HGUC No.180 1/144 ズサをつくる。


懸案の足裏をやっていきます。
HGUC ズサといえば足裏の肉抜き穴群をどうするのか?という問題に向き合う必要が出てきます。

「黙殺する」という手段もあるのかも知れませんが私としては無視出来ないレベルのヤバさだと思っています。

本キット今回で三度目の製作となりますので今までの経験を踏まえつつ決定打となるような手法でこの肉抜き穴をやっつけたいと思います。


冒頭でお話しした通り、今回で三度目の製作となる本キットですが何回見てもこの足裏には絶句してしまいます。

「出るだけ有難いんじゃグダグダぬかすな!天下のバンダイ様にひれ伏せや!!」的な声もあるのかも知れませんが「ハイグレード」と冠する以上、これはあってはならないと私は思いますね。非常に優れたキットなのに足裏だけはまさに目を覆いたくなる惨状が広がっています。


過去2回の政策で私はポリパテで埋めたりしたんですが気泡消しに時間はかかりましたしそもそもきっちりとした形を私の技量では整形出来ませんでした。そして重量ですね、ポリパテのムク材は非常に重くなるため浮かせて飾った時脚部の関節が自重を支えきれなくなるリスクが浮上しがちです。


ということで今回はプラ板で塞ごうと思い至ったわけです。


セリアで数年前購入した目盛り付きシールを貼ってみました。半透明なので貼った先が見えるのです。しかも目盛付き。画期的なアイデア商品だと思います。

私が思うにこの商品企画したセリアの人絶対モデラーだと思うですよね(笑)


境界線をペンでなぞってみました。


で、目盛付きシールを一旦足裏パーツから剥がして今度は1ミリプラ板に貼り付け。


切り出したプラ板を嵌めてみました。


かなり良い感じです。
やればできるじゃないか。


ただ、これを左右分作るのめんどくせえな、なんて思うわけです…

しかもまだ切り出しただけでディテールなんて詰めてませんからまだまだ先は長いのかと思うと項垂れてしまいそうになります。こんな文章書いてたら我ながら「おまえ本当にプラモ好きなんか???」って言いたくなりますが(苦笑)


と言いいつつも他に代案が思いつくわけでもなかったので手を動かしてみました。お次は側面に飛び出している爪先の肉抜き穴をトレース。


先ほどと同じような要領でプラ板を切り出しにかかります。


ここまでくるだけでも結構しんどかったです。

写真をご覧になられたらお分かりいただけるかと思いますが、左右に飛び出した爪先用に切り出したプラ板はこの時点でもう左右対象じゃないです。私の技量不足ですが完全に。


で、先ほど思いついたのがこれです。
シリコンバリアー。

こいつをエアブラシで足裏の肉抜き穴にブシューっと吹き付けてやりました。


そこにエポパテを充填。
乾燥後はシリコンバリアーのおかげですぽっと肉抜き穴の形状に型取られたエポパテのブロックが取り出せる筈です。

それらを削り込んで一段下げたところにディテールを加えていこうという算段です。

それなら従来のポリパテ戦法と殆ど変わりないじゃないか、完成後自重に負けて足がプラプラするんじゃないか、と思われるかも知れませんが今回はそこで終わらせるつもりはなくてこのエポパテブロックが乾燥したあとディテールアップするのですが、それをそのまま使うのではなくてレジンで複製してしまおうと思います。

そうすることで左右分の肉抜き穴埋めパーツを精度高く用意出来ますし、なんなら多めに抜いておけば今後 HGUC ズサを作るたびに今回作った穴埋めパーツで速やかに塞ぐ事が出来るようになります。

そして現在使っているウェーブのレジンはパテブロックと比べて圧倒的に軽いですからね。重量問題も解決出来るというわけです。

これで今まで苦行でしかなかった作業が刺激的で面白い作業に変わりました。パテが乾燥し次第足裏の作り込みに専念したいと思います。という事で今回は以上です。

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