HGUC ゾゴック、合わせ目、いわゆるプラモ的な意味での合わせ目が発生するパーツを並べてみました。RG やMG 的な世界観で見ると結構多めですが殆どが素直な合わせ目で処理に困るようなことはありません。
シュツルムファウストの弾頭部分、延長腕部、太腿、太腿ロールに絡む球体状のパーツ。これらは全てシンプルなモナカ割りですので特に苦労はありません。セメント溶着時にしっかりむにゅりとやって完全乾燥後しっかりやすりがけすれば確実に処理出来ます。
ただ、一部処理に迷う箇所があります。
そのひとつが股間のフンドシ部分です。
シンプルな前後モナカですが、
このように股関節フレームを挟み込む構造になりますのでセメント溶着すると塗装時にその弊害が出てしまいます。
ですので赤線で示した分割線の前後に並行する形でぱなるラインを追加してモナカラインをディテールに同化させてしまおうと思います。確か九年前三体同時製作した時もそんな感じで処理した記憶があります。
そして胴体と頭部が一体化したパーツ。
上部の合わせ目はかなり配慮された位置に来ています。もちろんそのままでも良いと思いますが、
私は赤線の位置にパネルラインを追加したりして更にディテールと同化出来るようにしたいと思います。
これも九年前の製作時にやった手法です。
当時の写真を見るとこんな感じですね。
今回もほぼ同様のやり方で処理したいと思います。
ただ、脇や横っ腹の合わせ目は私の力量ではどうしようもないですね。ここはそのままでいきます。
フレーム部分をマスクして塗り分けるなら接着して合わせ目消しするという手も勿論あるのですが、
こんな感じで目立たないんですよね。
だから必要以上に手数を増やすつもりはありません。
九年前作った時のサフ吹き画像があったので引っ張り出してきました。
やっぱり当時も横腹の合わせ目はそのままになっているのですが相当画像を拡大しないと見えませんし。パネルラインとして処理して問題ないものです。
それにしても背中のパイプ何か生えていますね?
可動を殺さずに長くて柔らかいマテリアルを使っているのかも知れません。デザインを変更せずに腰の可動を活かせるのであれば今回もそれを踏襲したいと思います。
前腕もモナカ合わせなのですが、
段落ちモールド化されていますのでそのままで大丈夫でした。
唐突で無理のある感じの場合は埋めるのですが今回はとても自然です。
その量に圧倒されて未だ手付かずなのですがブーメランカッターは是非ともシャープ化したいものです。
当時三体同時にこれをやった時のトラウマががあり、どうにも気が重いのです。
「十回やすりかけするくらいグダグダ言ってねえですぐやれや」と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、実際はブーメランカッターひとつだけでも刃の面は四ヶ所ありますし、段差がついた箇所もやるとなれば最低でも八ヶ所です。
それを十本分ですから最低でも八十カ所シャープ化せねばなりませんのでやっぱ気が重い。
あとブーメランカッターには3ミリ穴に近い口径の丸穴がディテールとして開口されております。
これを使って3ミリ接続の市販汎用スタンド各種と接続させることが出来るのですが、実は微妙に径が小さく3ミリというより2.9ミリ径といった感じで少し小さいのです。
ということで塗装ハゲや破損リスクが懸念されますので先手を打って3ミリ径のドリルで穴を広げておきました。という事で今回は以上です。