわかりやすい図面となっておりましたよ。


色々勘合調整したりしながら組みましたが一時間ちょっとで組み上がりました。キャプチャの通り22時5分に組み終えましたのでまさに組み立てホヤホヤです。

かなり独特な構造をしているキットで普段ガンプラを作りまくっているような方でも飽きることはないと思います。

本体に約一時間、バックパックの組み立てに約四分といったところです。


こちらが ホビー・ハイザック の勇姿となります。
逆シャアに出てきた出渕裕先生の ホビー・ハイザック ではなく藤岡建機先生によってリファインされた ホビー・ハイザック (A.O.Z RE-BOOT版)となります。

こんなザクが欲しかったんだよ俺は。
やっぱザクは吊り目じゃない方が良いね。

あと成型色レベルでの色分けが凄まじいです。
まさか爪先まで色分けされているとは思いもしませんでしたので感動しました。


肩アーマーにあるマルイチっぽい造形はしっかり別パーツ化されておりまして、現段階で組んでしまうとバラしにくいとおもいましたので敢えて付けておりません。


可愛らしいスポーティな配色についつい目が奪われてしまいますが、その造形自体は大変マッシブで漢らしいものとなっております。


何度も当ブログで書いてきましたが、顔が横に潰れたザクが私にとってのイケメンザクなんでこのキットは本当に大好物と言わざるを得ません。


先ほど申し上げました通り、シール一枚も貼ってない状態でこれだけの色分けが達成されております。


ご覧の通り密度感が非常に高く立体物として迫力があります。


あの HGUC ザクF2が面長に見えてしまうほど横に潰れた顔がキュートです。
プロポーションも申し分ない。

足の生えてくる角度が素晴らしい。
このガニ股感。
ガンプラではこの表現が手ヌルく足の生え際が左右近すぎることが多いですが、カトキメカと建機メカは足の生える位置が重要ですからね。でっかい股間ブロックからガニ股気味に生える力強い脚がとても大事です。

本キットではその点をしっかり抑えており見事なまでのガニ股体型です。これが欲しかったんだよ俺は!


モノアイ可動はヘルメットを外して行います。
モノアイ自体の造形も立体的に表現。直径も小さめで美しいです。


ただ、モノアイレール半月状なんですよね。
ザクF2よりもオリジンザクのモノアイ構造に近い。

あと頭部と胴体をつなぐのはお馴染みのダブルBJ型のPCなんですが、その使い方がかなり面白いのです。こればかりはキット組んでのお楽しみとしか言いようがありませんが個人的には画期的な使い方するな、と唸りました。


全然動かなさそうな見た目なのによく動きます。

肘関節はなんとガワラ曲げにも対応しています。

頭部に限らず前腕部や足首や膝、太腿の関節パーツの構造もかなり面白く、組んでいて飽きる事がありませんでした。この辺も実物を入手されて組み立てる時のお楽しみといったところです。

あと合わせ目消しは不要と断じても差し障りないと思います。
厳密には後頭部のパイプ基部に合わせ目が出ますが角度的に完成後見え難い箇所にくるため未処理でも全く気にならないです。私はそのまま製作するつもりです。


このアレックスみたいな配色、アイスホッケーのユニフォームみたいな雰囲気がありますね。詳しくないですけどこういう配色のチームありそう。


なんと立膝も可能です。
股間軸はスイング機能あり。


今回キットそのものの構造をまずはお伝えしたいと思いましたのでそのままにしておりますが、フロントアーマーは中心部をカットすれば勿論独立可動します。


ザクF2のマシンガンがやっぱり似合います。


グリップの突起をカットすれば ホビー・ハイザック 側は無改造で左右どちらの手首でも持てます。


本キット唯一の弱点があるとすれば、手首なんですよね。

穴の空いていない握り拳や平手が左右分それぞれ欲しかった。

しかも手首側が KPS で受け側がPSなもんでMSハンド等に置換したら摩耗でスカスカになっちゃうんですよね。。。ここをどうするかが悩みどころ。

ビルドナックルズを使えば KPS なんで一発解決なんですがビルドナックルズは造形がユルいのと供給量がなぁ…このキットは私何体も作るつもりなので。

ですからMSハンドをなんとか騙し騙し使っていくことになりそうです。

一番良いのはBANDAI SPIRITSが KPS製の宇宙世紀手首を新商品としてリリースし定番商品として安定供給することです。出せませんかね???何卒宜しくお願い申し上げます。

ぱち組み派の方のことを考慮すると成型色が〜ってなるのでしょうが、ガンプラの関節カラーを統一すれば良いんですよ。

・ダークグレー
・中くらいのグレー
・ライトグレー

三種類のグレーで成型色を共通化するんです。そうすればオプション手首も成型色三種展開で済みます。ぱち組みモデラーの方も買ってきてすぐそのまま使えるというわけです。


今回私はホビーじゃないハイザックを作ろうと思っておりますので肩アーマーにはMSスパイクを取り付ける予定です。エモーションマニピュレーター買いまくったんで無限にあるんですよね笑


肩アーマーは気合の一発抜き。
赤い箇所は全て別パーツ。凄いです。


それ故に可動範囲が少し狭くなりがちな印象を持っていたのですがREVIVEザクのような異常な可動範囲の制限という事故的な現象は回避されております。

これは肩アーマーに隠れている肩関節部分の設計が優れていることに由来しており、秀逸な可動機構が内蔵されているためです。この辺りは制作記事を投稿する時に今後ご紹介していこうと思います。確実にREVIVEザクでの失敗からしっかりフィードバックされているんだなと唸りましたね。私この件で何度も当ブログの記事で書き続けてきましたから今回の進化は本当に嬉しいです。


今回の駆け足記事では書ききれないほど素晴らしいガンプラです。
まさか令和のこの時代にこんな気合の入った ホビー・ハイザック のガンプラが出ようとは夢にも思いませんでしたね私は。

内容的にもようやく HGUC ザクF2の後継と呼べるザクのプラモが出たなと私はおもいました。F2同様このキットとは長い付き合いになるだろうなと私は思いました。たくさんいろんな自己流バリエーションを作って楽しんでいきたいと思います。

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